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『私を見て』
※本作品はノンフィクション作品です
一部暴力や虐待等の表現がございます、見るのが辛い方はそっと閉じて下さい
では、物語の中へいってらっしゃいませ、、
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八木side
雅が喜んでくれただけでこんなにも嬉しいだなんて
やっぱり、俺の中には雅しかいないって改めて認識させられたよ
早く、この嬉しさを誰かに共有したい
雅
「いちろっ!どーしたの?急に黙って」
八木
「んっ、?、あぁ、ごめん考え事してた」
雅
「フフッ、、なにそれ、かわいい」
八木
「何言ってんだよッ// お前の方が可愛いに決まってんだろ」
雅
「ンッ、、ちょッ、急にそんなこと言わんでよ」
八木
「お前が先に始めたんだろ笑」
雅
「まぁそれはそうなんですけどね〜笑」
八木
「もう遅いし、そろそろ寝ようか?」
雅
「うんっ!あ、、ねぇいちろ」
八木
「ん?どうした 」
チュッ
八木
「ッッッ!! みや、、び、?」
雅
「ほらッ!もう寝るよ、!!//」
なんだ今の、、?キスだよな、?
可愛すぎるだろっ、!!今の罪すぎるって、、
しかも照れすぎて丸まってるし、ダンゴムシみたいだな笑
これは今日は寝かせられないな
チュン チュン チュン (鳥のさえずり)
八木
「みーやーび、ほらもう朝だぞ」
雅
「んんッ、、あとごふんだけ〜」
八木
「朝ごはん楽しみにしてたんじゃないのか??」
雅
「あっ、!わすれてたー!起きる起きる!!」
八木
「睡眠欲より食欲が勝るところほんと可愛いな」
雅
「もぉ、!やめてよ笑 早くご飯食べいこ!」
八木
「まず雅は一旦着替えな?」
雅
「いいよ〜このままで、着替えるのめんどくさい〜」
八木
「ちゃーんと自分の姿見な?」
雅
「あっ、、ちょっ、!急いで着替えて来るっ!! 」
八木
「はぁ、、ほんっとあいつどこまで天然なんだ」
朝から雅の天然に呆れつつも、その天然すらも愛おしく思えた
両親にはごはんを食べた後にでも報告しようかな
雅が泣いて喜んでくれたことを
朝食後
八木
「お母さん、お父さん」
八木両親
「どうしたの?」 「どうした?」
八木
「昨日さ、雅に指輪渡したんだ、一生一緒に居ようって」
八木ママ
「あらっ笑」
八木
「雅がさ、泣いて喜んでくれたんだ、俺嬉しくって、、」
八木パパ
「あんなに人に気持ちを伝えるのが苦手なお前がそこまで成長したか」
八木
「雅のおかげだと思う、あんなに素直に感情出して、誰よりも楽しそうにしてて」
八木ママ
「そうねぇ、あの子のおかげであなたも随分変わったのね、お母さん嬉しいわ」
八木パパ
「一郎、その気持ちを一生抱えられる自信はあるのか?」
八木
「もちろん、雅を家に連れてきたのも、一緒に上京するって決めたのも全部俺なんだ」
「もし俺がひとつでも選択を間違えればすぐに叱って欲しい、雅のためにも」
八木パパ
「まぁ、お父さんはお前を叱らない未来を祈ってるよ」
「よくやったな一郎、お前も大人になってるんだな」
八木
「うんっ、!泣」
雅
「一郎、泣いてるの、?悲しいことでもあった?」
八木
「嬉しくて泣いてるんだよ笑」
雅
「そっか、!一郎昨日はありがとう、これからもよろしくね? 」
八木
「あぁ、俺もよろしくな」
八木パパ
「ほら、お前ら早く着替えて出かけるぞ」
雅 八木
「はい!」「うん!」
チェックアウト後
八木パパ
「ありがとうございましたー!」
八木ママ
「ここの旅館良かったわねぇ、また来たいわ」
八木パパ
「いつでも来れるさ、俺ら家族4人揃ってれば」
八木ママ
「そうね、楽しみは次にとっときましょ!」
雅
「次はどこに行くんですか?」
八木パパ
「着いてからの楽しみだな、ほらっ、早く車乗りなさい」
八木
「またそうやって隠すんだ、ほんとお父さんはサプライズ好きだよね〜」
雅
「私はそっちの方が楽しくて好きだけどね!
