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好き🩷表現がいいなぁ。綺麗😍
肌寒い感覚があった。
隣を見ると、寝ている君の顔があった。
時計を見ると、まだ4時過ぎ。
なんだ、と思いもう一度眠りにつく。
元貴「眠れない…」
俺は呟いた。
目が冴えてしまったのだろうか。
元貴「水でも飲むか…」
俺は水を飲みに行った。
元貴「ゴクゴク…はぁ…完全に目が冴えちゃった… 」
まだ4時だし、「彼」を起こすのも可哀想。
なんとか眠りにつくしか…
滉斗「元貴?どしたの」
元貴「若井!?」
びっくりした。
起こしちゃったかな…
元貴「もしかして、うるさかった?」
滉斗「いや、大丈夫。それより元貴、寝れないの?」
元貴「へ?なんでよ」
滉斗「いや、だって目が冴えちゃったとか言ってたじゃん」
そこから聞かれてたのか…
居るなら居るって言ってくれればよかったのに。
元貴「若井は?寝るの?」
滉斗「いや…俺も寝れなくて…」
ダメじゃん。
でもまだ早朝だし、練習とかしたら近所迷惑なるだろうからな…
滉斗「そうだ、散歩しない?」
元貴「散歩?急だね」
滉斗「いいじゃん、お互い眠れない身なんだしさ」
元貴「じゃ、行く?」
そっか、若井散歩趣味って言ってたな
俺は若井と早朝の散歩に出た。
元貴「ん?雨降ってない?」
滉斗「え?あー、うっすらとだね。霧雨ってやつ」
何かっこいい言い方してんだよ。
元貴「あー、よく言うよね。まぁでも、激しくないし行くか。」
滉斗「ん、行こ」
俺たちは数十分くらい近所を散歩していた。
気づけばもうすぐ5時になる。
元貴「あ、晴れてきたよ!」
滉斗「ほんとだ!良かったね!」
そう言ってこっちに向けてきた笑顔は何よりも眩しかった。
晴れつつある霧雨も、若井を彩る1つの演出のように見えて…
元貴「…….だね。」
あぁ、なんでこんな素っ気なく返しちゃうんだろ
こんなんだから若井に俺の想いが伝えられないんだよ。
何年も秘密にしてきたこと。
俺は、若井滉斗が大好きです。