疲れた 。
もう 終わりにしたいんだ 。
そんなことを 呟き 布団に 倒れこんだ 。
大丈夫 、 少し 疲れただけ …
自分に そう言い聞かせる 。
それでも 身体の だるさは 収まる気がしなかった 。
嗚呼 、 そりゃそうだよな 。
彼が 戦争を 始めてから 毎日 ゞ 、 働いてばっかりだった 。
戦前とは 何も かもが 違った 。
早く こんな辛さから 解放されたかった 。
その為なら なんだってできる気がしてきた 。
ポケットに差していた 銃を手に取る 。
それを 首元に 押し当てた 。
引き金を 引いてしまえば 、 楽になれるんだ 。
どうせ 自分が ここで 死んだって 誰も 悲しみはしない 。
きゅ 、 と 目を 瞑った 。
…… が 、 勿論 何も起きるわけがなかった 。
そんなことする 勇気 、 あるわけない 。
これが 彼だったら 、 平気で やってのけたんだろうな 。
「 ドイツの科学力は世界一 ! 」 なんて 叫んでさ 。
彼は なにからなにまで すごかった 。
世界一の 技術を 持っていたし 、 よく回る 頭脳も もっていた 。
それに対して 僕は ?
なーんにも 無いじゃないか 。
後世に遺せるものも 無いし 、 どうせ いつか 忘れられるんだ 。
「 もう 何も 考えるな 」
そんな声が 聞こえてくる 。
嗚呼 、 疲れてるんだな 。
もう何も考えたくなくて 、 そっと 目を閉じた 。
お休みなさい 、 また 明日 。
コメント
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闇深いたおー好きすぎてしんどい神か!!!