テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
数日後
連絡先を交換してから——
ピコン。
ピコン。
ピコン。
♥️「……通知止まらないな」
鬼のように来るメッセージ。
なんとなく短文で返す。
でも既読は、すぐつく。
🖤『今日は何してる?』
🖤『涼太って土日休み?』
♥️「そうだけど」
すぐ返信。
🖤『じゃあさ』
🖤『今度、ゆっくり話さない?』
🖤『前に同窓会やった居酒屋で』
♥️(ぐいぐい来るな……)
でも、嫌じゃない。
むしろ——
懐かしい。
俺は高校の頃、蓮が好きだった。
隣にいるだけで楽しくて、
他の誰よりも特別だった。
♥️「うん、行こう」
送信。
すぐ既読。
すぐ返信。
🖤『楽しみにしてる』
⸻
だが——
俺はまだ知らない。
このやり取りをしているその時間、
蓮がどこにいたのか。
⸻
目黒Side
スマホの画面に映る
「涼太」の名前。
視線を上げる。
目の前のマンション。
🖤(ここが今の家)
偶然を装って調べただけ。
住所は、少し聞けばすぐ分かる。
🖤(やっと見つけた)
窓を見上げる。
明かりがついている。
🖤(ちゃんと、ここにいる)
胸の奥が、静かに満たされる。
🖤(今度は、俺が離さない)
スマホが震える。
♥️《うん、行こう》
目黒の口元がゆっくり上がる。
つづく。