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ア、2章に入る前に少し余談をしよう。この主人公、䖇隴 囔酈は、何処の誰かも分からない、極一般人ではあるが、並びに謎の人物でもある。さて、ここで一つ問題を出そう。䖇隴 囔酈は、なぜここまでやんちゃで、メンタルが丈夫だったのか…次で明らかになるであろう。
小学校を卒業し、中学へ進学した僕は、やはり問題を出す事が趣味であった。「世界一高い建造物は?」だとか、「日本一短い川は?」など…それがクラスから浮いていると思われたのか、そこでもまた、虐めが発生した。特に酷かったのは、先生という権力を使って僕に謝らせたことだ。仕掛けてきたのは向こうなのに、僕が正当防衛としてやり返したことがあり、僕が先生に「○○さんに虐められました…」と報告したら、相手側は「謝ろうと思ったらやられた。」と言い、先生に言われて謝った。その時は圧が強くて言えなかったが、相手は笑っていた。僕はいつか見返してやろうとは思ったが、結局中学生時代に叶うことは無かった。中学生時代の楽しみは、部活や友だちとのカラオケなど、色々とあった。部活は、部長の経験を持つほど実力を持っていた…訳ではなく、入部していた同級生が一人であったからだ。そしてカラオケは、たまにリア友達と行くくらい。しかし、それがとても楽しかった。メンバーは、理由があって途中から予備校のようなところで頑張っていた同級生部員男子1人、そして小学生の頃仲が良かったあの親が読み聞かせ会をやっていた人一人である。ちなみに女子だ。僕はカラオケで必ずかのように君が代を歌っていた。そしたら、リア友(女子)に録画された。まぁ面白かったし、信頼してはいたから良しとしよう。その後別の曲を歌い終わった時、他の部屋から聞こえてきたのは君が代であった。見ず知らずの人に真似された。カラオケだとよくあるのかもしれないが、その時は三人で大爆笑した。僕はその日の風景は沢山写真に収めた。その日の解散直前、「また一緒に遊ぼうね!」と、誓った。そう、この時はまだ虐めを受けてはいたものの、楽しかったのである。因みに、今回まだ明らかにしていない事がある事をここで作者は思い出した。当時、䖇隴 囔酈はとある大学病院の精神科に通っていた。そこで診断されたのは、発達障害の一つ、「自閉スペクトラム症(別名:アスペルガー症候群)」であった。並外れたアイキューを持ち、記憶力が人一倍高かったのである。アイキューは、ウィスクという国際的に広まっている検査方法で計測した。一般人の平均は九十~百、東大生の平均は百二十、そして䖇隴 囔酈はなんと百二十七や百三十六というアイキューをたたき出していた。検査項目は四項目あり、言語理解、知覚推理、ワーキングメモリー、処理速度だ。䖇隴 囔酈は四項目全てが高い事を知らされていた(特に記憶力)。この発達障害が原因で、精神的な成長が遅かったのかと思われる。それ故に知識がまだ無かったため、メンタル面も成長していなかったのだと思われる。