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俺の名前は近藤 翔太。
黒岩 竜一とは子供の頃から仲が良く、ずっと同じ学校だ。
最近、竜一は病院で入院してるが、まだ目を覚めない。
今日は日曜日なので病院はお休みだ。
竜一のお見舞いに行くことができないので、家でゆっくり勉強することにした。
「今日ぐらいに起きるかな…」
竜一のことはとても心配だが、しっかり気持ちを切り替えて勉強に取り組んだ。
2時間ぐらい勉強しただろうか…
いきなり外から誰かが騒いでいる。
窓から覗くと同じクラスの羽賀りょうが葛藤しながらどこかへ走っていった。
「なんであんなにキレてんだ…こわっ」
あんまり不良とは関わりたくなかったのでそのまま窓を閉めた。
勉強もあるていど終わったのでひとまず休憩することにした。
すると高校の友達から電話がかかってきた。
「おーい近藤!今から遊ぼうぜ」
いきなり遊びに誘ってきたのはゲーム好きで機械をいじるのが得意な白井 拓馬
こいつはほんとにゲームが好きで、クラスの誰もこのゲームオタクに勝ったことはない。よくゲームの大会にも出場し何度か優勝しているすごいやつだ。
「またゲームか?相変わらず凄いな」
白井 拓馬の将来の夢はプロのゲーマーらしい。
何年か前に一度だけ日本一になったのでこいつの実力は本物だった。
「まあ暇だし、今から白井の家に行くぜ!」
準備して家から出た、外はとても良い天気だった。
自転車に乗り、白井の家に向かう途中、今泉 花を見かけたので、声をかけてみた。
「花 やっほ!なにしてるんだ??」
今泉 花はとても陽気で皆んなからとても好かれている。
彼女は俺に気づいて話しをしだした。
「やっほ近藤!今から買い出し行くんだよ!」
彼女はこれから今日の晩御飯の食材を買いにスーパーに行くみたいだ。
そういえば近藤も少し腹が減ってるので後でコンビニに行くことにした。
竜一のことや学校のことを少し話し、その後別れ、
白井拓馬のお家に向かった。
コンビニ行った後に白井の家に着くと、白井が凄いテンションで玄関の扉を開けてくれた。
「よーうこそー!僕のお家へ!実は近藤君に見せたいものがあるんだよ!!」
また最新のゲームでも買ったのかと思いながらも
お邪魔することにした。
するとなんと白井拓馬の部屋には、
自分で作った手動遠隔クラウド型監視カメラを3つ自分で作っていた。
「白井おまえ…天才かよ…」
ほんとに機械が好きなんだろう、ガラクタを寄せ集め、スマホで操作できる監視カメラを作ってしまった。
こいつは本当に天才だった。監視カメラ以外にも
ゲームを自分で作ったり、携帯電話などもガラクタから作ったことがある。
「この監視カメラ何に使うんだ?」
近藤が白井拓馬に質問した。
「世間の役に立つのさ!僕の技術力や発想は」
白井はこれで世間に役に立てると本気で考えているが
近藤は勝手に頑張ってくれと苦笑いした。
とりあえずいつもするゲームを夕方遅くまで2人で盛り上がった。
もう暗くなってきたので近藤は家に帰ることにした。
「お邪魔しましたー!」
ゲームのしすぎで少し疲れた近藤はボーッとしながら
夜道を自転車で帰る。
帰る途中、同じクラスの木下真里を見かけたので声をかける。
「木下さんこんな夜遅くになにしてるんだ?」
木下真里の顔を覗くと、彼女は涙を流して泣いている。
何かぶつぶつと呟いているが、まったく聞こえなかった。
彼女のことが気になり、彼女に触れようとする。
だが気がつくと彼女の姿はなかった。
「あれ…」
ゲームのしすぎでボーッとしている近藤は幻覚でも見たのかもしれない。
そのまま家に帰り、晩御飯を食べ風呂に入り、
明日の学校の準備をして、就寝することにした。