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意味の無い駆け引き ▹▸ usky
※キスのみ
※1000文字程度
遅刻のキスの日
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「う、うっしー…」
どこか落ち着かず、そわそわと視線を泳がせながらうっしーを見る。
「んー?」
ソファに寝転がったまま気の抜けた返事を返され、俺は決意したように小さく息を吸った。
「きょ、今日は何の日でしょうか!」
「お前の友達の誕生日」
即答。その言葉を聞いて期待していた反応ではなく、思わず表情が止まる。
「…あ、いや……うん、まぁ合ってるけど」
「なに、違った?」
少し首を傾げながら問い返され、俺は露骨に気まずそうな顔をしてしまった。
「正解ではあるけど…俺の問題のとは違っただけ」
「じゃあその問題の答え教えてよ」
「……はっ?」
あまりにも自然に返され、俺の肩がぴくりと跳ねる。
絶対分かってて返してるだろ…
それがわかっていながらも、素直にうっしーの手のひらで転がされる俺はどれだけうっしーに甘いのだと呆れてしまいそうだ。
「なに、言えないの?」
少しだけ口角を上げて揶揄うように言われ、俺は目を逸らしながらも小さく口を開いた。
「い、や…言えるけど…」
「じゃあ教えて」
促され、しばらくもごもごと唇を動かしていたが、やがて観念したように声を絞り出す。
「…き、す」
「ん?なんの日?」
ちゃんと聞こえるくらいの声で言ったはずなのにうっしーは聞こえなかったと嘘っぽく言い、顔が一気に赤くなる。
「キ、キスだっての!キスの日!」
言い終えた瞬間。
「んむっ」
言葉を遮るように、軽く唇を重ねられた。驚いたように目を見開く俺を見て、思わず笑いが零れたようだった。
「はい、こうして欲しかったんだろ」
「〜〜〜っ!!!分かってんなら最初から言えよ!!!」
「キヨの反応が面白くてね〜」
うっしーは面白いと言うようにまた笑い、俺は悔しくて睨み続ける。
「俺トイレ行ってくるわ」
そう言って立ち上がり、俺の横をなんの恥じらいもない顔で通る。それを見て思わず声が漏れる。
「くそ…」
また、弄ばれた…
us side
「…いつになったら気づいてくれんだか」
ぽつりと漏れた独り言は、誰に届くわけでもなく部屋に消えた。ここまで進んでいるというのに、俺はキヨが好きじゃないとでも思われているような反応をされる。
流石の俺でも、少し焦る。
キスもした。隣にいるのも当たり前になった。甘えてくるし、距離だって近い。なのに、どこか自信なさげな反応をされる度に思う。
――まだ伝わってないのか?
「……まぁ、可愛いけど」
さっきまで真っ赤だった顔を思い出し、自然と笑みが漏れる。日付が変わったわけでもない。まだキスの日。ああいう理由でも、素直に求めてくるなら悪くない。
むしろ_
「もっと言えばいいのに」
なんて。
彼には伝えれない言葉を零してしまうのだ。
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すっっごい久しぶりの🐮🐱…🐱🐮に書き慣れちゃったから凄い違和感があるかもしれない🤔
とりあえずご注文の甘々です☺️(?)
黃瀬 恋阿@シクファミ
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