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tnzm
ケーキバース
流血
◇
倉庫の扉を閉めた瞬間、トントンの唇がゾムの首筋に押し当てられた。
「ちょっ・・・・・とん、っ!?」
思わず声を上げてしまい、息が熱を帯びる。
それを合図のように、トントンがゆっくり押し倒してきた。背後にあった木箱がずれ、ごとりと音を立てる。
「え、なっ、なに・・・?」
「・・・やっぱり甘いまんまや。」
びり、と舌を刺激して理性をざらつかせるその味に、くらりと眩暈がするようで。
困惑した様子のゾムの首筋をさらりと撫で上げ、小さくみじろいだその反応を見てもう一度舌を這わせた。
「ひっ、ま、まって・・・・!やめ、・・・あ゙ぅ・・・!」
がりっ。
皮膚の削れる音が口内に響く。鬱血したであろう首筋を、舐めて、吸って、噛んで。
その度に、脳まで支配するような甘美な甘さが体をくすぐって、どくどくと心臓が脈打つ。
「や゙ら、やっ・・・い゙っ・・・・・!」
痛がるその様子さえ思考をどろどろに溶かしていくようで、嗜虐心が無意識に顔を出した。
「ぅ゙あ・・・・ひ、ぁう・・・んん゙っ・・・・・!」
がりっ、ぐちゅ。
一心不乱に、ただただ目の前の甘さが欲しくて、喉が渇いて。
「ひゃあ゙っ・・・!! んぐっ、ぁう・・・はひゅ゙っ・・・・・!」
首元と傷口を喰んで、溢れ出た血液が喉を潤す。
厚い舌でぐりっと傷口を抉るように舐めれば、より一層芳しい香りが鼻に抜けて、同時にくぐもったゾムの痛みに耐える声が部屋に響いた。
「・・・・・・っ、もっと、ほしい・・・」
「い゙ぁ・・・っ! ふ、ぅ゙あっ・・・やめ゙・・・!」
そうして、どれほどゾムの汗や涙、血を舐めただろう。
気づいた時には、今まで食んでいた首筋は、艶やかな紅で濡れていた。
「・・・・・・あ、れ・・・?俺・・・」
「・・・ぅ゙・・・・・っこの、ばか。ばかトントンッ!」
気づいた頃には、時すでに遅し。
ゾムは、息も絶え絶えに涙を浮かべ、その場を飛び出していった。
「・・・・・・あ〜〜・・・何してんや俺・・・・・・」
冷えた頭で状況を思い出し、その場に蹲る。
・・・完全にガバった。
どんなにゾムの血が美味しそうでも、喉が渇いていても、やってはいけないことをやってしまった。
「・・・いや、まず、ゾムが美味しいんが悪い。」
一旦責任転嫁か。いや違うけど。
でも本当に、最初からゾムは甘かったのだ。
香りも味も、声も、見た目も、反応も、何もかもが甘くて甘くて、胸焼けしそうなくらいに。
「・・・・・・はぁ。・・・もう一回だけ、とか、」
馬鹿やろ、俺。
ぐしゃりと髪をかき混ぜて、その場を後にした。
◇
ギリギリあえぎごえにならないライン攻めるの楽しすぎ
短いのはご愛嬌です。
てすとおわた^ ^
わたくし文系ですわ。どうやら世界史が得意なようですの
コメント
6件
tnzm大好きなので有難いです… .ᐟ.ᐟ
これtu以外もでますん? 最高でしたわ〜 続き楽しみッス✨️(´。✪ω✪。 ` )