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🌌 第49章「神の核」
黒い稲妻が空を引き裂く。
雷鳴のような咆哮とともに、完全なる姿となったルシフェルが四人の英雄を睥睨する。
その存在感は圧倒的だった。
地を這う者の一撃は届かない。まるで天上からの裁きのように。
⸻
■ 英雄たちの猛攻
ゲズ:「雷閃・爆雷衝!!」
雷の奔流が轟き、ルシフェルへと放たれる。
同時に――
ウカビル:「岩穿ち・崩掌!」
ウカビルの拳が大地を砕き、破片のごとく重力を操る剛撃を叩き込む。
セレナ:「結界《ホーリーレイン》! リオン、今です!」
リオン:「聖光斬・煌破!」
聖なる光の刃がセレナの結界を突き抜け、一直線にルシフェルへと迫る。
だが――
すべての攻撃が、黒い膜のようなバリアに弾かれた。
ゲズ:「効いてない……!?」
ウカビル:「まるで、何かが……守っている?」
⸻
■ 不死の真実
ルシフェル:「ふふ……この世には、破壊できぬものも存在するのですよ」
ルシフェルの体に異変が起きる。
一瞬、胸部にかすかに輝く微細な光が見えた。
それは――核。
無数の細胞の奥深くに潜む、彼女の「不死の源」。
セレナ:「あれは……」
リオン:「細胞レベルの“核”……それがある限り、いくら体を破壊しても再生する」
ゲズの手が震える。
ゲズ:「じゃあ、どうすれば……こんな相手、倒せるわけが……」
リオン:「唯一、考えられるのは――核ごと太陽に送り、完全消滅させることだ」
一同に、凍りつくような沈黙が走る。
⸻
■ 希望の火種
ウカビル:「……だが、それが方法なら、俺たちでやるしかない」
セレナ:「この命は、そのためにある……!」
彼らの瞳には、もう迷いはなかった。
未来のために、この一瞬のすべてを賭けると決めた者たちの意志が、空をも突き抜けていく。
ゲズ:「ならやってやろうじゃないか……! その核ごと……太陽までぶっ飛ばす!」
⸻
■ 激闘は続く
ルシフェルが再び波動を放つ。
今度の波動は、地球全土を飲み込む規模――
そして、物語はついに“最終段階”へ。