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#百合
柿の木七味
16
#百合
うあな
565
比較的多めです!
この話の次が多分放課後になります!
わたしは今私立花野沢高等学校の1年3組、自分の教室の扉の前に立っている。
うー、どうしよ。もし悪目立ちしたら…
とりあえず深呼吸しよ…
「すーはー、すーはー」
もっとゆっくり…
「すー、はー、すー、ひゃっ」
るなちゃんがいきなり後ろから抱きついてきた。
「しずく~、おっはよ~!」
「もう、いきなり抱きついてこないでよぉ」
「ごめ~んっ、しずくの後ろ姿が見えて嬉しくて…つい、みたいなぁ」
「まぁ…いいけど…」
「しずくツンデレだ~」
「((つ、つんでれじゃないもん…」
ほんとだよ?つんでれじゃないよ?
「んー、じゃあデレデレだ~」
それはないよ~っ
「(で、デレデレでもないっ」
『るなちゃんと…海野さんだ』
『そうだねー、珍しい組み合わせ』
『((2人とも可愛いよね~』
『((わかる』
『((ほんと小動物。守護りたい。』
『((わかる。でも触れたら壊れちゃいそう。』
『うんうん』
「じゃ、じゃあわたし準備してくるからっ」
「もー、しょうがないなぁ~、わかったよ~っ」
「じゃあまた休み時間で!」
「う、うんっ」
るなちゃん、優しいなぁ…ほんと
~~~☆~~~☆
今はお昼休み。休み時間はるなちゃんの周りにたくさん人がいて行けなかった。
「しずく~、休み時間、行けなくてごめんね。るなから誘ったのに…」
「い、いや別に…いいよ。」
「るなちゃん人気者だもんね。」
「…嫉妬とかしてくれないの?」
「え、いや、るなちゃんってたくさんお友達いるし…わたしといるより楽しいと思うよ?」
「それは絶対ちがーう!」
「違う?」
「うん、違う。だってしずくといる時るな、すっごく楽しい!」
「わたしもるなちゃんといると楽しいし…そ、それは嬉しいけど」
でもわたし、今まで恋人どころか友達もほとんどいなかったし…みんなに優しくて人気者で可愛いるなちゃんに好かれるわけないと思うんだけど…
「ならいいじゃんっ!」
「まぁ…ね?」
「だってるな達相思相愛だよー?」
「そ、相思相愛って…」
なんか勘違いされそうになる言い方しないでよ~っ
「えー、違う~?」
「いや、るなちゃんのこと、好き…だけど…」
そう言った途端、わたしの顔が熱くなる。赤くなってるかなぁ…?
「ありがとーっ、るなもしずくのこと好きー!」
「わっ」
るなちゃんがわたしの正面から抱きついてきた。ふわっと甘い香りが鼻腔をくすぐる。やっぱりるなちゃんって甘くて安心する香りがする。
「((いい香り…」
あ、つい口に出しちゃった…変に思われないかなぁ…どうしよ…
「えっ」
るなちゃんの頬がほんのり赤くなる
「あ、えっ、((あ、ありがとぅ…」
なんかほっぺが赤いような…?可愛いっ
「え、あ、ど、どういたしまして?」
「こほんっ」
るなちゃんがわざとらしく可愛い咳払いをする。
「お弁当食べよっ!冷めちゃうから!」
「お弁当はもう冷めてるような…?」
まあいっかぁ……?とりあえずお弁当食べよ~っと
「しずくのお弁当かわいいねぇ!うさぎだぁっ、誰に作ってもらったの~?」
「えと、わ、わたしが作ったの。」
「しずくが作ったのぉ!?すご~いっ!今度るなにも教えてっ!」
「う、うんっ、機会があればだけど…」
空気に流されてるなちゃんと会う約束しちゃった~。もうちょっと考えなくて良かったの?わたしぃ~っ!
