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前回の続きです【長編】旧VOISING今回も🎲でます
実際と呼び方変えてる人います
設定
長男 いるま(大学2)
次男 すち(大学1)
三男 らん(中3)【主人公】
四男 なつ(中1)
五男 こさめ(小4)
末っ子 みこと(小2)
長男 こったろ(大学2)
次男 ゆう(大学1)
三男 くに(中3)【サブ?主人公】
末っ子 こえれる(小4)
長男 悠佑(社会人)
次男 if(大学2)
三男 ないこ(高校2)
四男 いむしょう(中1)
末っ子 りうら(小4)
こったろside(次の日)
いふ「…で、なんや用って」
こったろ「えっと…」
いふ「あ〜あ〜、せっかく遠出しとったのにぃ」
こったろ「それはごめん!」
いふ「2人のことは知らんで?」
こったろ「うん、あのね、だいぶ前くにおが雪合戦について行って倒れた日覚えてる?」
いふ「あぁ…あの日な」
こったろ「その日俺になにか言おうとしたよね?
ないこくんが呼びに来て聞けなかったけど」
いふ「…ん?あぁ、別に大切な話じゃないで」
こったろ「それでもいい、覚えてるなら聞かせてほしい」
いふ「えぇ、あの日の1週間前ぐらいかな
ほとけがさある子供拾ってきて」
こったろ「こども?」
いふ「おん、確か…黒髪に前髪ピンクの女の…子?男の子?ちょっと覚えとらんのやけど
そんな感じの子を拾ってきたんよ」
こったろ「それで、どうしたの?」
いふ「拾ってきてしまうたもんは仕方ないやん?
とりあえず話聞いて、家出っぽいから1週間家に置いた」
こったろ「1週間後は?」
いふ「こったろの家にいかなあかんかったから、どうする?聞いたら帰ります言うたからそこで終わりや」
こったろ「なるほど」
確かに大切ではないか…
こったろ「ん?なんか言った?」
いふ「別に独り言や」
こったろ「時間取らせてごめんね
ありがとう」
いふ「なにがしたかったん?」
こったろ「聞きたかっただけだよ…
本当にごめん」
いふ「…そうか、じゃあ、またな」
こったろ「うん!」
いふside
なるほどなぁ
今思い返せば、らんくんはあの時ほとけが拾ってきた子なんか
家出2回目…か
いるまもなんで反省せえへんねん
でも、あの様子やともって1ヶ月
らんくんは多分帰るな
くにおは違うやろうけど
プルルルルルル
いふ「もしもし?」
ないこ「どうしたの?」
いふ「…らんについて、帰りたそうなら帰したりや 」
ないこ「わかってるよ」
いふ「あと、帰すなら
いつでも戻ってきてええってこと言ったって」
ないこ「当たり前じゃん!
それだけ?」
いふ「あぁ、あとな
前ほとけが拾ってきた子覚えてるか?」
ないこ「あぁ、1週間ほど預かった 」
いふ「あれ、らんやって」
ないこ「まじ?」
いふ「まじ」
ないこ「まぁ、それがわかったところでだけど
ありがとう
そろそろ切るね」
いふ「急いでどうしたん?」
ないこ「…ちょっと、くにおが危ない思考してるから 」
いふ「何があったんか教えてほしい
なんなら、そっち行く」
ないこ「愛されたい欲が強くなった?
というか、限界が来たって言うべきかな…
俺が倒れたらッ病弱に戻れば、優しくしてくれるッ?とか
死んだらッ悲しんでくれる?とか…」
いふ「ぇ」
相当やばない?
いふ「そっち行くわ!」
いるま「……」
今から電車乗っても遅くなる
いふ「ないこなんとか頑張ってや!」
いるま「ッ…」
ないこ「うん!」
いるまside
盗み聞きするつもりなんて無かった
ただ、通りかかっていふがいて
なんか話してるな〜と思ったら
【らん】って出てきて
つい、きいてしまった
電話主はわからなかったが、何処かにらんがいるって…
いふはらんの居場所を知ってるってわかった
そして、電話の最後の【ないこ】という名前
家出したいふの弟で
家を【知らない】と言っていたのに
いふは、全部知ってて誤魔化したのか
罪悪感を感じつつも走っていったいふの後をつける
帰ってきそうらしいが、らんの姿だけでも見たい
なんて、強欲になってしまっている
もう一度だけ…チャンスをくれ
ないこside
くに「ヒクッグスッポロポロ」
ないこ「くにお、ゆっくり息して
まろ来てくれるからね
それまで耐えて」
くに「死にたい、ッ…悲しんでほしいッ
倒れたらッ優しくしてくれるッ?
