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『私を見て』
※本作品はノンフィクション作品です
一部暴力が虐待等の表現がございます、見るのが辛い方はそっと閉じてください
では、物語の中へいってらっしゃませ、、
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雅side
朝っぱらから、みんなに取り合いされたな〜
この感覚久々でびっくりするな笑
ここしばらくずっと一郎と一緒だったから、一郎と離れるなんてなかったし
まぁ上京したら、お互い学校も変わるだろうから慣れないと行けないだろうけど、、
ちょっとだけ寂しいと思ってしまうのはなぜだろう
愛美
「雅?どうしたの、ボーッとしちゃって」
雅
「ん?あ〜、なんか一郎と長時間離れるのって久々だなぁと思って」
凛
「惚気ですか〜??笑」
雅
「凛はすぐそうやってからかうんだから笑」
花音
「実際事実でしょ?笑 けど、私達は一郎に感謝しなきゃ行けないのかもね」
凛
「ん?なんでよ」
愛美
「雅に何が起こったかあんたもちゃんと聞いてたでしょ?」
凛
「あっ」
愛美
「あんなことがあっても、雅が笑い続けてられるのは八木の両親と八木自身のおかげなんだから」
花音
「そうそう、一郎が雅のことを心から大切にしてなきゃ今頃学校にも来てなかっただろうし」
雅
「まぁね、もしかしたら消えてたかもね?」
凛
「もうっ!雅悲しいこと言わないでよ〜」
愛美
「そうだよ、仮に八木が居なくても私達が血眼で探すから」
雅
「冗談だよ笑 けど、ありがとう」
花音
「冗談でもそういうこと言わないで、雅が居なくなったら私達すっごく悲しいんだから」
雅
「分かってるよ、ごめんね、今後は言わないよ」
3人との友情を改めて確認した後、入学式が始まった
2年前ここから始まったんだな、私たちはコロナ禍で中々思うようにできなかったけど
少しづつ落ち着いてる今、こうやって入学式を出来ていることが嬉しい
少しばかり祈るしかない、私達の卒業式には
コロナがもう少し落ち着いていることを
雅
「あぁ!疲れたぁぁ、、」
愛美
「久々に自分たちよりちっちゃい子とあった気がする」
凛
「私達も2年前まではあんなにちっちゃかったんだね 」
花音
「そうだね、なんか懐かしいね」
雅
「あの日に3人との出会って、一郎と出会った」
蓮
「あらあら、これは雅さんじゃないですか」
雅
「げっ、、蓮」
蓮
「げってなんだよ、傷つくんだが」
八木
「蓮、雅をいじめるな」
花音
「蓮、またなの?」
蓮
「いじめてないっつうの!!寄ってたかって言いやがって、お前ら雅親衛隊のせいで中々話できてないのに気づけよな」
凛
「あんたが悪いんでしょうが、雅の腕のこと気持ち悪いなんて言うから」
蓮
「あん時はつい反射で、、」
愛美
「反射でも、言っちゃいけないことぐらい分かるでしょ、3歳児じゃないんだから」
蓮
「それは、、あん時はごめん、雅」
雅
「別にもう気にしてないからいいよ笑」
蓮
「よかった、、マジで嫌われたかと思った」
雅
「蓮は蓮で私の味方だから」
八木
「てか、お前らいつまで雅を取るつもりだ?」
凛
「あわよくばこのままどこかに連れ去れないかと思ってました」
八木
「そんなことさせるわけないだろ、てかお前ら今日は今日で部活だろうが」
凛
「うわ、思い出させないでよ、、せっかく忘れようと思ってたのに」
愛美
「凛?あんた何回サボってるの思ってるの、今日はいつもより厳しめで行くから」
凛
「うわぁーん!!雅助けてぇ〜」
雅
「私たちバッテリー組は春大の為に投げ込みしなきゃ行けないし、凛を助ける暇ないよ?」
凛
「見放された、、」
愛美
「あんたが散々サボるからでしょ!」
花音
「もう、雅に助け求めないの」
八木
「ほら、そろそろ時間やばいんじゃないのか?」
雅
「うわっ!ほんとじゃん、早く行こう!!」
私達は急ぎ足で部活へ向かった
雅
「あ”ぁ、疲れたぁぁ、、」
顧問の先生
「お前らなぁ、3年になったんだからそろそろ、そのギリギリで着く癖直せ」
