BIGBANG
ヒョンライン … 幼児化
( タプ → 記憶無 ヨンベ → 記憶無
ジヨン → 記憶無 )
マンネライン … 大人( そのまま )
タプ マネージャー → ホンギルさん
ヨンベ マネージャー → ギョンリさん
ジヨン マネージャー → テヒさん
テソン マネージャー → ジェウさん
スンリ マネージャー → テグさん
_ start
BIGBANGが着々と人気を集めて
今ではKーPOP界のキングと呼ばれている。
そんなBIGBANGでは
現在ソロ活動が増えていた。
_ seungri
今はソロ活動で忙しくて
長くヒョン達には会っていない。
けど、それでも有難いことだったから
不思議と寂しくはなかった。
スンリ 「 じゃあ、 次は ~ … 」
資料をめくった時だった。
_ プルルルル
スンリ 「 あ、 すみません … 」
電源切るの忘れてた。
やらかした。
スタッフ 「 全然大丈夫ですよ!!
急用かもしれないので出て下さい!! 」
なんて優しい人なんだ。
お言葉に甘えよう。
スンリ 「 すみません … 一旦出てきます。」
そのまま資料室を出た。
_
スンリ 「 もしもし ??
テソンヒョン、 どうしたの?? 」
テソン 「 スンリヤ ~、大変だよ、」
それは久しぶりのテソンヒョンの声だった。
どこか情なくて、でもしっかり根のある
はっきりとした声。
その声を聞くだけで
目の奥がじんわり熱くなる。
スンリ 「 どうしました??
今、 仕事中なので、 」
テソン 「 僕もだよ~、
けどね、??
突然、 タッピョンのマネージャーの、ホンギルさん
から電話がかかってきてさ~、」
スンリ 「 ホンギルさんから?? 」
珍しい。
あの人電話しても全然取らないのに。
テソン 「 うん。
なんか、 ヒョン達がおかしいって!! 」
おかしい??
そんなのいつもの事だろ
スンリ 「 そんなのいつもの事じゃないですか 」
テソン 「 そうなんだけど…、
なんか変なんだって!!
身体が小さくなって、記憶がないらしいの。」
スンリ 「 なにそれ!?
やばくないっすか!? 」
テソン 「 うん!! やばい!! 」
スンリ 「 いやいやいや、 …
それで、なんて!? 」
テソン 「 だから、今すぐ帰ってこいって!! 」
スンリ 「 無理に決まってるやろ!! 」
テソン 「 ふふ、それは僕も言ったんだけど
お前らがどうにかしろって~、
僕のマネージャーもお忙しいでさ、はは 」
スンリ 「 … と、とりあえず。
仕事終わったら連絡するので、 テソンヒョンも
仕事頑張って下さい。 」
テソン 「 うん。
スンリヤも頑張ってね~ 」
スンリ 「 はい 」
_ ブチッ
いや、やばくね??
身体小さくなって記憶ないとか、やばくね??
いや、やばいわ。
つか平然としてるテソンヒョンもやばいわ。
とりあえず、仕事終わらそう。
_
スンリ 「 … すみません。 戻りました 」
スタッフ 「 大丈夫ですよ!!
続きから始めましょうか!! 」
スンリ 「 はい 。」
頭に入んねぇよ…
_
そして仕事が終わったのは午後20時半。
テソン 「 あ、 スンリ !! 」
ロビー下で待っていてくれたテソンヒョンと
テソンヒョンのマネージャーのジェウさん。
スンリ 「 お疲れ様です。
今から事務所に?? 」
テソン 「 そうだよ~、
テグさんも忙しいのにごめんねぇ、 」
テグ 「 全然大丈夫です !!
それより、 タプさん達大丈夫ですかね 」
ジェウ 「 多分、大丈夫じゃね ?? 」
本当にこの人は呑気だな。
車に乗り込んでYG事務所へと向かう。
車内の空気はどこか信じられないような
雰囲気が漂っていた。
だって
今非現実的な事が俺らの知らない所で
起こっているなんて。
なので
俺たちはどうせヒョン達が寂しいと思って
ドッキリで俺たちを呼んでいると思ってる。
スンリ 「 やっと着きましたね 」
テソン 「 そうだね~、 」
ジェウ 「 とりあえず俺らは
荷物下ろしてから行くし。 」
テグ 「 2人は先に上に上がって下さい 」
テソン 「 ごめんね、 よろしく ~ 」
スンリ 「 ありがとうございます 」
_
YG事務所に入ると
異世界のような感覚だった。
やはり、ここはオーラがある。
何度足を踏み入れたって落ち着かないし
好奇心が高まる。
テソン 「 ねぇ、スンリヤ。」
突然、 エレベーターのボタンを押しながら
真剣な眼差しで俺を見てくるテソンヒョン。
スンリ 「 どうしました??