ほらっ、車乗ろ〜!!」
しばらく車を走らせたあと、俺たちはとある場所に着いた
八木ママ
「2人とも?着いたわよ、起きなさーい笑」
雅
「んんッ、思ったより寝たな〜」
八木
「おはよ、、もう着いたの?」
八木パパ
「ほら降りてみろ」
雅
「ん〜!!よしっ!一郎降りよー!」
八木
「足元気をつけろよ」
雅
「ちっちゃい子じゃないから大丈夫です!笑」
僕らの目の前には綺麗な山々が並んでいた
以前から雅が来たいと言っていた所だった
雅
「ここ、私が来たいって言ってた場所!!」
八木
「あぁ、綺麗だな、雅が来たいって言ってた気持ちがわかった気がするよ」
八木パパ
「ここ、もう少し行った先に神社があるんだ、お参りしに行こうか」
雅 八木
「はいっ!!」 「うん!」
しばらく歩いたあと、僕らは神社に着いた
雅
「…」
八木
「雅どうしたの?」
雅
「ここね、ちっちゃい頃お母さん達と来た所なの」
八木
「え?」
雅
「まだ、私が歩き始めとかの頃だけどね?」
「でも、それでも覚えてるの、お母さん達と手繋いで歩いて、いつまでもこの時間が続けばいいのになって」
八木
「そっか、、」
雅
「でもそれももう変わった、今は一郎と一郎のご両親とずっとずっと仲良しで、いつまでも一緒に居れますようにって」
八木両親
「「雅ちゃんっ、!」」
ギュッ
雅
「うわぁっ、!笑 泣いてるんですか? 」
八木ママ
「あまりにもあなたがいい子すぎてねっ泣」
八木パパ
「あぁ、これからは俺らと一緒に沢山思い出作ろう」
八木
「雅、心配しないで、僕はずっと傍に居るよ」
雅
「ありがとう、一郎」
八木パパ
「そろそろ帰ろうか、冷え込んできたしな」
雅 八木
「「はーい!」」
そうして、俺らの短くも長い旅行が終わった
様々な出来事がありながらも、僕らは苦難を乗り越え、3年生になった
八木
「ほら、雅起きろ、学校だぞ〜」
雅
「んん〜、、いまなんじぃ、?」
八木
「5:30」
雅
「まだ1時間ぐらい寝れるって、、」
八木
「今日何の日か忘れたのか?」
雅
「あっ、!入学式!!」
八木
「俺ら3年は1年お出迎えのために7時には登校しなきゃだろ」
雅
「うわっ、ほんとじゃん!早く準備しなきゃ」
八木
「まだ父さんも母さんも寝てるからさ、一緒にお風呂入ろう」
雅
「朝からお盛んですね〜」
八木
「違っ、!// ただ、時間短縮のために、、」
雅
「はいはい、ほら早く入っちゃお!」
僕らは準備を終え、学校へと向かった
雅
「なんだかんだ言って、学校久々かも」
八木
「まぁ冬休みも挟んでたし、雅はしばらく学校休んでたからな」
雅
「それで言うとあと一日は冬休みなのに〜」
八木
「仕方ないだろ、毎年3年は1年を出迎えるんだから」
雅
「まぁ、そうなんですけどねぇ〜笑」
八木
「ほら、さっさと行くぞ」
学校到着後
担任
「おぉ〜!お前ら久しぶりだな!」
八木
「おはようございます」
雅
「おはざいまーす、、」
担任
「相変わらず、北条は眠そうだな」
雅
「だってぇ、、今日入学式なの忘れて夜更かししちゃって」
担任
「ほぼお前の責任だな笑」
八木
「僕は早く寝ろって何回も言ったんですけどね?」
雅
「なっ、!一郎だって一緒に仲良くゲームしてたじゃ 」
八木
「黙りなさい?ほら、早く教室行くぞっ!」
担任
「お前、上手く逃げたな」
八木
「じゃっ、先生後でー!!」
教室
花音
「雅ー!!」
雅
「わぁっ、!花音!」
凛
「八木〜笑 雅のこと独り占めするなよ〜」
八木
「してないっつうの」
愛美
「ただでさえ、会えないのに冬休みの部活後も一緒に帰れなかったし」
八木
「いや、それはただ心配だっただけで、、」
凛
「あらあら、言い訳ですか?一郎くん?」
八木
「あぁー!もう、ほんっとお前らがそばに居ると雅といちゃつけないんだよっ!」
花音
「ついに本音吐き出したなっ!笑」
雅
「ちょっ、一郎//」
凛
「あー、もうっ!雅照れちゃったじゃん!」
花音
「さっさと、雅連れて教室行こー」
八木
「あっ、!教室までは俺が連れてくのに!」
愛美
「たまには私たちにも雅を譲って」
凛 花音
「「そうだ、そうだ!」」
八木
「はぁ、仕方ないな」
愛美
「てか、八木は学級委員長なんだから、そもそもこんなことしてる場合じゃないでしょ?」
八木
「うわっ、忘れてた、、」
雅
「いいよ、一郎私のことは後でいいから行ってきな」
八木
「ありがとう、雅」
ぐいっ
雅
「おわっ、!」
八木
「入学式始まるまでは会えないから、ちょっと充電させて」
パシッ、!
八木
「痛っ、!」
凛
「もういいでしょっ!!長いっつうの!」
花音
「ほらっ!雅行こ!! 」
あー、雅が連れてかれた
全くいつまで経ってもあいつらは、俺から雅を奪っていく
まぁ、雅は俺のもんだけどな
早く仕事しに行くか
蓮
「一郎、おはよ」
八木
「なんだ、蓮か」
蓮
「なんだってなんだよ笑 雅じゃなくて寂しいか?」
八木
「別にそういう訳じゃないけど、、」
蓮
「見え見えだっつうの、全く今日は新入生が入ってくるんだからもっとちゃんとしてくれよな、学級委員長兼生徒会長」
八木
「まだ俺は副会長だっての」
蓮
「ほら、早く行こうぜ〜」
八木
「あぁ」
そうして、入学式が始まった
2年前雅と出会ったのもこの日だったな
懐かしいな、そんなに前でもないはずなのに
卒業が徐々に近づいてるって実感するな
卒業したあとも、ずっとこのまま雅と変わらぬ関係で居続けたい
そう思う俺は少し欲張りなのだろうか
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『私を見て』 17話 進級
いかがだったでしょうか?
結構久しぶりの投稿になってしまい、すみません。。
主の私生活が大変忙しくなってしまったために、投稿が大幅遅れるという大失態を犯しました
これからしばらくも忙しくなるとは思うのですが、合間を縫って投稿を再開させて頂きたいと思いますので
何卒よろしくお願い致します🙇⤵︎
次回 『私を見て』 18話 新たな恋の敵