俺は今なぜか強面のイケメンに学校らしき場所で追い掛けられている
なぜそうなったのか,少し時を遡ろう
僕はいつも通り,ヒーローとして敵を倒していた
でも,アタシはそこで油断して,敵に一発喰らってしまった
思わず目を瞑ったが,痛みはこなかった
俺はソッと目を開けた
目を開けるとそこは学校の様な場所
『はぁ…?』
アタシは意味が分からずにそう溢した
「おい」
背後からそんな声が聞こえて振り向くと,強面なイケメンがいた
えっ,めっちゃイケメン!!!!!!
アタシは内心そう興奮しながらも抑え,その人に話しかけた
『あの,俺は決して怪しい者では…「美味そうな匂いがするな貴様。もしかしてニンゲンか?」はい?』
え?なに?なんか話遮られた。悲しい
てかこの人人間じゃないの?もしかして悪魔とか?(笑)
そんな訳ないか〜,と思いながら答えた
『やだなぁ,人間になってるじゃないですか〜』
アタシはそこまで言って気付いた。目の前のイケメンがどんな表情をしているのか
目の前のイケメンは涎を垂らし,恐ろしい表情をして僕を見ていた
そして本能的に察した
_______________この人は,悪魔だ
気付いたらアタシは反射的に走っていた
後ろを見ると強面のイケメンは背中から羽を生やし追い掛けている
『ッそんなんありかよ…ッ!!』
アタシは近くにあった部屋に逃げ込んだ
其処は空き部屋で,誰もいなく隠れられる様なものは少なかった
『嘘だろ……』
取り敢えずあった何も入っていない大きめの段ボールの中に入った
いや,結構キツイかも……
ギィ,と扉が開く音がしてさっきの人が入ってくる音がした
急いで息を殺した
「ここだな,ニンゲン」
悪魔は僕が入っていた段ボールを開けてアタシを見ながら言った
アタシは不甲斐なく気絶してしまい,その後の記憶はない
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