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驚いた綾はスマホを見ようとする。
_ない。確かに作業前にポケットに入れていたスマホが無いのだ。
というか、よく見ると変わったのは手だけではない。服装もだ。
軍服のような服を着、手は60代程の手のように血管が浮かんでいた。__
それに、場所も何かがおかしい。
先程まで昼で草が生い茂っていたというのに。
今の状態はなんだ。草木は枯れ果て、土にはヒビが入り、空は火のように真っ赤に染っているではないか。
ふと、綾は少し遠くを見る。
「…ッ”あれは ッァ!」
崖に列を作って並ぶ国民ら。
綺麗なくらいに真っ逆さまに落ちる人達。
綾は嫌でも気付いた。
今、此処は祖父が軍兵だった頃の先程の山なのだと。そして、綾は今祖父の姿をしているのだと。
彼れは戦からの避難に耐えきれず身を投げ出す国民達だと。
だが、今は何年だ…。
そう思っている内に1人の兵が此方に駆け寄る。
『軍曹殿!!米国軍がこの地に侵入してきました!!』「!?」
あぁそうか。今は1945年【太平洋戦争】だ。