“愛してるよ”
彼が毎日くれる言葉
それを聞くだけで安心感と幸福感に包まれる
何よりも僕のことを優先してくれる彼
優しくて、大好きな彼
僕はそんな彼に溺愛されている
寝るのはもちろん一緒
朝ごはんは毎日かわりばんこで作る
いってきますのキスも忘れない
お出かけの時はずっと隣にいる
喧嘩をしても必ず仲直り
相手が辛い時は黙ってそばにいて
怖い夢を見たなら抱きしめる
彼がくれた指輪はいつもつけておく
お互いずっと愛し合う
そんな理想で幸せな生活
不安に思うことなんてない
でも、時々夢をみる
“あの人”の夢を
僕は、彼と付き合う前、とある人と付き合っていた
その人と付き合ってた時も、平凡ながらに幸せだった
でも、ある日突然
その人は失踪した
周りからは”捨てられた”と言われた
愛してたのに、愛されてたはずなのに
虚しさと悲しさ、憎しみ、未練、よく分からない恐怖で埋め尽くされて
ただただ泣くしかなかった
でも、
そんな時に寄り添ってくれたのが”彼”だった
僕は心の隙間を埋めるかのように、彼に依存していった
僕が”あの人”の夢を見た時は、彼が抱きしめて頭をゆっくり撫でてくれる
そして、あの人のことを忘れさせてくれるように
“大丈夫だよ”
“捨てたりなんかしないから”
“心の底から愛してるよ”
また、そう言ってくれる
きっと、彼は僕を捨てない
一生、愛を注いでくれる
一生、愛し合える
僕も彼を愛してるから
だから、
あの日、路地裏で見た彼とあの人の姿は忘れなきゃ
コメント
6件
舞さん毎回毎回、小説書くの上手すぎます、、! 依存していくとか大好きなので、、(笑)
そいえばテラーアプデきて、フォロワーさん限定公開とかできるようになりましたねー! 過激系それにするか悩み中です それと、少し前からとあるYouTuberさんがテラーやプ〇小説の、夢・腐小説(二次やnmmn)を朗読していて、自分のものが晒される危険があります。書いている方は推しや自分を守る意味でも伏字やフォロワーさん限定公開しといた方が良いかもです。(長文すいません!)