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#茈赫
3e1
112
ひまるんDESU☆☆
99
158
#すちみこ
みちょ
295
「」せりふ ()こころ
赫 視点 .
朝の光が、百瀬家の重厚な遮光カーテンの隙間から細い一本の線となって差し込んでいる。
俺は寸分の狂いもなく仕立てられた燕尾服の袖を整え、お気に入りの銀のトレイを片手に、らんの部屋の前に立っていた。
コンコン、と静かにドアをノックする。
「らん、朝だよ。起きて」
返事はない。いつも通りの、心地よい静寂。
鍵の開いたドアを音もなく押し開け、ふかふかのベッドへと歩み寄る。
そこには、乱れた桃色の髪の間から、まだ眠気の中にいる愛らしい顔を覗かせた俺の主――百瀬らんが横たわっていた。
俺はトレイをサイドテーブルに置き、ベッドの脇に膝をつく。
主を起こす執事として、これ以上ないほど完璧で、丁寧な所作を意識しながら。
「らん。もう時間だよ。学校に遅れちゃう」
そっと布団を引くと、らんは小さく「んう……」とうめき声を漏らし、眩しそうに睫毛を震わせた。
その無防備な姿が、俺の胸の奥を激しく揺さぶる。
「……なつぅ? おはぅ……」
まだ完全に覚醒していない、熱を帯びた声で、らんは俺の名前を呼ぶ。
らんの瞳に、世界で一番最初に俺の姿が映る。
この瞬間が、俺にとって一日のうちで最も幸福な時間だった。
「おはよう、らん。よく眠れた?」
「うん……。でも、まだ眠い……。なつ、おねがい、あと五分……」
らんはそう言って、俺の燕尾服の裾を小さな手できゅっと掴んだ。
幼い頃から忙しい両親に放置され、愛を乞うことを知らずに育ったらん。
そんならんが、俺にだけはこうして子供のように甘えてくれる。
俺の心臓が、ドク、と深く跳ね上がった。
「ダメだよ。朝食が冷めちゃう。それとも……俺が着替えさせてあげようか?」
わざと少し意地悪に囁くと、らんは顔を真っ赤にして跳ね起きた。
「ば、バカ! 着替えは自分でできるって! 俺、もう高校生だし、次期当主なんだからっ」
「ふふ、冗談だよ。でも、らんなら何歳になっても俺が全部お世話してあげるのに」
らんが照れて怒る顔も、俺にとっては極上の癒やしだ。
俺は立ち上がり、テキパキとらんの制服を準備する。
完璧な執事として振る舞いながら、俺の視線はらんの白い項や、華奢な肩のラインを執拗に追いかけていた。
――らん。
俺を拾って、俺に生きる意味をくれた人。
らんの優しい笑顔も、その柔らかな声も、全部俺だけのものだ。
学校に行けば、らんは他の人間にも同じように優しく微笑むのだろう。
それを想像するだけで、頭の奥が焼けるように熱くなり、胸が激しい嫉妬でかき乱される。
だけど、大丈夫。
らんが帰ってくる場所は、俺の腕の中だけだから。
「なつ、ネクタイ結んで?」
制服に着替えたらんと視線が交差する。
らんが俺を頼ってくれるたび、俺の存在理由が満たされていく。
「喜んで、俺の可愛いご主人様」
俺はらんの前に跪き、細い首元に丁寧に布を巻き付けた。
この首を、この命を、誰にも渡さない。
らんのすべてを俺が支配し、俺のすべてをらんに捧げる。
綺麗にネクタイの結び目を押し上げながら、俺は仮面の裏で、甘く歪んだ微笑を浮かべていた。
【お】
prologue . end__
コメント
5件
あの~一旦タヒんできます☆(?) もうぉなんでこんな尊くてドロドロとした物語がかけるんですか!?もうこれ才能ですよね?その才能分けてください!
🌾失っっっっぷやっぷる(?) 新作ですか新作ですよね そうですよね新作ですよね、 一旦…踊っとこうか。うん。 はい。阿波踊りしてる人はほっといて、まず神なんですよね。 執事の方が愛重めっていいんですよね。ね。ね、ねねね。((((( 赫桃は互いにメンヘラヤンデレだからこそ生まれる美味しさ、じゃなくて良さがあるんだよぉぉぉぉぉ よし、一旦また踊ってきますか。
ひゃ〜っ、めっちゃエモかった!!😭💕💕 「なつぅ…」って半寝ぼけで名前呼ぶらん可愛すぎん??しかもそれに跪いてネクタイ直す執事の赫…もう尊さの暴力。。「らんが帰ってくる場所は、俺の腕の中だけ」とか言っちゃうの、ヤンデレ一歩手前でしょ…好き…!!完全なる主従と支配欲、でもちゃんと愛情が滲んでて最高でした…続き気になりすぎる!!🌸✨