どこか悪いですか?? 」
頭ですよね。なんて言いたくなるほどの
間抜け顔。
テソン 「 違くて… もし、本当に。
ヒョン達が子供になっちゃってたら、
ど-する、?? 」
どうする??
どうするもなにも俺は帰りたい。
最近、仕事で忙しくて夜もあまり眠れて
いないし、クラブも行けてない。
スンリ 「 … どういう事ですか?? 」
テソン 「 嫌、だって、 マネージャーさんが
俺達を呼んだ理由ってお世話させる為じゃないのかなって、 」
_ し - ん …
スンリ 「 テソンヒョン。 帰りましょう。」
テソン 「 スンリってば薄情者!! 」
スンリ 「 だって俺達、 山ずみの仕事を終わらせた後ですよ!? なのに、ヒョン達のお世話、しかも子供になってて記憶のないヒョン達をですよ!? 」
テソン 「 そ、それはそうだけど…!! 」
スンリ 「 俺は今日早く帰ってラーメン食べて
寝るっていう用事があるんです!!
子供になった、しかも、女の子じゃない
ヒョン達をって、 嫌だぁ~!!絶対帰る!! 」
テソン 「 お、落ち着いてよ!! スンリ~、 」
スンリ 「 落ち着けるわけない
じゃないですかぁ~…!!」
じたばたとエレベーター内を暴れていると
_ チンッ♪ ×階です。
スンリ 「 あぁぁ…テソンヒョン、帰ろ~…!? 」
テソン 「 はいはい。」
俺の腕を半ば強引に引っ張って
外へと引きずり出す。
スンリ 「 そ、そういえば…テソンヒョンって
子供苦手じゃないんですか、?? 」
そういえば、と思い出した。
この人子供苦手だったんだった
テソン 「 … そ、そんな事ないよ 」
目を泳がしながら口笛をするテソンヒョン。
いや、分かりやすすぎるやろ。
てか、この人どこまでお人好しなんだ。
仕事で疲れてるはずなのにヒョン達のお世話する為にわざわざこんな夜から。
しかも、苦手な子供の相手なんて。
スンリ 「 … はぁ、分かりましたよ。
お世話すればいいんでしょ。」
諦めて腰をあげる俺に
テソンは「助かったぁ」と言わんばかりの顔を
して 微笑んでくれる。
俺も微笑み返して玄関へと向かった。
これから地獄が始まるなんて
2人は思いもしなかった。
_
テソン 「 じゃあ、入ろっか~ 」
スンリ 「 はい。」
テソン 「 でも、スンリヤは妹さんが居るし、
長男だから子供とかはど-なの?? 」
鞄から鍵を探す間に
テソンヒョンは俺に問いかけてくる。
スンリ 「 えぇ、ハンナですか??
ん-、… 子供は嫌いではないですけど
得意ではないです。
何考えてるか分からないし。」
テソン 「 それはスンリヤもだよ… 」
テソン 「 じゃあ、開けるよ 」
スンリ 「 はい。」
鍵を差し込んでドアノブへと手をかけるテソンヒョンを見て息を呑む。
これからどういう光景が2人を待っているのか
まだ2人は知らなかった。
_ ガチャッ
テソン 「 ただいま~です!! 」
スンリ 「 … こんにちは~、ってあれ、」
意外と静かだななんて、思って
足を入れる。
すると
_ ドタドタドタ
「 … だれ。」
目の前には大きな黒縁眼鏡の妙に
顔が整った身長高めの男の子。
歳は4歳くらいかな、 ??
テソン 「 あ、 えっと テソンですっ!! 」
テソンがしゃがんで
目を合わせるとその男の子はぎろりと
目を動かして目を逸らした。
「 … 誰か来た 」
そういえば…
ホンギル 「 ちょっとタプ!!
なんでお風呂から逃げるのっ!! 」
ホンギルさん。
え、いまなんつった??
スンリ 「 んぇ、これって誰ですか?? 」
ホンギル 「 あ、2人とも来てたんだ!!
