リクエストあざます!!
今回は病み系なんですけど、病みはよくわかってないので温かい目で見てください!!
最後はハピエンです!
shk総受けです
R無
6月。梅雨の時期。
雨の滴る音だけが俺に耳に入ってくる。
なぜこんなにも雨の音は趣がないのだろうか。
規則的でも不規則的でもある雨の音にうんざりする。
あぁ、なぜ俺はこんなにも雨が嫌いなのだろうか…。
shkside.
??「あ、シャークんおはよ!」
??「おはよ〜シャークん、今日は遅かったね?」
??「ゆっくり寝れたようで良かったよ」
聞き馴染みのある声がすーっと耳に入ってくる
今日は朝から気分が良いのかもしれない
「おはよう、みんな」
俺は同じ家に住んでいる5人にそう言った
kr「ご飯できてるけど食べれそう?」
kn「昨日は雨だったからね〜」
sm「無理しなくてもいいと思うよ」
みんな優しく俺に話しかけてくれる
こんな人生いつまで続くのだろうか…
一生続いて欲しいと願うばかりだった
「今日は朝ごはんいいかも…」
「食欲がちょっと…」
kr「ん。りょーかい」
kr「お昼は食べれそう?」
「うん、だってきりやんが作ってくれるご飯だからね!」
kr「ふふっ、可愛いこと言ってくれるねw」
nk「そうだシャケ〜」
nk「俺ら今日も出かけてくるね〜」
「ん、わかった」
「なるべく早めに帰ってきてね?」
nk「は〜い」
最近、皆がよく俺抜きで外に出かけることが増えた
なぜ5人だけで外に出るのかはわからない
けど俺は捨てられないってわかってる
わかってるけど…
なぜあんなにも彼らから甘ったるい匂いがするのか
なぜ帰ってくる時、必ず皆笑顔なのか
愛されているはずなのにもしかしたら、、、、、なんて考えてしまう自分に嫌気が差してくる
はぁ、今日もまたひとりぼっち…
雨降らないといいけど…
nk「じゃあそろそろ行ってきま〜す!」
WT-nkshk「行ってきま〜す!」
「ん、行ってらっしゃい👋」
バタン
はぁ、皆行っちゃった…
こういうのってもっと俺が素直になるべきなのかな…
可愛い女の人みたいに”行かないで?“って甘えられてたら…
、、、
ダメだダメだ
こんなこと考えすぎると良くない
もう今日はすることないから寝てようかな…
起きたら皆帰ってきてくれてるといいんだけど…
____________________
??「シ、、ク…」
??「シャ、、、ん」
なんだろう… なんか呼ばれてるような…?
??「シャ、、クん!」
やっぱり呼ばれてる… なんなんだ…?
??「シャークん!!」
「ん… 誰… って」
「みんな…?」
nk「なんで全然起きないのさ!」
br「帰ってきたら熟睡でびっくりしたw」
kn「ほんとぶるーくじゃないんだからw」
br「ちょっときんさ〜ん?」
sm「寝不足ならまだ寝ててもいいぞ?」
kr「まあもうすぐご飯だけどね」
良かった、皆帰ってきてくれた
今日はいつもみたいに甘ったるい匂いもしないし、皆の瞳には俺がちゃんと映ってる
皆俺のために帰ってきてくれてたんだ…
嬉しい…
nk「ちょっとシャークん?!」
「へ…」
kn「泣かないの泣かないの〜w」
そう言いながらきんときは自分の服で俺の涙を拭いてくれる
「あれッ、俺なんで泣いてッ…?」
br「寂しかったの〜?w」
「ん… ギュ」
頭を撫でてくれるぶるーくに思わず抱きつく
br「甘えてくるの珍しいね〜笑」
体格差があり、ぶるーくの腕にすっぽり入るため安心感がある
「うぅ〜 グリグリ」
ぶるーくの胸に頭をグリグリとやるとヴッという声を出しながら
br「可愛い〜♡」
なんて言ってくるから思わず照れてしまう
kr「シャークんめっちゃ照れてるじゃん笑」
sm「かわい ボソッ」
kn「心臓ちぎれそうなぐらい可愛い…」
nk「ちょっと!シャークんが可愛いのなんて当たり前でしょ!」
nk「なんてったって、シャークんは俺たちの______」
え、、今なんて言った?
