テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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オリキャラが異世界に行ったようです

第6話 - パラレルワールド(仮)で作戦会議！

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2022年01月18日

#異世界

#創作BL

#ファンタジー

#BL

#腐向け

#パラレルワールド

おひもん

・登場人物は全てオリジナルのキャラクターです(一次創作)

・BL要素を含みますが、やらしい描写は無いです(多分)

・設定などがぶっ飛んでいることがあると思いますが、お見逃しください()

それでもいいという人は、どうぞ↓↓↓

第6話

｢そういえば俺腹減ってるんだった｣｢唐突だな。だが食料はあと1時間しないと来ないぞ｣｢あ、もしかしてこの世界の独自のシステム？｣｢俺はお前がいた世界と比較出来ないから、何が独自のシステムなのかは分かりかねるぞ｣｢確かにお前にとっちゃそうだな｣｢食料は毎日3度支給されるんだ。1度目は朝食といって、ここで食う。2度目は昼食といって、仕事場で食う。そして3度目は…｣｢夕食かぁ｣｢あぁ、それは仕事帰りにここか店で食う｣｢色々ツッコミたいとこはあるけど、とりあえず1日3度のご飯はちゃんとあることに安心したわ｣｢そっちでも普通なのか｣｢まーね。じゃあとりあえず1時間我慢すれば飯があるのね。その情報だけでも安心できてありがたいわ｣

1時間の間にどれだけのことをダクラから聞き出せるか分からないが、ともかく時間を無駄にしたくない。俺は何か書くものはないかとダクラに聞いた。

｢書く？なんだそれは｣｢えぇー？！文字使う文化ねぇの？！まじか！｣どおりで街で文字を見なかったわけだ。｢コミュニケーションは口だけしか使わねぇの？｣｢あぁ、俺は喋ることしか知らない。そもそも他の奴らと喋ることもほとんどないが｣｢待って待って待って情報量多いよー。充電減るから使いたくなかったけど、スマホのメモ機能使ってメモるからちょい待ち｣

｢まずさぁ、俺この世界のことを知らなくちゃいけないんだよ。出来るだけ細かく、知ってる範囲だけでいいから教えて欲しい｣｢…分かった｣｢まず、お前らに‘家族’っつー概念はないってことで合ってるか？｣｢あぁ。そんな言葉は聞いたことない｣｢家族もいない…なら友達は？｣｢それも分からない｣｢死ぬまでずっと1人で生きてくのか…｣｢死ぬってなんだ｣｢…まじで？｣｢あ、あぁ｣｢…え、待って、じゃあ外歩いてた時に老人がいなかったのって｣｢ある一定の年齢を重ねると、俺がいた施設とはまた別の施設に移されるんだ。そこから先は知らない｣｢…えげつねぇな…。何となく察しはつくけどさ…｣｢そこに行ったら何があるんだ｣｢多分だけど、そこの施設では歳をとった老人たちが暮らしてるんだと思う。扱いはどうだか分かんねぇけど…ここのあたおか政治じゃ何が起こってても不思議じゃねぇな…｣｢なぜ、老人？を分ける必要があるんだ｣｢要らねーからじゃねぇかなぁ。生産性ないとか訳分からん理由で｣｢そうか…｣｢…なんか想像以上のディストピアだな…。死ぬっつーのは、命が無くなることだ｣｢命が無くなる…｣

｢うーん、じゃあさっき言ってた‘仕事’について教えてくれ｣｢分かった。じゃあ俺の一日の行動を言った方が早いか？｣｢確かにそーだな、じゃ頼むわ｣｢了解だ。まず、俺の一日は太陽の光が部屋に差し掛かったら始まる｣｢そんな曖昧なの？何時起床とかはないんだ｣｢何時？｣｢…え、待って、時間の概念がないなんて言うなよ？｣｢残念だか俺には分からない｣｢まじか〜！時間きっかりにことを進めてると思ったけど違うのな？夏と冬で労働時間変わるのな？｣｢…悪いが…｣｢待って夏と冬が分からないとか言ったら俺…どうしようか？？｣｢分からない｣｢ｲﾔｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ｣

｢ちょっと待って。お前ら一体施設で何習ってたの？｣｢ひたすら自分の仕事のこなし方と、この世界のルールについて永遠と復唱してたな｣｢終わってんな…。頭おかしくならねぇ？｣｢おかしくなったら最後、そうなった仲間は全員どこかに連れて行かれた｣｢今すぐにこの狂った世界を救わないとな。(使命感)｣

｢俺分かっちゃった。お前らは色んなことに無知なのな。だからもう分からないことは分からないって言って、簡単に説明してすぐ進むから｣｢分かった｣

｢じゃ、太陽の光が差し掛かったら起きて、それで？｣｢あぁ、そしたら身だしなみを整えて、朝食が届く。そしたら建物全体にアラームが鳴って、それを合図に仕事場に向かう｣｢起きる時はアラーム鳴ってくれないんだね？寝坊しちゃうな俺だったら｣｢太陽の光を浴びたら起きるよう施設で訓練されてるからな。それで、仕事が終わり次第帰れる。夕食は帰り道に店に寄って食べることは許されているから、店で食べても部屋で食べてもどちらでもいい。ただ、店で食べた場合記録されて、その日は部屋に飯は来ないようになってる｣｢え待って、仕事の内容飛ばしたらダメよ？1番知りたいとこよ？｣｢あぁ…、仕事はただ永遠と同じ作業を繰り返すだけだ。俺の場合は服を縫うことだ｣｢どこぞのディストピア映画の中かな？仕事終わりに怪しげなお薬もらったりしない？｣｢仕事終わりに支給される物は特にはないが…｣｢良かった〜｣｢ちなみに、さっきから言ってる‘ディストピア’も分からないし‘映画’も分からない｣｢あっ…そっかそっか｣｢それで、仕事が終わって部屋に帰ってきたら基本的に自由だ。プライベートだからな。走り回っても叫んでも、政府当局が来ることはない｣｢でも一人でいても楽しくなくね？友達とガヤガヤするのが楽しいんじゃんか｣｢俺に言われてもな…｣｢そーだけどさ｣｢…それで、飯を食って、風呂に入って、寝るまでの間自由に過ごして、アラームの音で就寝だ｣｢ふむふむ…｣｢他には？何が聞きたい｣｢娯楽って何があんの？｣｢娯楽…とはなんだ｣｢…あぁ…｣