テラーノベル
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私はあれから毎日お花のお世話を忘れずにしていた。
どうすれば長くもつのかを母親に聞きお水を取り替えたり切り花の延命剤を入れたりして毎日様子をみていた。
私の母は生け花の先生もしているのでいろいろ教えてもらった。
生まれた時から家のお花に囲まれた生活をしていたが却ってそれが当たり前になっていたのか特に興味を持ったこともなかった。
しかしプレゼントしてもらったお花は特別である。
次会う時迄長持ちもさせないといけないし。
毎日素敵なお花のお世話をして過ごすというのは 変わり映えしない昼間の仕事や曲作りにも彩りをもたらしてくれた。
次会う日を待ち遠しく思いながら1週間が過ぎようとしていた。
‘お笑い会’から丁度一週間目の夜、絃さんからメッセージがきた。
[お疲れ様、由布ちゃん!お花の調子はどうかな? 明日なんだけど本屋に付き合ってもらいたいんだけどいいかな]
明日は土曜日でお休みなのに絃さんは大丈夫なのかと私は咄嗟に余計な心配をした。
しかし [明日は空いてますよ〜何か本買うのですか?]と またまた’押し’を受け入れて返信をした。
大丈夫だから誘ってくれたのだろうし、
本を選らぶ名目で会うのなら問題ないとも思った。
[もし良かったら由布ちゃんのおすすめの本選んでもらって読んでみようと思って。この前いろいろ本も読むって言ってたからさ。漫画制作の参考になるだろうから。]
[そういうことだったら数冊おすすめの本はあるので喜んで〜]と返信した。
深い時間まで新譜のビート作りをする予定だったが 若くもないので睡眠不足は翌日のお肌のコンディションに如実に現れるという事を考慮し明日会うのを楽しみに早く寝ることにした。
コメント
1件
あおいです🌷 第17話、読ませていただきました。由布ちゃんがお花を毎日大切に世話している様子がとても愛おしくて、もらった側の気持ちが丁寧に描かれていてじんわりしました。絃さんからの「本屋に付き合って」というお誘い、自然でいいですね。おすすめの本を選んでほしいって、相手の趣味やセンスを知りたい気持ちの表れにも見えて、ドキドキしました。明日会うのを楽しみに早く寝る由布ちゃん、可愛いです💭