テラーノベル
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『 バレる寸前。 』
。
―――
喧嘩も終わって、元通り…のはずなのに。
距離が、前よりちょっとだけ近い。
それが逆に、危ない。
―――
昼休み。
教室はいつも通り騒がしい。
wkiは中心で笑ってるけど、
視線は何回もmtkの方にいく。
mtkはというと、机に突っ伏してるふりしながら、
(…見てる)
ちゃんと気づいてる。
目が合いそうになって、慌てて逸らす。
(なにあれ…)
顔がじわっと赤くなる。
―――
「mtk〜」
友達が横から覗き込む。
「最近さ、wkiとなんかあった?」
「…は?」
心臓が一瞬止まる。
「いや、なんか前より距離近くない?」
「気のせいでしょ」
即答。でも声ちょっと上ずる。
「えー?だってさっきもめっちゃ見てたよ」
「見てないし」
「見てたって〜w」
「うるさい」
顔、真っ赤。
それを少し離れたところから見てるwki。
(…かわい)
口元ゆるむ。
―――
そのあと。
廊下で偶然すれ違う二人。
誰もいないと思ってた。
「…mtk」
小さく呼ばれて、止まる。
「なに」
「今日さ、一緒に帰れる?」
「……うん」
短い返事。
でも、少しだけ近づく距離。
その瞬間。
「え、wki?」
後ろから声。
二人同時にビクッとする。
振り向くと、クラスのやつ。
「何してんの?」
「いや、別に」
wkiはいつもの笑顔に戻る。
mtkは一歩下がる。
(やば…)
心臓バクバク。
―――
「てかさ〜最近さ」
そのまま雑談になる流れ。
「お前ら仲良くね?」
その一言。
空気が一瞬止まる。
「普通じゃね?」
wkiは軽く返す。
「えー?なんか前より距離近いっていうか」
じわじわ詰められる。
mtkは目逸らしたまま、
「…気のせい」
小さい声。
でもその時。
wkiが、無意識にmtkの袖をちょっと引く。
ほんの一瞬。
でも、見えた。
「え、今」
友達の目が細くなる。
「…何?」
wkiは笑うけど、内心ヒヤッとしてる。
「いや、今触ったよね?」
「は?触ってないって」
「いや絶対触ってたって!」
空気、やばい。
―――
「てかさ」
友達がにやっとする。
「もしかしてさ、付き合ってたりする?」
その一言で。
mtkの顔、一気に真っ赤。
「は!?なに言ってんの」
思わず強めに否定。
「違うし!」
声、でかい。
wkiも一瞬驚く。
「いやいや図星じゃんそれw」
「違うって言ってるだろ!」
ちょっと焦ってる。
ちょっと怒ってる。
完全に怪しい。
―――
そのあとなんとか誤魔化して解散。
廊下に二人だけ残る。
「…バレるかと思った」
mtkが小さく呟く。
「俺もちょっと焦った」
「お前のせいだし…」
「え、なんで」
「さっき触ったじゃん!」
「え、あれ無意識」
「は?」
さらに顔赤くなる。
―――
少し沈黙。
それから。
「…あんま、バレたくない」
ぽつっと。
「わかってる」
wkiはすぐ答える。
「でもさ」
ちょっとだけ近づいて、
「バレそうになるの、ちょっと楽しくない?」
「は?」
「ドキドキする」
にやっと笑う。
「しないし」
「してる顔してる」
「してない」
「今赤い」
「…うるさい」
でも、少しだけ笑ってる。
―――
そのとき。
遠くからさっきの友達の声。
「おーいwkiー!」
二人同時に距離とる。
一瞬で“普通の距離”。
「じゃ、またあとで」
wkiはいつもの顔で戻っていく。
mtkはその背中見ながら、
(…ほんとに、バレるかも)
って思うのに、
ちょっとだけ嫌じゃない自分がいる。
―――
えへへ。
下手で ごめんね。
R 18見たい人もいるかもだね。ごめんね
今んとこ考えてないです★
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