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適当に。
白い肌が印象的な彼に、一目惚れをした。
メガネをかけた時のギャップとか。運動してる時の真剣さとか。話し方とか。雰囲気とか。
全てが好きだ。そう率直に感じた。
でも、
「好きだ」
なんて言葉
「俺も!」
友情的にしか受け取ってもらえなくて。
だから、ずっと後悔してる。
「ばか、、、」
あの時見えた、背中は今まで以上に頼もしかった。
小さく、細くて、でも、力強かった。
俺よりも小さな体で、自分より大きな体のやつを助けようとしてる姿はまさに”ヒーロー”だった。
「死ぬ時はかっこいいのかよ」
お世辞にもかっこいいとは言えなかった彼。
どちらかというと、可愛いの部類に入る彼。
あいつは、俺を庇って、強盗に殺された___。
部活の大会終わり。
JR組と一緒にマックを食べてると、強盗が入ってきて。
小さな女の子が人質に取られた。
『動くな!!こいつが死んでほしくなきゃ、お金を出せ!!!』
そう怒鳴る強盗。怯える周囲の人たち。泣き出す女の子。
[っ(s]
一緒にいたsも戸惑っていた。
しかし、一番弱そうに見えた、kが。
「待て。その女の子を解放しろ。俺が人質になる」
そう、震えた体で言い出した。
『動くなって言っただろ!!!』
そうこちらに走ってくる強盗。解放された女の子。
「ぼそっ」
「え、k、、、?」
そうして、彼は死んだ。
あいつが残した言葉を聞いて、後悔し続けている。
そして、俺はあの時、kを救えなかった。kを助けることができなかった。
ばか。
もう、あいつは戻らないのに。
m。好きだったよ。今までありがとう。