翔太が急にそっけなくなった。気まぐれな性格だから、気分じゃないのだろうとしばらく放っておいたら目黒から電話がかかってきた。
💛「もしもし」
🖤「岩本くん、しょっぴー引き取りに来て」
💛「え?翔太そっち行ってるの?」
🖤「酔っ払っちゃって大変なんだ」
俺は取るものもとりあえず、目黒の家へと向かった。
🖤「しょっぴー、岩本くん来たよ」
💙「なんで照が」
翔太はぶつぶつ言って、俺の方を見ようともしない。目黒が翔太を立たせようと肩を貸すが、反抗して立ち上がらなかった。
💛「帰るぞ、翔太」
💙「やだ。今日はここに泊まる」
💛「ダメ。目黒に迷惑だし、阿部にも悪いだろ」
俺は全然、と目黒が気を遣ってくれるが、俺がそれは嫌なのだ。
この部屋には今、目黒と翔太しかいない。目黒のパートナーの阿部を引き合いに出したが、俺にとってはそもそも2人だけで飲んでいたのも嫌だった。
俺は、テーブルの上のビールの空き缶をちらっと見た。翔太の普段飲める量を遥かに超えていた。
🖤「ごめんね、岩本くん。阿部ちゃん、今日急に来れなくなっちゃって」
💛「それならもっと早く連絡しろよ」
連絡をくれた目黒にすら苛立って、ついキツい言い方になる。
🖤「本当に、ごめん」
💙「俺が連絡するなって言ったんだ。目黒を責めるな」
俺はカチンと来て、翔太を肩に無理やりに担ぐようにして、車に乗せた。自分でも心配しすぎだと思うが、翔太が俺以外の誰かと2人きりでいるのはいい気分じゃない。ましてや、酒まで飲んで。
💙「俺の家に送って」
💛「駄目だ。今日は俺の家に連れて帰る」
💙「ヤダ」
💛「ヤダ、じゃない」
💙「…………」
それっきり黙ってしまった恋人を乗せ、車中はずっと無言のまま俺の家へと着いた。駐車場に車を停めると、翔太は無言で車から降り、すたすたと俺の家へと入って行った。慌てて俺も追いかける。
💛「翔太!」
定位置のソファで膝を抱えて、もうここから一歩も動かないとでもいうように、体育座りをしている。
💛「何だ。何が不満なんだよ」
💙「照が悪い」
そう言うと、翔太の目に涙が溢れた。
一筋こぼれた涙はあれよあれよと洪水になって、ついに翔太は子供みたいに泣きじゃくり始めた。そんな翔太を見るのは初めてだった。
わけもわからず抱きしめると、翔太は俺にしがみついて泣く。何を言ったらいいか、どうしてやったらいいかわからず、ただおろおろと、柔らかな髪を撫でながら、翔太を抱きしめる腕に力を込めた。
💙「ひかるがわるい」
💛「ん。なんかしたんだな?俺。ごめんな?」
💙「……ちがう」
そう言うと、翔太は俺のズボンに手をかけた。脱がそうとしている。
💛「えっ」
💙「じっとしてて……」
少しもたつきながら、翔太はズボンの前を開いて、俺のものを引っ張り出した。翔太が屈み、俺のものを口に咥える。翔太の、不器用な、しかし心のこもった愛撫が始まった。
急なことで戸惑ったが、熱い吐息と、気持ちよさに少しずつ勃ち上がっていく。
💛「翔太…」
そこは翔太の好きにさせ、俺は同時に翔太の服を脱がせていった。白い肩が露わになる。やがて現れた半裸の胸の先端を摘んだ。
💙「あっ」
翔太が少し可愛い声を上げたが、負けじと下半身への刺激は続いている。耳に届く、ぴちゃぴちゃという音にも興奮して、しだいに絶頂が近づき、翔太の肩を掴んだ。
💛「でる……っ」
💙「……んっ……んっ」
💛「くすぐったいよ」
翔太は俺がイッた後も舐めて、きれいにしてくれた。その前に放出したものもとっくに飲み込んでいる。翔太を起き上がらせて、抱きしめた。
💛「翔太、したい。いい?」
💙「ん…」
コメント
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おかわりきた! 想い溢れまくりのしょぴ可愛い