うぇーーーーーーい
(シーン:爆煙の中。銀時と彩音が敵の群れを前に並び立つ)
銀時「で、なんで夜風ロマンスからこうなるわけ?」
彩音「アンタの“銀魂補正”だろ。静かな夜が似合わない男ランキングぶっちぎり1位、銀時。」
銀時「はいはい、“狂刃”様の毒舌、ありがたく頂戴しますよっと。」
(敵が一斉に飛びかかってくる)
彩音「……やれやれ。拳、鈍ってねぇといいけど。」
(拳を鳴らし、次の瞬間、敵を吹き飛ばす!)
新八「うわっ……やっぱ拳の破壊力エグい‼︎」
神楽「さすが彩音アル、ゴリラも一撃ネ!」
近藤「誰がゴリラだ!」
(バトル中なのにツッコミ合戦が始まる)
銀時「お前ら漫才してんじゃねぇよ‼︎」
沖田「俺も混ざっていいですかィ?」
銀時「混ざんな!」
(その隙を狙って、敵の仮面の男が彩音に向かって短剣を投げる)
銀時「——彩音‼︎」
(銀時が咄嗟に割って入る。短剣はかすめて地面に突き刺さる)
彩音「……アンタ、マジで無茶すんな。」
銀時「ロマンスからの命懸け展開って、なんか週刊誌的にはウケそうじゃね?」
彩音「バカ言ってる場合か‼︎」
(敵が不気味に笑う)
仮面の男「……“狂刃”よ。お前の拳が血に染まる日を、俺は待っていた。」
彩音(一瞬だけ表情が強張る)「……テメェ……何者だ。」
仮面の男「……それは、もう少し後で教えてやるよ。」
(男は煙玉を投げて姿を消す)
銀時「なんだよアレ、煙と仮面でごまかす系?流行ってんの?」
新八「なんか最後だけシリアスだったな……。」
神楽「中途半端アル!」
彩音(拳を見つめて)「……狂刃、ね。」
(少しだけ声が震える)
銀時「……大丈夫か、彩音?」
彩音「……へっ、今さら過去に引きずられてたまるかよ。アタシは——もう拳でしか闘わねぇ。」
銀時「……そっか。」
(少しだけ優しい笑みを浮かべる)
——その時、遠くから猫の鳴き声。
神楽「あ、野良猫アル!」
新八「って、なんで今そんな平和な空気!?」
銀時「おい彩音、猫拾ってこいよ。なんか今日、動物関連で人気あるし。」
彩音「誰が猫バイトだコラ‼︎また猫になれってか?あぁ?」
(拳で銀時の頭を小突く)
(みんな爆笑。けれど、彩音の瞳にはほんの一瞬、迷いが宿る。)
——夜風がまた、静かに流れる。
うぇーあ
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