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推しを弱らせたいのはオタク共通なの? そうです、私も推しを弱らせたい人間(オタク)です
そう言えばさ、妖丗は「夏油先生」じゃなく「夏油さん」って呼んでるの気付いた? これねー…彼女がそう呼んでいたんだよ
かつて人を蔑む未来を歩む筈だった恩人
私に教師を名乗る資格もない。
彼女に過ごす、話す、触れる。
全て私に資格がない。
教師という立場でありながら。
虐めに加担し相談も乗らない。
何をしているんだ私は。
私は、世界で一番嫌いな人物を選ぶとしたら真っ先に自分を選ぶだろうと思う。
いや、私はもうあの非術師と同じだ。
それ以下かもしれない。
散々蔑んで来た癖に。
自分がそれ以下になっちゃぁそんな資格もないだろう。
夏油先生「…」
夏油先生「はぁ」
夏油先生「死にたいなぁ」
妖丗「そんな事、言わないでください」
夏油先生「あ、」
夏油先生「聞かれちゃってたか…」
夏油先生「ごめんね、近頃私、嫌いな人が出来たんだ」
妖丗「そ、そんな奴に夏油さんが悩まされているとなっ…?!」
妖丗「誰なんです!」
妖丗「夏油さんを傷付けさせるゴミカスは!」
夏油先生「こら、」
夏油先生「口が悪い。」
妖丗「だってぇ、!」
妖丗「大切な人を傷つけられていたら、殺す以外ありません!」
夏油先生「っ、ふふ」
夏油先生「面白いね」
夏油先生「私のことを守ってくれるのかい?」
妖丗「はい!」
妖丗「いくら特級と言えど、人間ですから、」
妖丗「心を病んだりすることもありますよ!」
夏油先生「……莉々華、」
妖丗「はい?」
夏油先生「ありがとう」
夏油先生「こんな私の為にそんなに怒ってくれて。」
妖丗「……当たり前です!」
妖丗「そんな奴に悩まされたり傷つけられたりしたらまっ先に私に行ってください!」
夏油先生「ふふ、……」
夏油先生「ごめんねぇ」
妖丗「?」
妖丗「いえ…」
妖丗「謝ることなんて有りませんけど…」
夏油先生「私がただ単に謝りたかっただけかなぁ、」
妖丗「そうですかぁ、」
妖丗「じゃぁハグしましょう!」
夏油先生「え、?」
夏油先生「ど、どうしてそうなるの…」
妖丗「ハグはストレスを緩和させる力があるので!」
夏油先生「え、あぅ…」
妖丗「どうぞ!」
夏油先生「それでは遠慮なく…」
夏油先生「(ポス」
夏油先生「……」
妖丗「どうですか?」
夏油先生「……」
妖丗「少しは悩みが消えました?」
夏油先生「……」
夏油先生「(グス…」
妖丗「え、」
妖丗「え、あ、あ、泣いてる?」
夏油先生「泣いてなぃ…」
妖丗「え、は、はなし…」
夏油先生「……(ポタポタ」
妖丗「あばばばばば」
妖丗「夏油さぁん……」
妖丗「……そんなに辛いことがあったんですね、」
妖丗「いくらでも私の胸で泣いてください」
妖丗「すべて、聴いてあげます。」
妖丗「すべて、肯定します。」
妖丗「だから、幾らでもその後でも今でも泣いてもいいです。」
妖丗「一度だけ、顔を上げてください」
夏油先生「……(顔上」
妖丗「そして思いっきり笑ってください」
夏油先生「(ニコ…」
妖丗「ふふふ、可愛いですよ!」
夏油先生「なっ…?」
妖丗「私はその笑顔大好きです!」
夏油先生「ぅ゙、(グス」
妖丗「わわっ、」
妖丗「……」
妖丗「頑張りましたねぇ、夏油さん」
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完
妖丗 莉々華
今回は姉御みたいな感じだった。
夏油 傑
推”し”を”弱”ら”せ”る”の”が”好”き”な”ん”で”す”っ”…
おハム
ぬっ…あと四話…二話でお願いします。