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-—-初任務—–
時透邸の訪問から二日後、産屋敷から任務の話が出た。
🌸は、初任務に胸を踊らせながら”遊郭”へ向かった。
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🌸 「着いたー!ここが遊郭って場所かぁ。」
辺りには、化粧の濃い遊女達がたくさん
🌸 「ここって、何するところなんだろう…?」
トントン… (肩をたたかれる)
キャッチ 「君、売れそうだねぇ… うちの遊女になったほうがいいよ。」
🌸 「行きなり何ですか!?…ゆ、遊女?」
キャッチ 「そうそう!絶対人気でるからさー?
見るだけでもいいから!ちょっと来てよー!」
グイッ
🌸 「え、ちょ…!離してください!」
キャッチ 「いーじゃん!ほらほらこっち…」
バシッ
その時、一瞬で空気が変わったのが、🌸には分かった。
無一郎 「その手、離してくれないかな。
僕、この子と待ち合わせしてるんだよね。」
無一郎は静かにキャッチの目を睨む。
🌸 (時透さん…!)
キャッチ 「ッチ、男持ちかよ…もういいか」
サッサッ…
🌸 「時透さん!ありがとうございましたっ。」
無一郎 「…遊郭は、こういう場所だから、気を付けて。 」
ため息をつくような様子でそう言った。
🌸 「御意!」
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無一郎 「任務の内容は遊郭の警備。ここからぐるっと一周するだけ。」
🌸 「簡単s…大事な任務ですね!」
無一郎 「うん。簡単だよ。」
🌸 (聞こえていた…)
無一郎 「…ちなみに、君は遊郭ってどんな場所か分かってる?」
🌸 「…えーっと!あのー………分かりません!!」
無一郎 「そっか。じゃあいいや。」
🌸 「どうしたんですか?」
無一郎 「なんでもない。行こうか。」
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