「いいの!?やった~!」
「る、るなちゃんは誰にお弁当作ってもらったの?」
「るなはね~、お母さんに作ってもらってるよ!」
「それでね!たまにるなも手伝うんだ~」
「偉いでしょ~っ」
るなちゃんがふんす!と鼻を鳴らす。
…褒めて欲しいのかなぁ?
「え、偉いねっ!」
「そうでしょ~!いつかは自分で作りたいんだ~!」
「るなちゃん、がんばってるんだね!すごいっ、偉いっ!」
「んふふ~♪ありがとっ、しずくっ。」
「あ、あと10分ぐらいしかないや!ごめんね。たくさん話しちゃって…」
「いや、全然大丈夫だよっ!」
「るなちゃんと話すの楽しい、から!」
「しずく~、ありがと~」
「う、うん。じゃあお弁当食べよっか。」
「うん!」
「わぁ、るなちゃんのお弁当、美味しそうだね。」
「うん!お母さん、お料理上手なんだ~♪」
「あげるっ」
「え、あの、いいの?」
「うん!どれにする~?」
るなちゃんのお弁当箱の中にはおにぎり2つ、唐揚げ2つ、卵焼き、たこさんウィンナーも2つ。野菜はブロッコリーとミニトマトが1つづつ、あとデザートにブドウも入っている。
「しずく?アレルギーとかある?」
「いや、ないかなぁ…強いて言うなら埃アレルギーかなぁ」
「全部美味しそうで迷っちゃって…」
「…ぇへへ」
「ならよかったぁっ」
「んと…じゃあ、たこさんウィンナーで」
「うん、たこさんウィンナーね!」
「はい、あーんっ!」
「ふぇっ!?」
顔が熱くなってわたしは顔を下に向ける
「どうしたの~?」
「あ、嫌だった?」
「えっ、いや、嫌じゃなくて…」
「よかった~、じゃあなぁに?」
「えと、あの…」
「あーんとかされることなくて…」
「だ、だから…る、るなちゃんみたいな可愛い女の子にされると…あの、その…き、緊張しちゃって…」
「えっ…」
どうしよっ、変なやつだと思われちゃったかな?るなちゃんにだけは思われたくないなぁ…こう言うこと、言ったあとにいっつも後悔しちゃうんだよな…っ
ふと、るなちゃんの顔を見るとその頬は赤く染まっていた。
「あ、えと、るなちゃん…?」
「あの、しずくからそう言われるの嬉しくって…」
「じゃあ、あーんっ」
「…はむっ。もぐもぐ」
たこさんウィンナー、久しぶりに食べたけど…
「美味しい…」
「そう?ならよかった!」
「(るなも食べよ~っと」
あ、わたしそのお箸で食べちゃった…
「あ、あの、るなちゃん。」
「なぁに?」
「そのお箸、わたしが口つけっちゃったよ?いいの?」
「?…あ~、」
「いいよーっ、るな気にしないタイプだしっ、しずくに言われるまで全然気にしてなかったや~。」
「あっ、しずくは嫌なタイプだった?」
「い、いや、るなちゃんなら…全然。」
「ならよかったよ~」
「じゃあ、いただきまーすっ!」
「あ、いただきますっ」
昼休みの最後、るなちゃんに『しずく、今日の放課後時間ある?あったらるなの家、来て欲しいんだけど…』と言われた
わたしは習い事も塾もとくにしていなくて毎日暇だからもちろんOKした。
変な終わり方になりました!
コメント
3件
みぅです、読ませてもらいました🥀 第3滴、すごく良かった…!るなちゃんの優しさがじんわり伝わってきて、しずくの緊張とか「こんな可愛い子に好かれるわけない」って思う気持ち、すごくわかるなあ。あーんのシーン、照れながらも素直に口を開けるしずくが可愛すぎてやばかったです…。お弁当交換とか、一緒に食べる時間って特別感あるよね。放課後の約束、次が楽しみです🌙 しずくの気持ちがもっと動くのかな、ってドキドキしながら待ってます。