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前回の続きです【長編】旧VOISING
今回も🎲でます
実際と呼び方変えてる人います
設定
長男 いるま(大学2)
次男 すち(大学1)
三男 らん(中3)【主人公】
四男 なつ(中1)
五男 こさめ(小4)
末っ子 みこと(小2)
長男 こったろ(大学2)
次男 ゆう(大学1)
三男 くに(中3)【サブ?主人公】
末っ子 こえれる(小4)
長男 悠佑(社会人)
次男 if(大学2)
三男 ないこ(高校2)
四男 いむしょう(中1)
末っ子 りうら(小4)
くにside
ないこくんの家に来て数日
らんくんが帰ろうか迷っているとわかった
本人は帰る気はないといいながらも
俺と弟を比べてるような表情や、スマホを見て悲しそうにしてる表情
誘ってしまって申し訳ないな
と思う反面、好きならなんで俺の誘いを受けたんだろという思いもあった
それに、スマホにはメールが来てるって
俺は出てくる時に連絡手段を全て切った
それぐらい本気だったから
でも、らんくんはそれをしなかった
らんくんだって思いついてたはずだ
それは、心の何処かに家を去る未練があったんじゃないかって俺は思った
俺は、
愛されてるかを確かめるため…
反省してもらうため
とかいいつつ、許すつもりは1ミリもない
優しいくになら?
もう、聞き飽きた
そんな事を考えてるが、きっと本当にここを見つけられて帰ろうと言われたら着いて行きそうなのだ
俺を見てくれるなら…と
そんな性格の自分は嫌いだ
でも、カバンに入ってる壊れたキーホルダー
それを見るたびに
こたが笑顔で渡してくれて光景を思い出す
俺もらんくんと同じ
ただ、自分のプライドみたいなもので【帰らない】と決めているだけ
未練だって俺にもある
出さないだけ
心のなかでらんくんにあんなに言っといて最低だけど…
帰らないと決めてるわけじゃないなららんくんには帰ってもらったほうが幸せなんじゃないかと思えてくる
まぁ…それは本人が決めることで
口には出さないのだけど
そう思うと俺が入院を繰り返して時のほうが幸せだったな
仕事が忙しくても、こたは来てくれて
ゆさんも心配してくれて
こえれるだって優しかった
その優しさを心地よさを知ってるからこそ
今が辛い
こたは帰ってこず、ゆさんは冷たい
こえれるは…好き勝手にしている
くに「はぁッ…」
俺が倒れたらッ優しくしてくれるのかな
俺が死んだらッ悲しんでくれるかな
もう一度…あの頃に戻りたい
ないこ「くにお、大丈夫?
顔色悪いけど、体調わるい?」
くに「ぁ、ないこくん?
いつ帰ってきてたの」
ないこ「さ、3分前?w」
思ったより細かい数字なのが面白くて
くに「そんな正確じゃなくてもw」
笑えたことで心の痛さが少し和らいだ気がした
ないこ「……」
どうしたんだろ
ないこ「らんらん、くにお
今日さ、まろが来るんだよね〜
隠れとく?まろなら言っても大丈夫ではあるけど」
くに「隠れさせてください
そんなので見つかりたくもないので」
らん「ぁ〜…そうですね
くにくんと一緒に隠れます」
ないこ「うん、わかった 」
いふさん…か
別に嫌いなわけじゃない
なんなら、好きな分類だ
前まで「いふくん」と呼ぶほど仲はよかった
ある時から距離ができて「いふさん」になったけど
いふside
今日はないこの家に行くんやけど…
くにおとらんくんがいるかだけ確認したいんよな
2人には隠すけど俺が気になるし
ピーンポーン
ないこ「はーい」
いふ「お、久しぶり」
ないこ「久しぶり!」
靴…はないか
いふ「なぁ、ないこ… 」
ないこ「どうしたの?」
いふ「…遠回しに聞いてもあれやから言うけど
くにおとらんくんおるよな?」
ないこ「ぇ…い、いないよ?」
いふ「隠さんといて…
バラさへんし、確認したいだけやから」
ないこ「…いるよ 」
いふ「よかったわ、2人が家出したって2人から連絡きてどこ行ったか行方分からんかったから安心したわ」
ないこ「2人から?」
いふ「おん、こったろといるま」
らん『ッ…』
いふ「二人はおらんの?」
ないこ「いるよ、出てきて」
らん『ぇっと、はじめまして…』
あれ、この子どっかで…
いふ「おん、はじめまして」
くに「お久しぶりです、いふさん」
いふ「久しぶり」
…久しぶりにくにおに会ったけど変わったなぁ
昔は「いふくん!」ってかまって来てたけど、今は落ち着いてる
親戚の集まりとかでも仕事で行けてなくて、しばらく見てないからやろか?
