・疲れちゃった武道
・タケミチ愛され
・嫌われではないです
リスカ、病み、嘔吐、その他諸々
苦手な方は見ないでください。
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今までに何回タイムリープをしてきたのか。
数えるのはとうの昔に辞めた。
数えていてもキリがない。
数えるだけ無駄だから。
そろそろ声に出してもいいだろうか。
ヒーローがこんなことを言っていいのだろうか。
『助けて』
ヒーローが弱みを見せていいのだろうか。
「いいわけないだろ」
「お前はみんなのヒーローなんだ」
「被害者ぶるな」
「苦しいのはお前じゃない」
誰かに似ているようで、誰にも似ていない声がする。
何度この声を聞いただろうか。
そうだ、俺が助けを求めるのは間違っている。
『みんなの方が苦しいんだ』
『被害者ぶるんじゃない』
武道のことを批難する声は次第に武道の声となっていた気がした。
『ん゛、、はっ、、、、朝、か、、』
それはそれは長い夢を見ていた気がする。
何を見たかは覚えていないが、身体は汗でびっしょりだったため、酷い夢だったということは容易に想像がつく。
今から学校だが、このままでは気持ちが悪い。
軽くシャワーでもしてこよう。
『朝ごはんは、、食欲無いしいっか』
正直作るのがめんどい。
『シャワー気持ちよかった』
『さっぱりした』
悪夢?のおかげで早起き出来たため、まだ時間に余裕がある。
『今のうちに切っとくかー、、』
『学校で切りたくなったらだるいし』
そんなことをボヤきつつ、カッターの準備をする。
そしてカッターの刃を出し、腕に一筋一筋丁寧に線を引いていく。
引き終わった線には、赤くて丸い花がまばらに咲く。
気がすむまで線を引く。
これが最近の日課。
いつ始めたかなんて覚えてない。
ネットで見ていいなと思ったから真似しているだけ、
正直何がいいか全く分からない。
だけどどこか心地よい。
そんなちゅうぶらりん状態。
『っ、と、もう時間か』
『学校だるっ 』
愚痴をこぼしつつも準備をする。
シャツは最近長袖しかきていない。
こんな跡見せたら心配させるかもしれない。
気持ち悪がられるかもしれない。
少しでも隠したい。
『じゃあ、行ってきます』
誰もいない空間に声が静かに響く。
『おはよー』
「おう!おはよう!ってお前今日顔色悪くね? 」
『あー、昨日ちょっと遅くまでゲームに夢中になっちゃってさー、、ほぼオール』
「ふはっ、なんだよそれ相変わらずだなー」
そんなたわいもない会話をする。
何がそんな面白いのか分からないけど、とりあえず合わせとく。
「タケミっちー!遊びに行こうぜ!」
いつものクラス凸。
クラスのみんなももう慣れたみたい。
早く行けと言わんばかりの目線を向けてくる。
『マイキーくん、、俺一応授業中、、』
「は?何?俺の誘い断るの?」
そんなに圧を向けないで欲しい、、
『あ、いえ、、行きます、 』
ゲーセンにファミレス、色んなところに連れ回された。
正直、かなり疲れた。
「じゃあまた集会でなー!! 」
『はい!また集会で!!』
今はもう疲れたの一心だ。
さっさと帰ろう。
『疲れた、、』
家に着いてまずその言葉が出た。
最近貧血なのか、動き回るのがきつい。
『、う゛っ、、』
急な吐き気に少し嘔吐く。
直ぐにトイレまで走って、しゃがみ込んだ。
『う゛、げぼっ、、うぇ、、げほっげほっ、、』
さっきファミレスで口にしたものが一気に出てくる。
『う゛ぇぇ゛、、ごぽっ、、うぅ、、つらっ』
吐くものもなくなり、だいぶ落ち着いた。
『あ゛ー、、やばっ、もう時間じゃん』
集会の時間が刻一刻と迫ってくる。
しんどい気持ちを無視して、特服に着替える。
『しんどっ、、一応薬飲んどくか』
家にある薬を適当に見繕って口へ運ぶ。
用量なんて無視だ無視。
多ければ長く続くだろう。
『じゃあ、行ってきます』
「これから集会を始める」
立ちっぱなしは結構しんどかった。
