めめが翔太を気遣い、寄り添うのを見せられながら飲むお酒は味がしなかったけど、隣にラウールがいて、めめと翔太がイチャつくのに触発されて俺に腕を回している。
年下の勇気にちょっと甘えて身体を預けたらとても嬉しそうに、でも緊張したような表情を見せた。
翔太が酔ってめめにベタベタ甘え始め、めめもそんな翔太を愛おしく見て2人はキスをした。
『キスと挿入は本当に好きな人とだけ』
急にめめが俺に言っていた事を思い出して酔いも醒める思いだった。
めめと翔太は目の前で舌を舐め合うキスを繰り返し、そのうち服に手を入れて撫で回し始めた。
🤍「すごーい!大胆❤️」
なんて最初は酔ってはしゃいでいたラウールも2人の雰囲気にだんだん笑顔が消えてくる。
やがて腕の中の俺の顔をそっと自分に向けさせ
🤍「阿部ちゃん、俺も…したいな」
と蕩けた目でねだり、答えを聞かずに口づけてきた。
翔太からはもう甘い声が聞こえ始めて、早くもほとんど脱がされている。
めめが好きで、めめに愛されたかったのに。
今、そのめめが翔太を愛するのを見せられながら俺はラウールに愛され始めていた。
ラウールの俺への思いも興奮材料にされ、なんて屈辱だろうと思いながらもめめが時々こっちを見てあの満足げな笑顔を見せると勝手に身体が反応してしまう。
ラウールは酔いながらも精一杯俺を愛してくれ、欲を吐くと翔太と並んで寝てしまった。
残されたのは、めめと俺。
座り込んだ俺を後ろから抱きしめてきためめは
🖤「ラウールと俺、どっちが良かった?」
と耳元で囁いてきた。
首を振る俺に『もっといいことしようか?』と続けて囁く。
その日は声が出ないように口を塞がれ、寝ている翔太とラウールの真横でめめと俺のものを一緒に握って、繰り返し愛撫された。
翔太をベッドに運び、ラウールをソファで寝かせ『じゃ、おやすみ』とめめは寝室のドアを閉めた。
床に座って、ラウールの横に突っ伏す。
💚「ラウール、ごめんね」
めめに拘るのが最適解でない事なんてとっくにわかっている。
それでも、なぜかまだ期待してしまうから。
理論で動けない自分の心を呪いながら、若い恋心を踏み躙っている罪悪感に泣いた。
終
コメント
7件
あべちゃん😢😢😢
目の前で好きな人が他の人といちゃついている姿は辛いよね🚰·̫🚰 その後に弄ばれるのはもっと辛かったよね🚰·̫🚰
本当にごめんね、ミチルさん。 私足りないよね。ご奉仕がwww そして、ここまで読んで思ったけど、めめ、阿部ちゃんの方が好きなんじゃない?