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俺がまだ出雲高校に通っていた時代は所謂不良というつっぱった奴らが
まだまだたくさんいた時代だった。
島根の片田舎にすらそんな奴はたくさんいたし進学校に通う俺には
そんなバカな奴らなんて到底縁のない人種だったが
そいつらのそいつらなりの流儀の話を聞いて俺は積極的に関わるようになった。
タイマンという言葉を聞いたことがあるだろう、一対一で殴り合う儀式めいた喧嘩
(決闘罪に関する件として法では禁止されている)のことだ。
俺はとある筋から勝った方が負けた方との序列を明確にするために
ケツを掘ると言う話を聞いたのだ。
同年代の同じ嗜好を持つ人間なんてこんな片田舎では見つからない。
他の同級生は女を作り次々に童貞を卒業していきそれを俺に自慢してくる。
自慰ばかりにもあきたので俺はこれを利用して童貞を卒業することにした
その日から俺は地元の格闘技を教えているジムを梯子し強くなることに努めた。
必死の努力の甲斐あって俺はメキメキと腕を上げていき
喧嘩自慢程度では勝てないほどの腕を獲るに至った。男狩りが始まった。
俺は駅やゲーセンでたむろしてるやつを手当たり次第襲撃し無抵抗になるまでぶちのめした
その後負けたんだからケツを出させと序列をつけてやった。
徒党を組んで殴りかかってきた奴らもいたが返り討ちにし
全員四つ這いにさせた、ケツをこっち向けさせて順番に掘った時は言葉では言い表せない
最高のカタルシスを得ることができた。
高校3年まで受験そっちのけでこれをやっていたのだが
地元では不良の間で噂が広まってしまった。
やたら喧嘩が強いガチホモがタイマン張ってきて負けたら犯される
複数で殴りかかっても強すぎて逆にみんな仲良く竿兄弟にされると。
俺の顔もいつの間にか割れてしまったらしく、どんな不良でも俺を見た途端
蜘蛛の子を散らすように逃げるようになってしまった。
そればかりかあまつさえ、同級生にバレた。
俺はこれに熱中していた為、勉学をおろそかにしたので
逃げるように大阪の予備校で臥薪嘗胆し、東京の大学へ進学した。
そしてそのまま東京で働いている。これが俺が地元に戻らない理由だ。