吐き気がぶり返してきて、正直かなりきつい。
なんだかめまいもしてきた気がする。
下手に薬を飲んだことがアダとなったか。
だがここで倒れては下の隊に示しがつかない。
何とか気力だけで立つ。
「〜〜〜〜〜っ!!!」
何を言ってるのかさっぱり分からない。
頭が気持ち悪いで占領されている。
目の前もぐらぐらで何がどうなってるか分からない。
「これで集会を終わる!!」
その言葉だけはっきり聞こえた。
嗚呼、やっと終わった。
気が緩んだのか、目の前が一気に真っ暗になった。
「、、っち、!!、、た、、、ち!!」
うるさい、頭が痛い、黙ってくれ。
眠い、だるい、
「、、、っち!!、、、て!」
うるさい、頭に響く。
重たい瞼を何とか開く。
目の前がぼんやりしていて何がどうなってるか分からないが、誰かが覗き込んでいる気がする。
「!!け、、、!!おき、、、!」
『う゛る、、せぇ、、、だ、まれ、、、』
その言葉だけ何とか声に出した。
相手に聞こえているのかは定かでは無いが、もう何かをする気力は無い。
そのまま、また眠気がまた襲ってきた。
『ん゛、、こ、、こは、、、』
目を開けると、いつもの天井があった。
「〜〜〜〜?」
「〜〜〜〜、、」
誰かの話し声が聞こえる。
しんどい身体を無視し、ゆっくりと身体を起こす。
目の前がまだぼんやりしているため、誰が誰だかわからないけど、多分東卍のみんながいるのだろう。
「タケミっち!!起きた?大丈夫?」
声的にマイキーくんだろうか。
『はい、、、大丈夫です』
正直に言うと大丈夫では無いが、心配させる訳にはいかない。
「お前、さっき熱測ったら38度代だったぞ、しんどいなら無理すんなよ」
声的に三ツ谷くんだろうか。
『す、すみません、、』
熱があるなんて知らなかった。
今までしんどかったのは熱のせいだったのか。
少し視界がはっきりしてきた。
俺はあることに気づいた。
俺は今、半袖だった。
「なぁ、相棒、その腕の傷、、」
『ひゅっ、、』
見られた、見られた、
どうしよう、気持ち悪いよな、
どうしようどうしよう
やばい、俺、おれ、、
『う゛、、』
「っ!おい!誰か袋持ってこい!!」
「は、はい!!」
『ぐっ、、げぇぇ、、、う゛、、ごぽっ、、』
吐くものは何も無いはずなのに
吐き気がやまない。
「よしよし、大丈夫、大丈夫だ」
誰かが背中を撫でてくれているのか、
少し気持ちが楽な気がする。
「落ち着いたか、?」
『は、はい、、すみません、、』
「謝ることはねぇよ」
みんな優しいな。
「それでさ、、その傷、、リスカ、だよな、?」
「何か悩んでるのか?」
「俺たちを頼れよ」
各々に言葉をかけてくる。
だけど、一向に耳に入らない。
バレてしまった、嫌われるかな
みんなの視線が痛い。みんなの視線が怖い。
頭はそんな言葉でいっぱいいっぱいだった。
『すみません、ごめんなさい、迷惑かけてすみません』
『ごめんなさい、ごめんなさい』
「いや、俺たちは謝ってほしいわけじゃないて、!!」
怒鳴られた?おこられた?げんめつされた?
分からない、わからない
完全にパニック状態に陥った。
もうこの空気に耐えられない。
もう無理だ。限界だ。
そう思った瞬間。俺は走り出していた。
「おい、!ちょっと待て!!」
そんな制止の言葉が聞こえた気がしたが、気にしている余裕は無い。
とにかく遠くへ遠くへいかないと。
嫌われたくない。嫌われるぐらいならいっその事、、、
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なんかぐちゃぐちゃになりすぎてしまいました。
これ以上書くと収拾つかなくなりそうなのでここで終わります。
没にしようかとも考えましたが、勿体ない気がするので投稿することにしました。
ここまで見て下さりありがとうございました🙇🏻♀️՞
(2024/06/08 19:09:36)
3118文字
コメント
9件
まてまて!!!マジで最高なんですけどぉ!!?????