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人を好きになるなんて
思いもしなかった .
高校の入学式で初めて貴方を見た時
これは運命だと思った
絶対に逃がしちゃいけない
誰にも取られたくない
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運良くクラスが同じだった
名前も知らないあの子にどんどん惹かれていった .
席替えをして、あの子が前の席になった
これは神様が与えてくれた仲良くなるチャンスなのかもしれない.
「、 ねぇ 、 君 」
勇気を出して話しかけてみた
「ん…、?」
「だれ…?」
「ぁ、えっと、私星街すいせい.」
「君の名前教えてくれない?」
「出来たら友達にもなりたいな〜、なんて…」
「ぇ、まって、星街すいせいってあの…!?」
どの星街すいせいなんだろう.
「たしか、入学早々めちゃくちゃモテてるって噂の…」
なにそれ.
初めて知ったんだけど.
「ぁ、!みこの名前はさくらみこって言うんだ〜!」
みこ 、 か …
君にピッタリな名前だ
「ふーん、みこ、ね」
「じゃ今日からみこちって呼ぶね」
「にぇ!?」
「みこちはすいちゃんのことすいちゃんって呼んで.」
「ちょ、情報が多すぎるにぇ!!」
あは、可愛い.
「ふはは、ごめんごめん.」
「今日からみこちはみこち、すいちゃんのことは、すいちゃんって呼んでね?」
「ん、わかった!」
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「ねぇ 〜みこちぃ〜」
「…あんだお」
「まだ補習終わらないの〜?」
「しょーがねーだろ、ってなんでお前は普通に赤点回避出来てんだよ!! 」
「すいちゃん天才だからさ〜、ごめんにぇ?」
みこちの癖を真似しながら謝ると、ちょっと拗ねちゃったみたい.
「ねー、ごめんて」
貴方を見詰め乍言うと、頬を少し赤く染めながらいいよ、とぼそりという
「ふふ、ありがと.」
優しく撫でているといつの間にか寝てしまっていて、しょうがなく貴方を背負い、家へと帰る.
補習なんてサボればいいんだ.
「おーい、みこち起きろ〜」
みこちのほっぺを引っ張って起きるのを待っているといてぇ!!という声がして、
声がした方に目をやると赤くなった頬を触っているみこちがいて思わず吹き出してしまった
「あはは、なにそのあほ面!!」
「おめーのせいだろうが!!!」
怒ってる.そんなところも可愛くて、愛おしく見えてしまうのは重症なのだろうか
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なんだかんだでもう3年生になってしまった
まだ、出来てないな、告白.
3年になるまでに私は何十回、もしかしたら100回を超えているのではないかというくらい、告白された.
でも、全て断っている.
当たり前だ.好きな子がいるんだから.
私が告白される分にはいいのだが、みこちも結構モテてしまっている.
それが私は凄く気に食わない.
でも、みこちも全て断っているようだ
みこちにもいるのかな、好きな人.
いるなら、私じゃなきゃ嫌だ.
他の誰かにみこちを取られるなんて考えたくもない.
けど、選ぶのはみこちだから.
どうか、私が選ばれますように.
. 初恋
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みこめっとてぇてぇ...(昇天)