「 せ ー っ の っ !!! 」
「 「 「 はっぴー はろうぃん っ ! 」 」 」
「 「 「 お菓子くれないと 、 悪戯しちゃうぞ 〜 ! 」 」 」
子供達がわちゃわちゃとふざけ合っている .
そんな中 、 俺 … しゃーくんは黙ってばっか .
楽しくないじゃん . ハロウィン なんて .
俺 、 怖いもの苦手だし .
すると 、 子供 … あきら が俺に話しかけてきた .
「 しゃ ー 、 くん っ ! 」
「 お菓子 、 ちょーだい っ ! 」
「 お菓子ぃ ? 」
あったっけ ? と言いながらポッケを漁る俺 .
あったあった とキャンディを取り出し 、 あきらにあげる .
あきらと俺は親戚で 、 良く遊ぶ仲だ .
俺等に加えて 、 すまいる ぴやの と増えていき 、 この4人でいるのが普通になったくらい .
ならもうそろそろくるな . 2人が .
「 しゃーくん 、 さんっ ! 」
「 しゃーくん 、 」
「 「 お菓子 くれ ! / 下さい ! 」 」
ほら来た .
はいはい と言いながらさっきあきらにあげた同じようなキャンディを渡す .
「 ぅわぁ … っ !! 」
「 あ 、 りがと ! 」
笑顔で感謝を伝え 、 あきらを入れ 、 3人は駆け出した .
俺 ? 俺はもう大人だから行かないよ .
後本当に怖いもの無理だし .
ゎ ー ! って行ったら相手が ゎー!! って脅してきた時点で危ういからね .
するとあきらがこっちを向いて言った .
「 しゃーくんもいこっ ! 」
とね .
まだ幼稚園の3人には叶わない .
しょうがなく 、 苦手のお菓子巡りへ行った .
「 「 「 はっぴーはろうぃん ! 」 」 」
「 「 「 お菓子くれなきゃ悪戯するぞっ !! 」 」 」
3人は息を揃えて言い 、 俺はぺこりとお辞儀をした .
ぁ 、 言ってなかったな . 3人はそれぞれ仮装してる .
あきらは狼男 .
すまいるは黒猫 .
ぴやのは被ったのか 、 あきらと同じ狼男 .
俺 ? 俺はしてないよ .
ちょっとだけあきらに包帯巻かれたくらい .
腕だけね .
あ 、 動き出したわ . 彼奴ら .
はぁ 、 まだ巡るのか … 大変だな 、
それから数時間経ち 、 俺は疲れ果てていた .
すると3人がかけて来て 、 俺に話しかけた .
「 しゃーくん 、 だいじょぶ 、 ? 」
「 元気 、 ないですか 、 ? 」
「 休む ? 水いる ? 」
3人を見ていると 、 頭がほわほわしてきて 、 にこっと笑ってしまった .
「 え 、 どうしたの !? 」
「 頭痛いのですかね … どこか打ちました !? 」
「 家帰る ? 早く立って . 帰ろ . 」
すまいるがあたふたしている .
急に早口になり 、 家へ連れて帰ってくれる .
あれ 、 なんだろうこの安心感 .
そっか 、 大変だと思ってたこの3人とのお菓子巡り 、 楽しかったんだ .
その後 、 俺は安心してしまい 、 寝てしまっていた .
朝起きると 、 隣には3人 … あきら 、 ぴやの 、 すまいる が いた .
ソファ まで連れてきてくれたのだろう .
でも 、 頭しかソファに乗っていない .
起き上がろうとすると 、 すまいるがぎゅっと裾を摘んできた .
「 しゃー 、 くん … っ 、 」
「 まら 、 ら …… め 、 」
「 ね 、 て … っ 」
可愛らしい 顔 で 、 上目遣い で言ってきた .
はいはい と 言わんばかりに寝っ転がる俺 .
あぁ 、 ちっちゃい子供には叶わないんだな .
ぐっすり寝れる理由はこの3人といるから . ということにしておこうかな … .
end __ .
間に合ったぁぁぁぁあ !?
コメント
1件
うぉぉぉぉぉ!!やっぱshk受けはいいんすよ!葡萄多くてマジで助かります…、