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とあるメッセージがきた。
『実采とデートなう!』
そのメッセージの後には写真もついてきた。
『お前も実と来たらどうだ?ダブルデート!』
大変だ。
「実ー?お友達?が来てるわよ」
家に友達が来るなんて珍しい。誰だろう。
「あ、実」
「え…?」
一瞬フリーズしてしまった。
田水くんだった。
「実に男友達がいるなんて、明日は雪でも降るのかしら…」
「ちょっと、お母さん」
「おっと失礼。」
田水くんはキョトンとしている。
「ごめんね、田水くん。…取り敢えず上がる?」
「いや、いいよ。出掛ける準備して、話は後。」
私には田水くんが少し焦っているように見えた。
「え、実采と若山くんがデート、?そのついでに一緒にどうかって……?」
私は困惑した。
「ごめん、断れば良かったかな…」
「…いや、せっかくだしいいんじゃない?」
イチャイチャを見るのは嫌だけど。
「よかった。それで、場所なんだけど…」
「す、水族館?!?!」