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いきなり始まります
どうぞ
森「えっと誤用は…」
福沢「…その子供はなんだ」
その問いに森は焦りを見せ始めた
森「それより…」
福沢「その子供はなんだ!」
森は分かっているのだ
福沢は誰よりも正義感がある
だからこそ自分に聞いているのだと
でも答えられないものは答えられない
この世の“神様“なんて
森「えっと…この子は…」
太宰「引き取ってもらったの僕」
ここまで黙っていた太宰が喋り出した
太宰「僕こんなだから」
福沢は太宰を見て顔を歪めた
太宰は人間とは思えない姿をしていたからだ
福沢「そうか…森殿すまない」
福沢は内心怒っていた
こんな小さな少年が愛されず
こんな小さな少年が死んでいくのかと
福沢「すまない…用事はまた今度だ」
森「…はい」
ガチャッ
福沢は振り返る事なく診療場を出る
そして福沢は思う
あれがこの世の神様なのかと
福沢が出た後森は太宰に聞く
森「どうして言ったんだい?」
太宰「…言うつもりは無かったの」
森「つもりは?」
その言葉には重い圧があった
太宰「ごめんなさい…もうしません…」
森「ごめんね太宰君…それにしても」
森「本当に未来が見えるとは」
森「すごいね本当に」
森は頭の中で言葉を当てはめる
でも全て太宰には嘘にしか聞こえない
すごいねなんて言葉も全部…
それでも生きようとしたのだから
たった一つの診療場に声が鳴る
「私はマフィアに誓います」
そう声を鳴らすのはある少年だった
右目には包帯
額にはツノ
背中には大きな羽
鬼とも言える赤い瞳
名は太宰と言った
どうですか?
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第三話
「私の誓い」
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