段々と皆の声が遠のいていく
あれ? なんか視界もぼやけてきて…
____________________
「はっ、、」
「あ、れ…」
「ゆめ、、、」
気がつくと俺は辺りには誰も居ない、ただ雨の音が聞こえるだけの部屋にいた
「あ、、そ、っか…」
「俺、寝てた、、んだもんな、、」
先程まで居た皆の姿が見えなくなり少し困惑していると
ザーザー、、ピカピカ
「よりにもよって雨…」
「しかも雷もだし…」
運良く、雷はここから近くはないため少し安心する
だが思った以上に土砂降りの雨だ
「皆無事に帰って来れるかな…」
何か連絡が来てるのではないかとスマホを開くが何も来ていない
「おかしいな、、昔だったら… こんな時ですら連絡してくれたのに… ポロッ」
気付けば俺は涙を流していた
そして、頭の中には雨の音とともに嫌な考えばかりが浮かぶ
今頃は何処にいるのだろうか…
あの甘ったるい匂いの主と一緒にいるのだろうか
今日はもう帰ってこないのだろうか
勝手に頭の中にこんな考えが出てくるため頭が少し痛くなってくる
「ははっ、、、俺一人だけこんなに心配しちゃって、、」
「バカみたい…」
「なんで帰ってこないんだよ… ボソッ」
ただ耳に入るのは雨か涙かもわからない水の音
こんな状況を周りの人が見たら滑稽なんだろうなぁ…
薄暗い部屋にただ俺1人
電気も付けずに何やってんだか…笑
もう疲れた
考えるのももう嫌だ
俺も今降ってる雨みたいに溶けるように地面に落ち、晴れ上がった時には蒸発して消えたいな…
もし本当にそうなるのならば少しは雨のこと好きになれるのかな…
嫌、きっと無理だろう
なぜなら雨は俺にとって…
<「ただいまぁー」
え、、、帰ってき…
kr「スマイルのせいでびしょ濡れになったじゃねーか!」
sm「だって傘持ってたから…」
kr「だからって奪うなよ!」
nk「いつもより大雨で焦った〜笑」
br「遅くなっちゃったけどシャークん大丈夫かな…」
kn「シャークん雨嫌いだもんな〜」
nk「シャケ〜 だいじょうb…」
WT-shk「え…」
あぁ最悪だ
ぐしゃぐしゃな顔を見られた
1人でなにやってんのって呆れられるのかな
電気もつけないで床に座ってるだけでオマケに顔は涙でぐちゃぐちゃ
皆からの第一声が怖い
nk「シャケ…」
nk「どど、どうしたの!?」
kn「ごめんね、1人にさせすぎちゃった?💦」
br「あっはーw 僕達よりもびしょびしょじゃんw」
kr「おい笑うところじゃないだろ!」
sm「シャークん、、はいタオル」
「ぁ、ぁ…」
不安、困惑、心配、不思議、そして少しの安堵
色々な感情が合わさって上手く口にすることが出来ない
言いたい言葉は沢山ある
けど上手く言葉にできない、というか発せない
そんな俺に気付いたのかタオルを持ってきてくれたスマイルが俺の顔をゴシゴシと拭き、頬を両手で掴む
sm「だいじょ〜ぶ」
sm「言葉にしなくても少しは伝わってるから」
そう言いながら背中を撫でてくれた
そんな行動に安堵したのか、一瞬止まっていた涙がまた溢れ出す
sm「寂しかった? 不安だった?」
そんな問い掛けに弱くもコクコクと頷く
sm「俺らはシャークんから離れたりしないから安心して?」
状況がわかっていない他4名にスマイルが説明してくれた
するとすぐさま
br「シャークん〜 ギュ—-」
nk「俺も〜 ギュ—-」
kr「ごめんね? シャークんの今の状況に気付けてなかった…」
kr「なにか不安なことがあったならなんでも言って?」
あぁやっぱりいつもの皆が1番だなぁ…w
さっきまでの苦しかった感情もどっかに消えってっちゃったみたい
俺は先程まで重かった口が軽くなったのか、いきなり口を開く
「み、皆いつもどこ行ってたの…?」
「さ、さみしかった… 俺だけいつも置いてけぼりで、5人で楽しんでたから…」
kn「それで不安になっちゃったのか…」
kn「ごめんね、シャケにもちゃんと言っておけば良かった」
「じゃああの甘い匂いは…?」
nk「実はね?俺たちこれを探してたんだ」
nk「色々歩き回ってたから何処かで匂いがついちゃったのかも」
なかむの手には雷の光にキラキラ光る指輪があった
「ゆ、びわ…?」
nk「そう! 日本だとまだ同性は結婚できないけどせめて形だけは、って探してたんだ」
kr「しかも俺ら6人じゃん?」
kr「皆で揃えるってなると難しくって…」
nk「この指輪はシャークんの」
nk 「つけてもいい?」
「ぅ、うん、うん…!」
「つける…! つけて!」
br「シャークん笑ってくれた〜!!」
sm「シャークんは暗い顔より笑ってる顔の方が可愛いよ」
nk「シャークん、俺たちにもつけてくれますか?」
俺は一つ一つの指輪を取りだし、1人1人につけていった
WT-shk「ありがとう!シャークん!」
俺がつけている指輪には晴れを象徴するように太陽が
皆がつけている指輪には雨を象徴する雲がかかれていた
皆は俺と裏腹に雨が大好きだ
だから俺にとって雨とは、1番大嫌いで1番大好きなものなのだ
病みかどうかわかんなかったです笑
リクエストこれで大丈夫かすごく心配…
リクエストありがとうございました!
あと、ちょっとお知らせなのですが
これからリクエスト物にはリクエストしてくださった方の名前を書きたいと思います!
個人的にその方が誰のリクエストかわかりやすいかな〜っと思ったので!
名前を書いて欲しくない方は、リクエストする時のコメントに書いてくださればOKです!
細かいことはコンの雑談の所にもあげておきます!
たくさんのリクエストお待ちしております!
コメント
11件
読んでたら涙出てきた話2作目😭😭 ほんとに最高すぎる😇😭 あーもうどうして日本は同性結婚だめなの?! 本当にお幸せになってくださいと祈るばかりです…😊
最高ありがとう!! もう最高すぎて心臓がもたない、、 てか最高しか言ってない。
お幸せにしやがりなさいよぉほんとにぃ(?)