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涼ちゃんの瞳がいつもキラキラ輝いているのは
きっとその円らな瞳の中に俺が居るからだと
柄じゃないけど真剣に考えていた。
「今日は月が綺麗だな…」
こんな夜は、無性に君を抱き締めたくなるんだ。
気付けば、時計の針は0時を回っていた。
会いたいって言ったら、君は笑って駆けつけてくれるかな。
俺はポケットからスマホを取り出すと涼ちゃんとのLINE画面を開いた。
“会いたい。俺ん家来て”
素早くそれだけ打つと震える指で送信ボタンを押した。
「きっと涼ちゃん、吃驚してんだろうな」
涼ちゃんの驚いた表情を想像して思わず頬が緩んだ。
―20分後―
ピンポーン
インターホンの音がして、俺は涼ちゃんに違いないと思いながらも一応モニターを覗いた。
画面には怒ったような困ったような顔をしている涼ちゃんが居て、俺は上機嫌で扉を開けた。
「いらっしゃいませ、大森の城へようこそ」
「もうっ!いらっしゃいませ、じゃないでしょ?元貴はいつも突然過ぎるよ…」
涼ちゃん、急いでいたのかな。髪の毛乱れちゃってる。
息を整えている涼ちゃんの前髪にそっと触れると、涼ちゃんは顔を真っ赤にして俯いてしまった。
「ごめん、突然会いたくなっちゃってさ。とりあえず座って?今お茶淹れるから」
「…何かあったのかなって心配だったんだからね」
淹れたばかりのお茶が入ったマグカップを涼ちゃんに渡す。
涼ちゃんはそれを受け取ると、飲まずにそのままテーブルに置いた。
「…?飲まないの?お茶…」
涼ちゃんはそっと立ち上がると俺の膝の上に跨り唇を重ねてきた。
突然のキスに吃驚しながらも拒む事はせずに滑り込んでくる涼ちゃんの舌を受け容れて甘いキスを交わした。
「…元貴は、どうして俺を呼んだの?」
涼ちゃんの熱の灯った瞳が月明かりで妖しく光って見え、俺は一瞬ゴクリと息を呑んだ。
首筋にざらっとした舌の感触がして、ゾクリと背筋が粟立つ。
「…涼ちゃんに会いたくて仕方なくて。あと…エッチな事もしたかった」
素直に答えると涼ちゃんは口角を上げ笑み身体を更に密着させて耳元で甘えるようにねだってくる。
「…ふふ、嬉しい。俺もずっと元貴を感じたいって思ってた。元貴のおっきいので沢山突いてね…?」
「…何処でそんなおねだりの仕方覚えてきたの?可愛すぎるよ…もうビンビンなんだけど…」
涼ちゃんの身に着けている衣服を一枚ずつ剥いでいく。
全部脱がし終えた後で、ふと思った。
涼ちゃんの裸、久しぶりに見たけどやっぱりえろくて好きだなって。
胸の突起がやけに赤く見えたのは、きっと月明かりの所為だろう。
チュクチュクチュパレロ、と胸の突起を舐めていると徐々に主張し始める涼ちゃんの熱の塊が服越しに俺の熱の塊を刺激する。
「なんかこの体勢、やらしくない…?俺の、元貴のに当たっちゃってるし…」
「何を今更。この体勢を選んだのは涼ちゃんでしょ?」
「そうだけど!恥ずかしいものは恥ずかしいよ…」
「まぁまぁまぁ。そのうちそんなの気にならなくなるから。俺も脱ごうかな…あ!そうだ、涼ちゃんが脱がせて?」
俺が両腕を広げてバンザイをすると涼ちゃんは呆れたような蔑むような瞳で見つめた後、諦めたように俺の衣服を脱がし始めた。
カチャカチャという金属音が部屋中に響き渡る。ベルトを外すと、下着の上から俺の熱の塊に触れて来たので驚いて目を瞠った。
「ほんとにもうビンビンなんだね。ビクビク震えてる…ねぇ、舐めても良い?」
涼ちゃんがこの小っちゃなお口で俺のでかいの咥えてるの想像しただけで興奮するな…。
「……っ、涼ちゃんがしたいなら…無理はしなくていいからね?」
涼ちゃんはコクリと頷くと厚い舌を俺の勃起した熱の塊にそっと這わせてレロレロと舐め始める。
先っぽを口に含むとジュポジュポと吸い上げたり、カリの部分を甘噛みしたりと的確に攻めてくる。
このままじゃ涼ちゃんにイカされてしまう――。
そう思った俺は涼ちゃんの髪を引っ張り、無理やり顔を熱の塊から離れさせた。
「…んぅ?もとき…?気持ち良くなかった?」
「気持ち良すぎてイっちゃいそうだったから。俺、イくなら涼ちゃんの中でイキたいもん」
涼ちゃんの髪を優しく撫でると涼ちゃんは恥ずかしそうに、でもとても嬉しそうに微笑んだ。
「…ね、慣らさなくていいから…もう挿れて?」
「え、でも、」
「元貴ももう限界でしょ?少しくらい痛くても大丈夫だよ俺…」
潤んだ瞳で誘われ、俺の中の理性が音を立てて崩れていくのが解った。
「どうなっても知らないよ」
荒々しくコンドームの封を開け、素早く装着すると涼ちゃんの孔の形を確かめるように数回擦り付けてからぐぷぷと音を立て一気に腰を打ち付けていった。
「あっぁっ…!!んっぁ、あ、んぁっ…元貴、好きだよぉ…っ」
「っ、涼ちゃん…俺も好きだよ…大好き…っ!」
俺も限界が近かったため、数回突き上げた後呆気無く涼ちゃんの中に熱い白濁を放ち達してしまった。
その後すぐに涼ちゃんも俺の胸の上目掛けて熱い欲の証を放つと、俺にギュッと抱き着いてくる。
「…元貴、大好き。だからどこにも行かないで…」
「…涼ちゃんが俺から離れないって約束してくれるなら、俺はずっと涼ちゃんの隣に居るよ」
「…離れないよ。だから元貴もずっと俺を好きで居てね」
end.