テラーノベル
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-—-力試し—–
夜の遊郭で見回りの警備をする無一郎と🌸。
二人は華やかな遊郭から少し避けて、路地裏に入っていく…
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🌸 「この辺りは大丈夫そうですね!鬼いません!」
先程の無一郎の言葉を不思議に思いながらも、
🌸は明るく話しかける。
🌸 「そういえば、ここって”お忍び”で行く場所なんですよね?
だから鴉も着いてこれないって!」
無一郎 「そうだね。ここ、僕はあまり行かないけど…」
🌸 「そうなんですね~。私はここ、華やかで好きです!」
🌸の世間知らずさに、無一郎は驚く
無一郎 「………!」
ダン、ダン、ダン…
微かに聞こえる足音。
無一郎は、それが鬼のものだと一瞬で分かった。
無一郎 「鬼の足音、鬼の気配…すぐ近くに居る。」
🌸 「…鬼!」
ノロッ…
建物の影から現れたのは、目が1つ、手足が6本の蜘蛛鬼。
無一郎 「これは…弱い鬼だね。君に任せる。」
🌸の実力調べのつもりだろう。
無一郎は屋根の上に上がり、🌸と蜘蛛鬼を見下ろしている。
🌸 「よーっし!戦うの久しぶりだなぁ。」
蜘蛛鬼 「アァー!!」
🌸は飛び掛かってくる蜘蛛鬼をふわっと避け、背後にたつ。
🌸 「時の呼吸、壱の刻!」
まるで、時が止まるようだ。
蜘蛛鬼のまわりを八の刃が囲み、一斉に切り刻む。
気づくと、蜘蛛鬼の頸が落ちていた。
無一郎 (速い…踏み込んでから1秒にも至らずに頸を切った。 )
シュウ…
🌸 「ふぅ…消えた消えたっ。
時透さん、終わりましたー!」
無一郎 「…すごく速いね。僕より速いと思う。」
🌸 「えーっ!ありがとうございます!」
無一郎 (これなら、僕がわざわざ着かなくても大丈夫そうか。)
🌸 「さ、時透さん。続き行きましょー!」
その後は特に何もなく、無事に任務は終わったー
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無一郎 「初任務、お疲れさま。どうだった?」
🌸 「うーん、簡単d…警備は大事なんだと実感しました!」
無一郎 「そっか。確かに簡単だったね。 」
🌸 ( は、また聞かれてた!)
無一郎 「…ちょっと話があるんだけど。」
🌸 「はい!なんでしょう…?」
無一郎 「あのね………」
次回に、続く!
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