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僕のお兄ちゃんは気づけば存在していた。
よくわからないが、その人がお兄ちゃんだということは確かだった。
兄が当たり前のように僕を弟として扱うため、このことに関しては聞けず終いだった。
それはとある夕食の時間のときだった。
柊「あ、そういえば、柏木に聞きたいことあるんだけど。」
柏木「どうしたの?お兄ちゃんに何でもきいて!」
柊「僕らって、血が繋がってる訳じゃないよね?どうして僕ら兄弟ってわかるの?」
空気が凍りつく。
柏木は驚きのあまり目を見開き、クロは箸を止め
下に俯いてしまった。
横にいる輝樹と僕は困惑してしまい、静寂が続いた
柏木「…柊、どうしてそう思うの?」
柊「え、いや…気になっただけ。」
クロは少し席を外し、珍しくご飯を置いて
部屋に戻った。
輝樹「…ごちそうさま、僕片付けてくるね」
輝樹も食べ終えたものを片付けに行ってしまった
柏木「…薬が足りなかったみたい。」
そうつぶやいていた。