助かった~、こちら君達のヒョンのタプです!! 」
挨拶感覚のように軽く言うホンギルさんに
俺達は呆れ顔だった。
テソン 「 えぇ、っ!? タッピョンなの!? 」
タプ 「 ピョン、?? 」
スンリ 「 あ~、俺はスンリです。
よろしくね、 タッピョン。」
タプ 「 … うん、 」
重たそうな本を両手で持って
テソンに差し出した。
テソン 「 ん?? 」
タプ 「 これ、読んで。 」
テソン 「 … わ、わかったけど、これ、なんか、
絵本じゃないよ? 」
タプ 「 いいの。 」
すると…
_ ドタドタドタ
「 なになに!? 誰か来たの~っ!! 」
真っ裸の茶髪の男の子。
元気そうに走り回ってこちらへと向かう。
というか。
そのこの子のこの子が、揺れてる。
テソン 「 うわぁぁ、裸っ!?、」
タプ 「 …ヨンベ。 着替えて。」
ヨンベ 「 えぇ、なんで!! 遊ぼ~よ!! ね!? 」
…
スンリ 「 ヨンベヒョン!? 」
ヨンベ 「 ヒョン?? 俺はヨンベ!! 」
テソン 「 テソンです。」
スンリ 「 スンリです 」
ヨンベ 「 2人ともなんかかっけえ~!!、✨️
ねね~、俺とも遊ぼ!? 俺は鬼ごっこがいい!! 」
テソン 「 んえぇ、また僕なの!?
スンリヤ~、助けてぇ、」
テソンヒョンのモテモテ感半端ないな。
スンリ 「 … とりあえず、入りますね。 」
ホンギル 「 ど~ぞ、」
_
リビングを入ればゴミ屋敷というほど
散らかっていた。
テソン 「 … 汚っ、」
スンリ 「 子供のいる環境とは思えないな。」
ギョンリ 「 まぁな。」
スンリ 「 うお、ギョンリさん!? 」
ギョンリ 「 来たのか。遅いぞ。」
テソン 「 えへへ、すみません… 」
ギョンリ 「 今テヒが、ジヨンをお風呂に
入れてるんだ。」
だからジヨンヒョンが居ないのか。
テソン 「 というか、本当に
子供になっちゃったんですね。」
ホンギル 「 何がどうなってるのかな。」
スンリ 「 … はぁ~、 てか。
何喧嘩してるの。」
ヨンベ 「 テソンは俺と遊ぶの!! 」
タプ 「 いや、俺と本読むから。」
このテソンヒョンの争いどうにかしてくれ。
まじで。
テソン 「 … 僕を間に挟んで喧嘩しないでよ~、うぅ。」
_ ガチャッ
ゆっくりとリビングの扉が開かれた。
「 … 」
出てきたのは頭をびっしょり濡らした
白肌のもちもちとしたほっぺ。
可愛らしい見た目の男の子。
と
ぐったり疲れた顔のテヒさん。
テヒ 「 こいつ、一言も話さねぇ。」
テソン 「 テヒさん、お疲れ様です!! 」
テヒ 「 来てたんだ。
お疲れ様、2人とも。 」
スンリ 「 お疲れ様で -す、」
ホンギル 「 やっぱり話さない?? 」
テヒ 「 うん 」
テソン 「 話さないって、誰のことですか?? 」
ギョンリ 「 ジヨンだよ。
子供になってから人見知りなのか知らないけど恥ずかしがり屋みたいで、目を合わせるどころか近づくだけで泣きそうになるんだ。 」
ホンギル 「 挙句の果てには抱っこもおんぶも頭を撫でられるのも嫌いみたいで、触ろうとすらさせてくれないんだよ 」
テヒ 「 一言も話さないくせに嫌なことは嫌な顔するんだよな。」
テソン 「 へ、へぇ~… 」
こんなに可愛い見た目で
そんな事があるとはと関心してるテソン。
そしてその横では
密かにスンリは焦っていた。
スンリ ( いや、見られすぎだよな!? )
ジヨンが瞬きもせずに微動だにもせず、
スンリを見続けているのだ。
スンリ ( なになに、怖いって、)
テソン 「 わ、ほんとだ。
目合わせないって、ねぇ、スンリ。」
スンリ 「 な、なに 」
声を潜めて耳打ちするように
近づく。
テソン 「 な、なんか、スンリの方ずっと
見てない?? 」
スンリ 「 … やっぱり?? 」
幻覚だと思いたかったがそれはもう
周りにバレるほど見られているのだ。
… なんでこんな見てくんの!?
( 続く … )
コメント
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ヒョン達のほうが幼児化だと…!!?✨️ 初めて見る…最高ですね、🫶🥺 続き楽しみすぎる、🙄
わあ、こう言うの大好きです…続きめっちゃ気になります!!楽しみにして待ってます✨✨