学校でお昼ご飯中___
『空き教室あってよかった……。』
明るいキャラを演じているともし疑われたりするとき少し楽ではあるが、話す時とても疲れる。
お昼の時ぐらいは一人で食べたい…
そんなことを思いながら学校に来る前に買ってきていた大きめのメロンパンを取り出す。
暗殺の仕事では、名前を毎回変えて仕事に映る。
この朝比奈菜々という名前も仮の名前だ。
なので
「あ、朝比奈ちゃん~!!!」
こういわれると
『…。ぁ…、私か、?!どうしたの~!!?』
こういう反応になるときがあるから結構面倒くさい。
…
そんなことは置いておいて、今の現状、私は剣持刀也のことが不思議でしかない。
まず男子高校生で暗殺依頼をされていることだ。
この若さで狙われるほどの金持ち、特技などを持ち合わせていたら狙われる可能性もある。
だが、剣持刀也は金持ちというデータはない。ごくごく普通の家で生まれ過ごしている。
特技と言っても、剣道部に所属しており剣道ができる、などの特技の情報だけ
攻撃させる手段だけ調べているからほかにも特技はあるかもしれないが。
結構なIQの高さはあるが、それだけでは狙われもしない。
『どういうことなんでしょうか…?』
「どーしたん~?」
『?!…なんにもないよ~!ちょっと考え事をしてただ…け…』
何も聞かれていないはずだが、聞かれていたら…。そう頭をフル回転させる。
まず顔と名前をかくに…ん…
『はぁ…、…椎名か…。』
椎名「あっははww元気系演じてておもろいわぁ~w」
『みせものじゃないのから…。明るくした方が少しは疑われにくくもなるし…。』
この、私を笑ったやつは椎名唯華。
私が暗殺を始める前から知り合っている人だ。
だけど椎名も同じような仕事をしているわけではない。
椎名は霊媒師。
暗殺の仕事では殺した相手の情報。
ターゲットの危険性(霊に関する問題)
などを調べるためこっちの暗殺という職業を否定しないというか、ひいき目に見ない人やこの仕事内容などをさらさない人を
選び相手の情報を探るようにしている。
霊媒師を雇うのもお金はかかるが、暗殺の口止め料金としてもう少しお金が多く払う。
だが、もし誰かに言ったとしたらこっち側の人間がすぐに殺しにかかる危険性がある。
それに椎名は
「まぁ、言わなければいいんやろ?あてぃしはお金をもらえればええねん」
という。
ふんわりというと、お金が好きな危機感がなさすぎる奴だ。
椎名「今回の暗殺対象は?」
そう聞きながら私が持っているメロンパンに手を近づけて、くれと言わんばかりに手招きのようなものをしてくる。
『…はぁ…自分のご飯ぐらい持ってきなよ、まぁいいけど、』
椎名にこの一言を言ってからメロンパンを真っ二つにちぎって半分渡す。
まぁ、あの量を食べきれるか不安ではあったので結果オーライといってもいいのかもしれない。
椎名「ほんとそういいながらくれるのが優しいんよなぁw」
『やめて、やめて、優しくないから。』
『えっと、それで、今回の依頼は…、』
『剣持刀也っていう人の暗殺。』
椎名「…!剣持…?」
『うん…?知ってるの?』
椎名「いや、知ってるというか…なんていったらいいんやろ、」
椎名「友達…?仕事仲間…?」
『!…ちょっとその話聞かせて。』
コメント
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こうめいさんほんと小説出した方がいいですよ