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『あ゛ぁー……くっそだりィ……』





次の日の朝。





私は最近連続で個性を使っていたせいか、体が超だるくて入学早々休もうかと思った。





が、そっちの方が後でめんどくさそうだから重い足を引きずりながら学校に向かった。







私ほんと偉い。







んで、午前は英語とかの授業。まぁ当然聞いてない。さぼらないだけマシだろ。






昼はなんかほとんどのヤツが食堂ってのに行って、飯を食うらしい。私はめんどくせェから屋上とか人居ねぇ場所でだらだらする。








そして全員がソワソワしだす午後の授業、ヒーロー基礎学。






「わーたーしーがー!!」






ドタドタとうるさい足音と共に聞こえるデカい声。








「普通にドアから来た!!!」






バンッと扉を開けて笑いながら現れたソイツは、コイツらがソワソワしてた原因。






プロヒーロー、オールマイト。






「オールマイトだ…!!すげえや、本当に先生やってるんだな…!!!」





『……うるせェ』







目の前に憧れのヒーローが居るという事実にクラスがざわざわしだす。






けどそんな周りとは逆に私は冷めた目をそのオールマイトに送っていた。






だってうるせェし。






コイツらもうるせェけど、オールマイトの声も顔もうるせェ。騒ぐヤツらもわかんねェ。






ただヒーローが喋ってるだけだろうが。アホか





「……早速だが今日はコレ!!戦闘訓練!!!」





「……戦闘……訓練……!」






「!……来た来たっ、俺がずっと待ってたヤツ!!」






私がオールマイトをバカにし続け、周りのすべての声を聞かないようにしていると、私がずっと待っていた言葉が聞こえた。








その瞬間、私はバッと反応しオールマイトの方を見る。






(戦闘!!やっぱこれがなきゃ始まんねェよなァッ!あー、なんか興奮してきた。何人か殺しちまうかも。……ま、いいか)







さっきまでの体のだるさと、テンションの低さを無かったことにして、私はべろ、と舌なめずりをした。

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