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【後日談】
・水桃
・紫赤
🦈「すっちーが好きな子連れてきたってほんと!?」
魔法で瞬間移動。
目の前の景色が、門の入口からすっちーの部屋に変わった。
🍵「ちょっと、!」
🍵「魔術の悪用は禁止でしょうが!」
部屋の中には、
魔法の本から顔を上げたすっちーと、
壁際に詰め寄っているなつくんといるまくんの姿、
そして、窓辺に腰掛けてその様子を見ているらんくん。
と、隅に追い詰められて、困っていそうに見える知らない顔。
📢「だれ、お前」
🌸「すごい単刀直入、笑」
🍍「人間らしいけど」
🦈「人間!?✨️」
本の中だけでしか見たことの無い
” 人間 “ の姿に、こさめは昔から興味があった。
急いで二人の間に割り込み、その子に話しかける。
🦈「人間って、あの人間?✨️」
🍍「逆にどの人間だよ」
👑「ぁ、…ぇ、、(困(焦」
若干震えているその手の中には、見たことの無い絵が描かれた絵本のようなものがあった。
🦈「それ、なんの本?」
👑「ぅえ…?」
大切そうに抱きしめられているその本に指差して聞けば、
” 見る? “
と言わんばかりにこちらに差し出してくれた。
ありがたくそれを手に取り、ページを開く。
でも、読めない字で書かれていて、よく分からなかった。
📢「…なんだこれ、」
🍍「記号…?」
🌸「なんかのパスワード?」
🦈「暗号ってこと?」
4人でブツブツと話していると、すっちーが間に入り込んだ。
🍵「はーい、」
🍵「俺のみことちゃん虐めないでよね?」
🌸「あのすっちゃんが公開告白してる…っ!」
🍵「もうお付き合いしてますよ、」
そう言って、目の前にいる ” みことちゃん “ と呼ばれた人間の頭を撫でた。
👑「ん、っ…⸝⸝⸝」
🍍「イチャイチャはあっちの部屋でお願いしますよー」
🌸「そーだそーだ」
🍵「ここ俺の部屋だよ、、笑」
📢「今日パーティ開くか」
📢「すち抜きで、」
🦈「いいねぇ!」
🍵「なんでよ!笑」
👑「…えへへ、⸝⸝」
こさめたちの様子が面白かったのか、小さく笑い出した。
🌸「笑った…!」
🍍「なんで?」
🦈「笑顔かわいい!」
🦈「声もかわいい!」
📢「すちに殺されるから、やめとけ」
🍵「…ここうるさいから、やっぱりあっちの部屋行こっか、」
👑「ぁ、…うん、!」
みことちゃんの手を引いて、部屋を出ていってしまった。
🌸「…なんか、ちょっとばかり大人になったよね」
🌸「あの子に出会ってからのすちって、」
ふたりが出ていって、少し時間が経った頃。
ふとらんくんが口を開いて、そう言った。
🍍「まあ…たしかに、?」
📢「魔法とか、今までなら覚えようとしなかったもんな、アイツ」
🦈「たしかに…!」
みことちゃんが貸してくれた絵本の解読をなつくんとしながら、こさめも頷いた。
🌸「…恋、したら、あんな一生懸命になれるんかな、、(ボソッ」
らんくんのその呟きを、こさめはしっかりと耳に拾った。
ゆっくりと立ち上がり、らんくんの元へ近付く。
🦈「…こさめに恋してみれば、?笑」
🌸「は、はぁ、っ!?⸝⸝⸝」
冗談半分で揶揄ってみたら、案の定、分かりやすく顔を赤く染める。
🦈「…、なーんてね、!」
🌸「…っ、⸝⸝⸝」
🌸「おまっ、まじで許さないからな…」
🦈「責任、取ってあげようか?」
🌸「いらんわ!⸝⸝⸝」
🍍「…何してんだか(呆」
📢「なつだって、」
🍍「んえ?」
📢「最初はあんな風に俺の事煽ってたくせに、」
📢「今じゃ逆転してんもんな、笑」
🍍「うるせえよ…⸝⸝⸝」
どんな所でも、恋の花はいつか必ず蕾を開く____。
こさめも、いつか、絶対……。
目の前の、想いを寄せる人に目を向けて、そう決意した。
🌸「…パーティ、やっぱり開こっか」
🌸「ちゃんと、” 6人で “ ね?笑」
📢「…だな、」
🦈「久々のご馳走ってこと!?」
🍍「よっしゃあ!」
🍍「すちの手料理が食える!」
🌸「だね、笑」
🦈「こさめ、らんくんの手料理も食べたいなあ…」
🌸「はいはい、あとでね、」
📢「そんでまた作らんやつだな」
🌸「バレた?」
冗談、なんて嘘。
本気にしてくれていいのに。
柄じゃないから、そんなこと言えないけどね、笑
🦈「…よしっ!」
🦈「早速準備!」
満開になるのは、
もう少し先になりそうかな____。