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やっばい全然裏話や番外編を作る気がないわーむです。
今回は新年なので愛されです(? )
3日まで新年です。きっと1日と2日は皆予定がつかなかったんでしょう。(自分が里帰りしてただけ)
わかりにくいので。今回の登場人物。
日本
アメリカ
ロシア
中国
韓国
北朝鮮
ドイツ
イタリア
フランス
イギリス
パラオ
台湾
フィンランド
スウェーデン
ソ連
ナちス
イタ王
陸
海
空
「…なんでこうなったんでしょうか」
日本の呟きは、豪華絢爛な大広間の喧騒に消き消された。
今日は、日本がホストを務める「国際交流宴会」。
しかし、集まったメンツを見た時点で、日本は胃の痛みを感じていた。
まず動いたのは、アメリカだった。
「Hey、Japan!隣、失礼するぜ!」
「ちょっとアメリカ、空気を読みなさい。日本さん、こっちに来て一緒に紅茶はいかがですか?」
アメリカが肩を組めば、イギリスが反対側から口を出す。
フランスは「愛の国として、日本君に花束を」とバラを差し出し、ドイツは「お前ら、日本を困らせるな」と言いつつ、日本のために完璧なスケジュール管理を強行しようとしている。
「…日本、それ、我の隣で食べないアルか?」
中国が涼しい顔でパンダのぬいぐるみを差し出し、韓国が「日本!最新のスイーツ持ってきたよ!」と割り込む。
北朝鮮は壁際で不機嫌そうに酒を煽っているが、視線はしっかりと日本を追っていた。
宴もたけなわ、背後に冷たい、あるいは熱すぎる気配が漂う。
「…おい。我が『愛しい日本』を囲んで何をしている?」
低い声の主は、大日本帝国の陸・海・空の面々だった。
陸軍は軍刀をガチャつかせ、アメリカを威圧し、
海は酒を注ぎながら、「日本、少し痩せたのではないか?」と過保護モード。
空は 上(?)から隙を伺っている。
そこにナチスが「日本、相変わらず人気だな」と不敵に笑い、イタリア王国が「パスタ食べる?」と空気を読まずに皿を差し出す。
そして、部屋の隅には冷気を纏ったソ連。
「日本、シベリアはいつでも空いているぞ」
…と、笑顔で言ってくる。これにはロシアも
「……お前冗談に聞こえねぇよ…」
、と、嫌そうな顔をしていた。
もはや収集がつかない。
親日国の台湾やパラオが「にほーん!!!」と癒やしを求めて突撃し、北欧組はマイペースに日本に北欧デザインのセーターを着せようとしている。
「あー……もう、皆さん、落ち着いてください!!」
日本の叫びも虚しく、宴会は「誰が日本の隣を勝ち取るか」というサバイバル・オーディションへと変貌した。
アメリカと中国が睨み合い、旧国たちが威圧感を放ち、北朝鮮と韓国が火花を散らす。
「…(…誰か、助けてくれ)」
日本は、差し出された大量の料理と酒、そして注がれすぎる愛情を前に、遠い目をして湯飲みを啜るのだった。
サバイバルはまだ始まったばかり、だ。
宴会開始から一時間。
会場である畳敷きの大広間は、もはや国際会議場というよりは戦場に近い熱気に包まれていた。
「日本、これ。我が剥いたリンゴ。食べろアル」
「いえ日本さん、私の焼いたスコーンを……あ、待って、投げないでください!」
「にぽん、パラオのおかし食べる?」
「僕のも美味しいよ!」
中国が手際よく剥いたウサギ型リンゴを差し出せば、イギリスが自称スコーンを手に詰め寄り、前からはパラオと台湾がお菓子を差し出してくる。
日本は正座したまま、左右前後から迫る包囲網に冷や汗を流していた。
「あー、もう!Japanは俺とハンバーガーをシェアするって決まってんだよ!」
アメリカが強引に日本の肩を抱き寄せようとしたその瞬間、冷徹な声が響いた。
「…貴様、その汚い手を我が弟から離せと言ったはずだが?」
真っ先に反応したのは陸、海、空の三人だった。
陸軍は刀の柄に手をかけ、アメリカを射殺せんばかりの眼光で睨みつける。
海軍は優雅に、しかし逃げ場を塞ぐように日本の背後に回り込んだ。
「日本、こんな騒がしい連中と一緒にいては疲れるだろう。…さあ、こちらへ来い。特製のカレーを用意してある」
そこへ、重厚なブーツの音と共にナチスが歩み寄る。
「はは!相変わらずだな。日本、お前は私の隣で静かにワインを楽しまないか?」
「ちょっと待ってよナチ!ioもパスタ作ったからさ、みんなで食べようなんね!」
「ioもピッツァ持ってきたんね!」
空気を読まないイタリアとイタリア王国が、大皿のパスタやピザ…ピッツァを抱えて突っ込んでくる。
旧枢軸組の登場により、会場のパワーバランスが一気に崩壊した。
「…はぁ、騒がしいな」
壁際で独り、ウォッカの瓶をラッパ飲みしていたソ連が立ち上がった。その巨躯が落とす影に、周囲の国々が息を呑む。
「日本、そんな軟弱な連中より、私と一緒に雪でも眺めないか?……もちろん、逃がすつもりはないが」
「ちょっとソ連!勝手に決めないでくれる?!」
フランスが鋭い視線でソ連を牽制する。
一方で北朝鮮は
「…別に、お前のために持ってきたわけじゃないけど、この冷麺、食べろ」
と、日本でも分かるツンデレ具合で話しかけてくる。
「あー!北、抜け駆けは禁止!」
韓国が割り込み、日本を巡って半島同士の言い合いが勃発。
