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⚠️注意⚠️
・この作品は二次創作でありご本人様とは一切関係ありません。(名前や部活も自分が勝手に考えてしまっただけなので本当の話ではないです)
・キャラが掴めてなかったり口調がおかしい場合があります。
・これはBLファンタジー作品なので苦手な方はお戻りください。(そんなにBL要素強くないのでR18❌)地雷だったり苦手な方は無言で遠ざけてください。
・この物語は「光が死んだ夏」の伝統や町を舞台にしています。”舞台にしてるだけ”で見たことない人やネタバレが嫌な人でも楽しめるようになってます。
・物語を創るのが下手で上のひかなつのように複数のアニメやマンガの設定が入ってる場合が結構あります。多分絶対パクリはありません。
・オリキャラというわけではないですが主役たちの兄弟が出てきます。
・飽き性なので途中で辞める場合があります。(今のとこ結構長い話だと)
注意事項読んだ方はSTARTー
em視点
おはようございます!私は江見昴です!
今日はゾムさんと鳥居家に向かっています
私は本当は関係がないのですが鳥居家と江見家は一応親戚ではあるからゾムさんに来て欲しいと言われ来ました
em ) 本当に私が来ても良かったんですか?
zm ) 連れてきて欲しいって言ってたから大丈夫やで!
em ) えっ!そうだったん!?
zm ) 俺とエミさんは正式に結婚前提で付き合っとるからって!!
そう私たちは自らの意思ではなく親に言われて6歳の頃から婚約者が決まってました
その相手がゾムさん
初めは嫌だったけど今はゾムさんのこと好きですし全然大丈夫なんですけど…
私の父親はもう家から出てこなくなったので鳥居家が全て責任を負うことなくなってしまって…
この結婚条約も破棄されるかもしれないんですよね
ゾムさんはそんなの関係ないって言ってますけど…
ちなみにメンバーには言ってないですね
zm ) エミさん着いたで!
そう言われ顔を上げると大きい建物があった
本当にこれが家なのか?と思うくらいだ
em ) 相変わらず大きい…
zm ) そうか?
そう言ってゾムさんは玄関の扉を開ける
zm ) ただいまぁ
em ) お邪魔します…
すると奥から一人のスーツを着た男性が出てくる
村長 ) おかえり望。
この人がゾムさんの父親
そしてこのクビタチ村の村長さんだ
村長 ) 昴君も久しぶりだね。
em ) あっお久しぶりです!
すると奥から俺と同い年のゾムさんの妹も出てくる
妹 ) エミさん久しぶり!あと望兄も!
em ) 久しぶり!元気そうやね笑
zm ) 俺めっちゃついでやんw
村長 ) …じいさん達はもう食べてるからはよ行きなさい。
そう言われ慌てて答える
em ) あっはい!!
妹 ) はーい。
zm ) ………
そして私たちはリビングへ歩き出す
村長 ) 望。お前は私の部屋へ来なさい。
zm ) は?なんでなん?
村長 ) 話がある。
zm ) ……分かった。エミさんは先に行っといて。
妹 ) エミさん行こ!
そう言って腕を引っ張られる
em ) は、はい…
んー…ゾムさん大丈夫かな…?
あの二人昔から仲悪いし心配やなぁ…
でもただの婚約者の俺が親子の間に口突っ込むのもあれやもんな
妹 ) エミさん開けるな?
そう言われもうリビングの目の前に立ってることに気づく
em ) あっうん。
扉を開け中に入る
すると色んな親戚の方々が話しかけてくる
ゾムさんとは順調かどうか
お守りはきちんときいているかとか
そんな話がたくさんあって頭が回ってくる
どうしよう…なんとかこの場を抜け出したい…
俺は思い切って声を出す
em ) あの!すみません!手を洗ってきます!!
そう言って席を立ちリビングを後にする
色んな人から目線が痛かったのは気のせいかな…?
手を洗い廊下を歩くとどこからか声が聞こえてくる
em ) ん?誰やろ?
