俺は
ただ
弟を、救いたかっただけなんだ
気づけば何故だか生きていた。
燃やされて死んだはずなのに、だ。
そして、”兄弟”に会うために彷徨い続けた。
柊「…!!クロ!」
クロ「柊!よかった…大丈夫か?久しぶり、」
柊「うん!ひさしぶり!あのね、ぼくね…」
クロ「…怪我してるぞ、ちょっとまて、絆創膏とガーゼあるからな…」
柊「…いいの。どうせ、もっと増えるんだから。」
クロ「柊は、つらいか?消えたくなるか?」
柊「…うん。だからね、おねがい。僕を殺して?」
クロ「…わかった。」
彼もきっと、自分のように気づけば生きているだろう。そして、兄弟として出会えるだろう
そう考えた
弟は最悪な家庭にいた
親からは虐待され、叔父からは性被害を受けている
もう、救えるのは俺しかいないんだ。
柏木「…クロ、どうするの?」
クロ「俺が助ける、俺があいつを殺す」
柏木「…そっか。でも、絶対にバレないこと。いい?」
クロ「もちろん。」
弟の家へ行く
窓などから家を覗き、様子を伺う
しかし、珍しくカーテンが閉まっているようだ
クロ「…仕方ない、侵入してみるか。」
前世で習ったことを活かし、どうにか裏口から侵入した。
すると、中は血生臭く、何かを刺すグロテスクな音が聞こえた
まさか、と思いリビングへ急ぐ
柊「あ!クロ!あのね、僕もう死ななくていいや!あと、これ片付けるの手伝ってよ!」
クロ「…柊、?」
彼だけは、こんなことをして欲しくなかった
それに
俺が
殺したかったのに
死にたくないなんて、言うな
柏木「やっぱり、こうなっちゃうよね…」
クロ「…柏木、柊を引き取ろう。それと、あいつの今の親戚を、皆殺しにするぞ。」
柏木「時間かかるけど、いいの?」
クロ「ああ。もう、誰1人残さず殺そう。」
彼の代わりにはならないけれど。
それでも、欲を満たすために。
いつかは、俺が必ず_____
コメント
4件
大好きです!!!この三兄弟やっぱ最高…😭😭😭本当に狂っちゃいそうですね…柊くん可愛いよ😘😘😘😘尊すぎる…😇😇😇