その隙をついて、親日国たちが「日本、今のうちにこちらへ!」と脱出ルートを確保しようと手を振っている。
混乱の極みの中、北欧組は独自の空間を作り出していた。
「日本、お酒もいいけど、このシュールストレミング開けていいかな?」
「「それだけはやめて!!」」
世界中の国々がその一言で団結した瞬間だった。
フィンランドはサウナの準備を始め、スウェーデンが静かに日本の寸法を測り始める。
「…新しい着る毛布、作るから」
「……ほんとですか?」
「…………。」
「もういい……いい加減にしてください!」
ついに日本の堪忍袋の緒が切れた。
日本はスッと立ち上がると、護身用に隠し持っていた(?)ハリセンを構えた。
「アメリカさん、距離が近いです!イギリスさん、料理はキッチンで作ってください!兄様たちも、すぐに刀をしまってください!ここは宴会場ですよ!」
一喝。
一瞬にして静まり返る大広間。あのソ連でさえ、日本の気迫に一歩引いた。
「……さて。皆さん、大人しく座ってください。これから『全員強制参加・ビンゴ大会』を始めます。景品は私との『一日自由行動権』ですが、ルールを守れない方は即刻、出禁です」
その言葉を聞いた瞬間、G8、旧国、アジア諸国、北欧組、全員の目が「獲物を狙う目」に変わった。
「… (あ、これ逆効果だったかも)」
日本の後悔をよそに、空前絶後のビンゴ・サバイバルが幕を開けた。
「それでは……最初の数字を発表します」
日本がガラガラと抽選機を回すと、全国家の視線が一点に集中した。
その眼力だけで、抽選機の玉が割れそうなほどの圧力がかかる。
「……『67』番です」
「ビンゴォォ!!……じゃない、あったぜ!」
アメリカが叫び、自分のカードに力強く穴を開ける。
「はぁ……なんでアメリカはこんなにうるさいんだろ」
スウェーデンが呆れたように、諦めたようにカードに穴を開ける。
数字が進むにつれ、会場は怒号と歓喜に包まれます。
「『10』番!」
「来たアル!あと一つでリーチアル!」
中国が立ち上がると、隣の韓国が「させない!」と中国のカードを奪おうとして乱闘が勃発。
ソ連は、無言でカードを凝視していた。
彼の周りだけ気温が5度ほど下がっており、隣のナチスが「貴様の冷気で紙が凍って穴が開かないんだが?」と文句を言っている。
「……日本との一日は、シベリア鉄道の旅に決定している」
「勝手に決めるなくソ連。私は日本をベルリンに連れて行く」
その横で、イタリア王国が「あ、リーチになっちゃった」と無邪気に報告。
「お前が一番乗りかよ!?」と周囲から一斉にツッコミが入った。
「次は……『5』番です」
その瞬間、北欧組のフィンランドが静かに手を挙げた。
「……ビンゴ」
「ええっ!?フィンランドさん!?」
日本が驚く間もなく、四方八方から待ったがかかりる。
「待て!今の『5』は、風の音でよく聞こえなかった!もう一回引き直せ!」とアメリカ。
「あーあー。なんていったかきこえなーい。」と5がでたことは認めても、ビンゴは認めない フランス。
「異議ありです!フィンランドのカードはオーロラの魔術で数字が書き換わっている可能性が!」と意味の分からないことを言い出すイギリス。
「まぁ…フィンランドか…」と、なにか不穏に感じれる事を言うドイツ。
「物理的に抹消すればビンゴではないな」と、ロシアが銃を取り出す。
「皆さん、落ち着いて!暴力はいけません!」
日本が必死に止めに入るが、もはやビンゴカードはただの紙切れではなく、国家の威信をかけた宣戦布告書と化していた。
ついに、複数の国が同時に「ビンゴ!」と叫び、日本に突撃した。
アメリカ、フランス、イギリス、スウェーデン、そして旧国組…
「Japan!俺だ!俺とショッピングに行くぞ!」
「いえ、私と静かな午後を…!」
「黙れ、お前ら遠慮というものを知らんのか……! 」
揉みくちゃにされる日本。
しかし、その時、最後列でずっと大人しくしていた親日国のパラオや台湾、そして意外にも北朝鮮が、日本を囲む人だかりの隙間から、一枚のカードを差し出しました。
「…あの、日本。僕たちも、ビンゴなんだけど……」台湾。
「にぽん、一緒にいてくれるの……?」パラオ。
「(小声で)……お前と、冷麺、食べたかっただけだ」北朝鮮。
真っ赤な顔でカードを差し出す北朝鮮と、ニコニコ笑う台湾、きらきらした目で見てくるパラオ。
そのあまりの「純粋な愛」の光に、暴徒化していた大国たちは毒気を抜かれ、一瞬動きを止めた。
「あはは……。あの、皆さん。一日権は一人だけですが、『みんなでどこかに行く一日』なら、いくらでも作れますよ?」
日本が困ったように微笑むと、殺伐としていた会場に、ふっと温かい(?)空気が流れました。
「……まぁ、日本がそう言うなら、今回は休戦なんね」
「ふむ、日本と一緒に旅行か。悪くないな」
結局、景品の「一日自由行動権」は、「全国家参加・日本強制引率ツアー」という、日本にとっては全く休まらない、さらなるサバイバルな後日談へと繋がっていくのだった。
偏ってるかもですがお許しを。
蛇足足したくないなー。と思いまして。
ちなみににゃぽんは…
「腐腐腐……(これは筆が捗りそうだなぁ)」
…腐でした(?)
コメント
2件
最高です やっぱ日本愛されですよね