愛美
「すみません、先生、ちょっと捕まって」
顧問の先生
「ほら、そろそろ始まるから早く着替えろ」
4人
「「「「はーい!」」」」
今日は春大を前にしての練習だった為、いつもより練習メニューが多かった
雅
「やばい、、もう動かん、、」
花音
「私も、、」
凛
「やばすぎるって、、ちょっとメニュー多くない??」
顧問の先生
「部活の体制も変わって、1年の奴らも入ってくるんだから、仕方ないだろ」
凛
「てか、先生1年っていつ体験入部するんですか?」
顧問の先生
「あと一ヶ月後ぐらいだな、その前には部活紹介もあるし、お前ら内容考えたのか?」
愛美
「それは私が中心になってやってるので大丈夫です!」
顧問の先生
「愛美が中心なら安心だな、ほらそろそろ時間だから帰れ〜」
4人
「「「「はーい」」」」
1ヶ月後
雅
「んん〜、おはよ〜」
八木
「今日はやけに起きてくるの早いな」
雅
「今日は部活の体験入部ある日でしょ?」
八木
「そういや、そうだったな」
雅
「興味無さすぎるでしょ笑」
八木
「まぁ、俺は美術部だからな」
雅
「まぁ、入りたい人は沢山いるだろうね」
八木
「それで言ったら、お前らソフト部もだろ」
雅
「ん?なんでよ」
八木
「ソフト部は去年男女ともに全国優勝してるんだから、注目凄かったぞ」
雅
「あぁ、どうりで新入生に見られてると思った」
八木
「自覚無さすぎるだろ笑」
雅
「だって私は一郎以外に興味無いもん〜」
八木
「ありがとう、ほらそろそろ準備して行こ」
雅
「うんっ!!」
男子も女子も体験入部の集まり凄いって話だったしな
今日はどっちも忙しいだろうな〜、、
まぁ、私と花音はバッテリーだから、基本投げ込みしてるだけになるだろうけど
てか、今日は男子と合同だったけな、どんな子達が集まるのかな、楽しみだなぁ
そうこうしているうちに学校へ着いた
雅
「授業やだ〜、もう帰りたい〜」
八木
「俺らは東京の学校行くんだから、真面目に内申点取っとかないとやばいだろ」
雅
「まぁ、それはそうだけどさ?けど別に授業しなくても点取ってるよ?」
八木
「数学は?」
雅
「痛いところ突かんでよ」
八木
「そんなこと言ってると受験失敗するぞ」
雅
「いつも優しい一郎が厳しいっ!!」
八木
「雅のために言ってるんだからね?」
雅
「分かってるよ〜、、」
八木
「雅と一緒の学校に行けないのは寂しいんだから、、 」
雅
「可愛すぎっ!!頑張るっ!!」
八木
「ほら、早く行こ遅れるよ」
雅
「あーい!」
そして、地獄の授業が終わり、部活の時間になった
雅
「行きたくないよぉぉ〜、、人多いよぉ」
八木
「今日家帰ったら、沢山甘やかしてあげるから、頑張って?」
雅
「ん、、頑張るぅ、、」
八木
「ほら、行ってきな?」
雅
「また帰りね?」
八木
「ちゃんと待ってるから」
雅
「うん、、行ってきます! 」
重い足を引きずりながら、部活へと向かった
雅
「ねぇ、私と花音って今日どうすればいいの?」
愛美
「まぁ、春大の前だから2人は投げ込みじゃないかな?」
雅
「んー、そうだよね、多分男子も一緒だよね」
愛美
「だと思うよ」
顧問の先生
「ほら、お前ら集まれー!」
雅
「はい!」
部活の説明後 練習が始まった
顧問の先生
「雅達と蓮達は投げ込みしてろ」
4人
「「「「はいっ!!」」」」
蓮
「やっぱこうなるよな〜」
雅
「そりゃね、大会前だもん」
凌也
「そういや、俺らの所の新入生の中に1人雅のこと気になってたヤツいたな」
雅
「え?そうなの?」
凌也
「あぁ、確か翡翠とかいう名前だったかな?」
花音
「名前綺麗すぎるでしょ、どこにいるの?」
蓮
「今、愛美達の後ろにいる背の高い髪長いやつ」
花音
「名前も綺麗なのに、顔も綺麗なのか、、」
雅
「そんなこと言われてもなぁ、私には一郎がいるし」
凌也
「まぁ、もしかしたら尊敬とかの意味かもしれないし、気にしないでいいだろ」
雅
「そうだね、気にしないでおくよ」
花音
「そろそろ、遠投しよっか!」
雅
「うん!!」
部活が終わり、生徒玄関へと歩き出していたその時、1人の男子に声をかけられた
???
