元貴は僕の胸ぐらを掴み、
「お前に何がわかるんだよ!
俺が 好きだなんて、気持ち悪いだろ!
ノンケな若井に一生言えるわけねーだろ!
、、、俺はこの気持ちを地獄まで
背負っていくんだよ!!!」
痛いくらいの怒りをぶつけてきた。
勢いで座っていたソファに倒れ、
元貴が馬乗り状態になった。
「、、、ごめっんっ、そんなつもりじゃっっ、、、」
あなたに好きになってもらえなかった。
いつも愛しい目で見つめられる若井が、
羨ましかった。
僕は怒りに満ちた彼の瞳を見ながら言った。
「元貴の気持ちが楽になるなら、
何でもするからっっ、
僕、気持ち悪いなんて思わないよ!」
、、、静まり返った部屋。
元貴は驚いた表情を見せた。
けど、、、僕の頬を撫で
口角を上げながら
少し震えた声で言った。
「涼ちゃん、今日から若井の代わりだから。」
一瞬理解出来ず、困惑する僕に
噛みつくようなキスを落とした。
コメント
2件
すごい。。今、めちゃくちゃ泣いてます。。