ねぇ…ないこお兄ちゃんッ教えてッよ…」
ないこ「ッ…」
この問いは何度目だろうか
久々に呼ばれた【ないこお兄ちゃん】という呼び方
とっても痛くて
まろが来るまで耐えれそうじゃなくて
こったんッきて
こったんがいればッいや、悪化しちゃうかな
ないこ「ッ落ち着いてッ、くにお」
らん『ないこさんも落ち着いてください!
くにくん(ギュウ』
くに「ッ…ら、くッポロポロ」
ないこ「…ッぁ、りがと」
らん『いえ…でも、これぐらいしか出来ないのでッ』
あぁ、地獄だ
くにおは愛して欲しくて危ない思考へ
らんらんは自分に情けなさを感じてしまっていて
俺は、また…『ないこ』に囚われてる
「必要ないこ」「いらないこ」
ないこ「まろッはやくポロポロ」
あそこからここまで来るのには乗り継ぎが必要で時間がかかる
早く来るわけなんかない
わかってるけど、望んでしまう
くにおを、らんらんを…俺をッ
初めて口に出したSOS
それはずっと出せなかった言葉
我慢し続けた言葉
俺ッ言えたから…
頑張ったから…はやく、はやく、はやく
一度出すとまたでてしまう
固結びされてたものが解けたように
らんらんまでも泣いてしまってて
みんなッ自分を責めてッ我慢して
何度呼んでも時間は早送りはできない
わかってるけどッ
らんらんも呼んでる ッ
俺の住む場所なんかもうどうでもいいから
3人とも…ッきて
もう、やばいのッ!
くにおはッ自傷に走ってしまってッ意識なくて
らんらんはッ泣きまくってッ、息苦しそうで、息整えないと死んじゃいそうでッ
俺はッ…なにもないッけど、しんどいッ
いや、何もなくないッ
俺ッ耐えたッ頑張ってるッSOS出せたッ
ないこ「ゴホッゴホッ、ヒクッ…」
息がうまく吸えないッ…
らんらんと同じかなッ…w
電話ッ…
ないこ「ハァハァッ」
プルルルルルル
いふ「ないこッ?大丈夫かッ?」
いふ「ないこ! 」
やばッ…目の前暗くなってきた
ぁッ、らんらんも…倒れて
死ぬのかな…ッ、なんて…w
いふside
相当やばかった
ないこが「助けて」なんて言うのは相当や
プルルルルルル
いふ「もしもし?」
いるま「は、はい…」
バッ
いふ「…」
いるま「…すみません、電話聞こえちゃって
会うつもりはないんです! 」
いふ「…ちょうどええわ、3人ともやばいやろうから会いに行こ
こったろもおんねやろ?」
こったろ「う、うん…くにおに会えるの?」
いふ「おん」
いるま「…こったろは俺がすれ違って連れてきただけですから」
いふ「わかっとるよ、ええねん
今回は逆にちょうどよかったから 」
せっかくやし言うか
いふ「俺が隠した理由は、ないこの家伝えたら教えてって言いそうやったから知らんって隠した
それはごめん」
こったろ「いえ、多分知ってるって言われたら場所教えてって言っちゃってただろうか、大丈夫」
いるま「あのさ、らんが1週間…」
いふ「あぁ…家出したらんを1週間預かってた」
いるま「ありがとうございます」
いふ「おん、そのかわりこの件終わったら話し合いな??
こったろも」
こたいる「はい…!」
ないこは一切連絡取れへんな
くにお達もヤバそうやんな
死んでないことを祈るしかないなッ
次回、最終話の予定です
最後の方文字稼ぎなので適当ですみません