「北条先輩っ!!」
雅
「ん?」
???
「あの、北条雅先輩ですよね、?」
雅
「うん、そうだけど、、誰?」
翡翠
「僕、一ノ瀬翡翠って言います!」
雅
「翡翠くんね、よろしくね」
翡翠
「よろしくお願いします!」
雅
「それで何か用かな?」
翡翠
「あの、もし良かったらでいいんですけど今日一緒に帰れたりしませんか、??」
雅
「あぁ、、ごめんね今日はもう別の人と一緒に帰る約束してるんだ」
翡翠
「それって、、八木先輩のことですか?」
雅
「うん、そうだけど、、なんで名前知ってるの?」
翡翠
「だって、八木先輩生徒会長じゃないですか!」
雅
「あ、それでね、今日はごめんね?また今度でもいいかな?」
八木
「みーやーび、どうしたの?」
雅
「一郎!」
八木
「誰?隣の子」
雅
「今日体験入部で男ソフに来てた翡翠くん」
翡翠
「一ノ瀬翡翠って言います!八木先輩よろしくお願いします! 」
八木
「うん、よろしくね、今日の所は雅を返してもらっていいかな?」
翡翠
「もしかしてなんですけど、、北条先輩と八木先輩ってお付き合いされてるんですか?」
八木
「うん、そうだよ?」
雅
(やばい、一郎が明らかに警戒してる、、)
雅
「一郎、疲れたし早く帰ろ?」
八木
「それもそうだね、帰ろっか」
翡翠
「なんで、?僕の方が北条先輩の隣にふさわしいのに、、」((ボソッ
雅
「ん?なんか言った?」
翡翠
「なんでもないです!またあした!」
雅
「うん、また明日ね」
なんか翡翠くん、不思議だったな、、
にしてもなんでこんなに一郎は翡翠くんのことを警戒してたんだろう
ただの後輩くんなのになぁ、、まぁいっか、疲れたし早く帰ろ
八木side
厄介なやつが現れたな
明らかに雅のこと好きな感じだったし、帰り際の一言
あいつを無闇矢鱈に雅に近づけられないな、、
新たな恋の敵ってやつか、にしても一ノ瀬って苗字どこかで聞いたことがあるような、?
なんだったかな、まぁ忘れてるってことはそんなに重要じゃないんだろ
早く家に帰って、雅とイチャイチャしよ
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『私を見て』 18話 新たな恋の敵
いかがだったでしょうか?
前回と今回から新しい登場人物が出てきた為、人物紹介をさせていただきます。
新垣 蓮
・雅と八木と同学年、愛美と同じクラス
・男子ソフトボール部ピッチャー
・お調子者で、過去に雅を傷つけているため少し雅に対して罪悪感を抱いている
東 凌也
・雅と八木と同学年、凛と花音と同じクラス
・男子ソフトボール部キャッチャー
・しっかり者で秘かに愛美へ恋心を抱いてる
一ノ瀬 翡翠
・雅と八木の2年後輩
・一ノ瀬という苗字に何か秘密があるみたいだが、?
これから、沢山出てくると思いますのでこれらのキャラも愛していただけると幸いです!
それでは、また次回のお話でお会いしましょう
次回 『私を見て』 19話 一ノ瀬翡翠