でも、前のほうが楽しそうやったな
病弱でも、楽しそうで笑顔やったのに
ないこ「まろ?」
いふ「あぁ、ごめんな 」
くに「ないこくん、俺部屋にいるね」
ないこ「ぁ、うん」
いふ「…呼ばれ方変わったん?」
ないこ「うん、まろも呼ばれ方変わってるでしょ?」
いふ「何があったんやろな」
ないこ「さぁ…」
らん『えっと、俺も部屋いますね』
いふ「おん、またな」
とりあえず今は様子見か…
こったろside
懐かしい夢をみた
(夢)
くに「こたぁポロポロ」
こったろ「大丈夫だからね〜」
くにおは、体が弱く運動もあまりできず入院を繰り返してた
「俺もみんなみたいになりたい」
それが、くにおの口癖だった
そんなくにおをなんとか元気付けようと
俺と、ゆうくんと、こえくんと、れるちで退院祝いパーティーを開いた
何度目かもわからない様子見の退院
毎回できるわけじゃないけど、少しでも元気になってくれたら…と
くに「ただいまぁ…」
元気のない声でくにおは挨拶をする
こえ「くにぉ、おめっと! 」
拙い喋りでこえくんが伝える
くに「え?」
本調子ではないくにおが意味のわからないことをいったこえくんを見つめる
ゆう「くにお、こっちだよ!」
くに「ぇ?」
こったろ「いこ」
くに「何をそんな急いで…」
れる「おめっと!」
部屋に入った瞬間クラッカーがなる
大きい音にびっくりしたのかくにおは少し顔を歪めた
が、その後すごく嬉しそうな表情をした
くに「お、れの…ため?」
こったろ「そうだよ、退院おめでとう!
これから入院回数減らせるように元気になろうね」
くに「うんッ!」
そのパーティーの後くにおは熱を出した
でも、いつものしんどさはなさそうで
くに「またやってほしい、楽しかった」
ってずっと言ってて
元気になってくれてよかったって思った
その次の日いとこが来た
ないこ「くにお〜!」
くにおを一番みてくれるないこくん
くにおも、ないこくんが好きで
くに「ないこお兄ちゃん!」
って、呼んでた
俺たちのことはお兄ちゃんとは呼ばないのにないこくんだけお兄ちゃん呼びだから初めてそう呼んだ時はゆうくんと俺で「お兄ちゃんって呼んで!」って言いまくったなぁ
いふ「こったろ、くにおは大丈夫なん?」
こったろ「うん、入院繰り返してるけど必要なものではないって
元気になってくれたらいいな」
いふ「そっか」
りうら「こえく、れうち、ないく、ほとけっち〜、雪合戦しよぉ」
ほとけ「するするー!」
初兎「え、僕は?」
ほとけ「一緒に行こ!」
ないこ「俺はやらないや 」
りうら「いこーよ!」
ないこ「でも、くにおは出来ないし」
ほとけ「くにおも、やろ?たのしぃよ」
くに「、やる!」
俺はあっち楽しそうだな〜と思ってるだけであまり会話を聞いていなかった
りうら「アニキー!外で雪遊ぶ」
悠佑「わかった〜」
いふ「そう言えばな、この前…」
ないこ「まろッ!くにおが…」
こったろ「ぇ?」
ないこくんに案内されるがまま俺は外に出た
なんで外と思いつつ出たらみんなが雪合戦をしていて…
その近くにくにおが倒れてた
こったろ「くにお!」
ないこ「ごめんなさいッ止めれなくて、くにおが大丈夫そうなら…って」
こったろ「大丈夫だよ、痙攣とか特になってないし多分熱で倒れただけだから」
ゆう「こったん、くにお大丈夫?」
こったろ「熱あがってるかも
服濡れてるから着替えさせてくれる?」
ゆう「わかった!」
その後くにおは、数日で回復した
少し怒ってしまったけど、くにおはいつもより動けたと嬉しそうだった
そこから、段々と回復していって…
くにおが大きくなるになるにつれて仕事を理由にあまり会わなくなり
活発なこえれるをゆうくんに任せた
パチッ
こったろ「…はぁ」
懐かしい夢…だったな
活発なこえれるをゆうくんに任せて…
俺は仕事に一生懸命で
くにおはほったらかしか
元気になったから大丈夫って思いすぎてたんだな
プレゼントあげたときも異常なぐらい喜んでくれてたし
そう言えば、夢で出てきたいふくんは
「そう言えばな、この前…」
あの言葉の続きはなんだったのだろう
そんな事を思いながらスマホを開く
幼い頃撮った5人で笑顔の写真が映し出される
こったろ「…」
メールを開き文字を打つ
「明日、空いてますか?
話したいことがあります」
そんな大事な部分のみを綴った文
空いてたらいいなと思いながら
スマホを閉じる
時間差で込み上げてくる罪悪感のような感情
どうしても、会って謝りたい
ごめん…
心のなかで何度も何度も呟き
こう願う
くにおが、幸せでありますように…と
そして、また会えたら許してもらえなくても心の底から謝罪をさせてくれ
と、願う
れる「こったん…部屋入ってもええ?」
こったろ「ん?いいよ〜」
れる「このくま…もらってもええかな」
少しボロボロなくまを抱えながられるちが聞いてくる
こったろ「帰ってきたら返してあげてね」
れる「うん…ありがと」
こったろ「ヨシヨシ)会えたら謝ろうね」
れる「ッポロポロ…うんッ」
ゆう「ご飯だよ〜」
こったろ「はーい、れるち行こ」
れる「コクッ)」
…俺はもう探さないから幸せにね
帰ってくる気になったら帰ってきてね
居場所は残しておくから
いや、作っておくからさ
なんて心の声が少しこぼれたのを気の所為にして…
リビングへと向かう