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第一話 ｢前夜｣
ゴガアアアアアア
巧｢ったく…あのクソ親父…免許取った瞬間オレに配達頼むとか…巫山戯んじゃねえぜ…にしても12:00かぁ…帰ったら寝てバイト行くかあ…ふわぁ～…寝みぃ……ん？｣
ギィアアアア
啓示｢っは。飛ばしたら着いて来られねーか…まだまだだな…彼奴らも…｣
ゴガアア
啓示｢ん？なんだ後ろの車…?ウチのチームの車じゃない…ワンエイティ、シルビア…カプチーノか?…まあいい…後ろに食いつかれてもぶっちぎれば良いんだよ…!コーナーで千切って、サイドミラーとバックミラーから消してやらぁ！｣
ブアァアアアアン
キギュッ
キギュゥグゴアアアアア
啓示｢!?差が…コーナーで…縮んでいる…!?どんな車…ハチロクだと!?巫山戯るな!こっちはFDだぞ!?くそったれがああ！｣
ギィアアアア
ゴアアアアアア
巧(何だろ…前の黄色い車…誰かとバトルでも為てんのか?)
キュルルッ
ゴアアアアア
啓示｢ん？先に行った?彼奴、この先を知らねえのか？緩い左の後ぁ、キツイ右だ…此処で減速しなきゃ、谷底に真っ逆さまだ!｣
ゴアアアアア
啓示｢いわんこっちゃねえ!スピードが乗りすぎてる!減速して立て直すスペースなんかもうねえ!｣
キィイアアアアアアアアア
啓示｢…は!?…慣…性ドリフト…!?｣
啓示｢あの腹の立つほどの完璧な技術…俺は悪い夢でも見てんのか…?｣
コメント
9件
巧、真逆の相手が自分とレースしている事に気付かない（（
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