19話 浮気の清算と不測の事態
神経が冴えていたからか、眠りは浅かった。
アラームが鳴る前に目が覚め、窓の外を見れば、日差しはないが雨は止んでいる。
俺はゆっくり上半身を起こし、となりに目を移した。
眠る麻耶の目尻に涙の痕が見える。
昨日さんざん啼かせたからか、それともその後に流れたものかはわからない。
俺は長い息をつき、床に散らばった服に手を伸ばした。
会社に着くと、見計らったように眠気が襲ってきた。
今すぐデスクに突っ伏したい気持ちを抑え、昨日の続きに取りかかる。
フリッツコーポレートの仕事は、本気を出せば今日中に終わるくらいまでに仕上がっていた。
回らない頭でプログラムを書き始めた時、社内メールが届いた。
システム部 都築様
おはようございます。webデザイン部の小林です。
フリッツコーポレートから先ほど下記の連絡がありました。***********
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