テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
こんばんは「クリオネ?」です
なんか何日も延期にしてしまってすみません
やっと書き終わりましたので投稿します
今日初めてめめの晴れ風のCM見たんですけどやっぱり最高!ですね〜まためめだて供給してくれることを祈ります(笑)
あと、改めてフォロワー様100人超えありがとうございます!
そしてこれからもお願いします
それではどうぞ!
第3話:歪む境界と侵されゆく心
夜の刑務所は、静寂という名の重圧に包まれていた。
巡回中の宮舘涼太(33)は、足音を消しながら廊下を歩いていた。
手帳にペンを走らせ、異常がないかを記録する。
いつも通りの、無感情で完璧な職務遂行。
だが、その胸の奥には、前夜に目黒蓮(29)が見せた哀切な表情が、刺さった棘のように残っていた。
(……私は、ただの刑務官だ。被収容者に個人的な感情を抱くなど、あり得ない)
自分に言い聞かせるように靴底の音を響かせ、目黒の独房の前で足を止める。
鉄格子の向こうで、目黒は床に座り込み、天井を仰いでいた。
月光が差し込み、その整った顔立ちを蒼白に照らし出している。
「247番。就寝時間だ。横になれ」
宮舘の冷徹な声に、目黒はゆっくりと視線を落とした。
その瞳には、昼間の横暴な態度とは異なる、深くて昏い熱が宿っていた。
目黒は無言のまま立ち上がり、鉄格子越しに宮舘へと近づく。
二人の距離は、格子一枚を隔ててわずか数十センチ。
185センチを超える目黒の影が、宮舘を覆い隠すように落ちた。
「……宮舘さん」
低い、掠れた声。
目黒は鉄格子からすっと手を伸ばし、宮舘の制服の襟元に指をかけた。
普通であれば、即座に腕を払い除け、警告を発するべき場面だった。
しかし、宮舘の身体は硬直し、動くことができなかった。
目黒の指先から伝わる体温と、その瞳に渦巻く圧倒的な孤独感に、心拍が跳ね上がる。
「あんたさ……俺のこと、ただの犯人だと思って見てるわけじゃないだろ」
「……離れろ。警報を鳴らす」
「鳴らせよ。でも、あんたのその目……俺をただの囚人として見てない。あんたのその完璧な仮面の下にあるものを、俺に見せてくれよ」
目黒の強引で甘い言葉が、宮舘の耳元を揺らす。
私生活でも一度も恋愛をしたことがなく、他人との深い関わりを避けて生きてきた宮舘にとって、目黒の存在はあまりに過激で、あまりに暴力的だった。
無条件の拒絶をするべきなのに、目黒が抱える深い傷と途方もない孤独を知ってしまった心が、彼の動作を鈍らせる。
目黒はさらに指に力を込め、宮舘を引き寄せるようにして呟いた。
「俺にはもう何も残ってない。……でも、あんたのその無表情を崩せるなら、なんだってする」
「……っ」
宮舘の吐息が乱れる。
拒絶の言葉を口にしようとした瞬間、目黒の瞳に宿る純粋な渇望と、どこか縋るような脆弱さが宮舘の胸を強く締め付けた。
感情を持たないはずだった鉄の仮面が、音を立てて脆く崩れ始めていた。
一方、檻の外では動きが加速していた。
目黒の無実を信じるサッカー部の生徒たちは、事件当夜の目黒の足取りを再確認するため、部活動の練習終了時刻から実家までの移動時間を分単位で検証していた。
「目黒先生が部活を終えてから帰宅するまでの時間じゃ、あんな事件を起こして証拠を隠滅するなんて絶対に不可能です!」
生徒たちの必死な検証結果と集められた署名は、一部のメディアや弁護士の目にも留まり始め、警察の強引な捜査に対する疑問の声がじわじわと広がりを見せていた。
しかし、その裏では、目黒を事件の犯人に仕立て上げた「真犯人」の影が、不穏な動きを見せ始めており——。
コメント
2件

読ませていただきました。第3話、とても引き込まれました。宮舘さんが目黒さんの孤独に触れて、鉄の仮面が崩れていく心理描写が繊細で……「刺さった棘のように残っていた」という一文、すごく好きです。立場を超えて迫る目黒さんの強引さと脆さのバランスにドキドキしました。生徒たちの無実を信じる動きと真犯人の影も気になります! 延期してでも書き上げてくださってありがとうございます、次話も楽しみにしています🌷
コアラと木の実
3,016
NIKITA
591
junp_
14,547
#Snow Man
さくらさく🌸
11,627