そう思い声がする方へ歩いて見ると町長の部屋からだった
あ!そっか!今ゾムさんと町長が話をしてて…
…………少しくらい聞いてみてもええかな?
まぁ俺やって一応婚約者やし!ちょっとだけなら…
そう扉に耳を近づける
zm ) 〜ッッ!!なんでや!!おかしいやろッ!!
ん?なんか喧嘩してる…?
村長 ) 何もおかしくない。これが普通や。現時点で江見家の主人は家に引きこもっている。つまり江見家はもう仕事をしないということや。
zm ) だからってッ!!そんな簡単に婚約を破棄するなんて!!
……え?婚約を破棄…?俺とゾムさんの…?
村長 ) しょうがないことや。これ以上はこっちの負担が大きくなる。それに江見家は昔少しだけ”あっち側”と関わってただけ。他にも婚約候補は沢山おる。
zm ) …お前らが始めた契約やん…!なんで今更…ッ!
村長 ) じゃあ聞くがお前はホンマに昴君が好きなのか?
zm ) はぁ?そりゃ好きやからこんなに止めて…!!
村長 ) いや…お前は誰でも良かったはずや。あの時…婚約した時昴君じゃなくともお前はその人を好きになっていた。お守りはそんな効果があるんや。
お守りは婚約した時鳥居家が江見家の人に渡す物…
つまりゾムさんはお守りを俺に渡したから俺を好きだって言ってくれてたってこと…?
じゃあ今までのは全部ゾムさんの気持ちじゃない…?
zm ) お守りを渡したらその人のこと好きになる?そんなの信じれるわけないやろ!これはきちんと自分の気持ちで…!!
村長 ) 私も昔はそう思っていた。だがあいつが死んだ今お守りの効果がなくなり昔の感情は消えた。そこで私はお守りのせいだったと気づいた。きっとお前もいつかそうなるだろう。私の息子だからな笑
そう村長が言うと足音がこちらに近づいてくる
…!!村長が部屋から出てくる!!
早く戻らへんと…!!
こうして俺はリビングへ戻っていった
em ) 今日はありがとうございました。
そう俺は玄関で深々と頭を下げる
親戚1 ) いやぁ昴君!君と話が出来て本当に楽しかったよ!
親戚2 ) 私の家にも来るんやぞ?また話したいからなぁ。
em ) はい!私も皆さんと話が出来て楽しかったです!
妹 ) またエミさん遊びに来てね!望兄は来なくてええから!
zm ) なんでやねん!エミさんが行くんだったら俺も行くやろ!!
町長 ) 分かったから早よ帰りなさい。もう暗いやろ。
em ) あっはい!
zm ) じゃあエミさん帰ろー
こうして俺らは家を出た
帰ってる間は高校生活のことをたくさん話した
どこの部活入るかとか
授業はどんな感じかとか
親戚の方々と話してる時は少し堅苦しかったからこうやってゾムさんと話してる時は安心する
だけどさっきの話を思い出してゾムさんの顔をまともに見れない
ゾムさんは何事もなかったかのように笑って話してくれてるけど…
zm ) エミさん?大丈夫?ずっと俯いとるけど…
em ) えっ!あぁ!大丈夫ですよ!ちょっと眠たいなぁなんてw
するとゾムさんは少し黙る
zm ) エミさん。
em ) なんですか?
そう言ってゾムさんの方を向く
するとゾムさんの口が私の口とくっつく
そして離れてゾムさんはにっと笑う
zm ) 今日の俺へのご褒美!!
em ) …へ?///
zm ) エミさん顔真っ赤やーんw
そう言いながらゾムさんは先に歩いていく
自分の頬を触ってみるとすごく熱い
やっぱり急なキスは慣れへんて…///
でも…ゾムさんの気持ちは本当なんやろか?
そう俺は首にぶら下がっているお守りを触る
これのおかげで俺は今幸せなわけで…
ゾムさんは……
やっぱり婚約は破棄した方がええんかな?
zm ) おーい!エミさーん!早くー!
em ) …はーい!
そう返事をし俺はゾムさんの方へ走っていった
やっと次学校生活に入れる