rbru/nmmn/誤字あるかも
ご本人様関係無し/rb『』 ru「」
心中、暗いお話
急に重くなり始めます
ただ初っ端からおっぱじめてます
夜の時間ある時に進めてるつもりなんですけど、いつまで経っても完成しませんでした。眠気には勝てなかった。
もうね、ほんとこの時期ってなんでか忙しいんですよね。辞めてほしいですね。季節くん。
⚠長いです、本当に長いです
⚠rurbに捉えかねん要素があります
⚠ruが本当に若干痛めつける要素/not DV
愛のある行動なので許してください。
ーーーー
ru side
「ん、っぅ、ふ、ぁ 」
『きもちぃ?』
「ぅ、ん、っは、ぁっ、」
『⋯んは、かわい』
なんも変わらないその日、急に思った。
「⋯は、しにた、ぃ」
『ぇ、どうしたの?なんで?』
そう言って、俺を起こしてきた。
「いゃ、幸せだなぁって」
『ぇ、ね、本当に大丈夫?』
「⋯おれらって、さ、」
「いつ死ぬか、わかんない、じゃん。」
「俺も、もう百年以上いきたよ、」
「おまえも、もう100億年以上生きてんだろ、」
『うん、』
心配そうな顔をして見つめてくる。
「別に病んでるとかそういうのじゃねぇよ」
「ただ、いま死ねたら幸せだよなって思って。」
『な⋯るほどね、 』
『じゃあ、死にに行く?』
「⋯⋯⋯⋯は?」
rbside
小柳くんの感情は俺からしてもご尤もだ。
お互い、いつ死ぬか分からない。
愛する恋人と死ねるというのでしょ。
裸で俺の跡がいっぱいに付けられた小柳くんを見つめる。
空いてる手を絡み合わせてみる。
『⋯案外、いいかもね』
「は、本当にいいのかよ、」
自分で言ったくせに俺の反応に戸惑っている。
『いいよ。小柳くんと死ねるなら良いかも』
「⋯はっ笑、本当重いねぇ」
『最初に心中したいって言った俺の重い恋人は誰かなぁ』
「俺やね」
『はははっ笑』
「⋯もうシねぇの?」
『んふ、まだシたい?』
「⋯⋯⋯⋯ぅ゙ん」
『素直〜。いいよ、いっぱいシよ 』
『どこで死のうか考えようね』
「ん」
「っ、むん、」
事後、2人でベットで密着しながら話す。
『温泉行って夜海行くとかありじゃない?』
「まぁ良いかもな」
『だよね。近くにショッピングモールある所とか探してさ、』
「うん」
『一泊二日にしようよ』
「良いよ」
『小柳くんなんかないの』
「お前と死ねるなら何でも良い」
『ぇー、嬉しいけど意見が欲しいよ』
「ぅーん、まぁ一つだけある」
『なに?』
「せっかくなら2人で過ごしたいから車で行きたい。どうせ帰らないんだから行き誰かに頼んだりしてさ」
『ぁー、いいね。そういうタクシーの専門みたいなやつあるのかな 』
「あるんじゃね?検索してみるか」
『⋯⋯⋯ぉ!それらしいのある』
「ぉ、まじか。良いやん」
『じゃあとりあえず交通手段はそれにしよ』
『いつぐらいに行くかだよね』
「⋯⋯⋯今って何時?」
『ぇーっと、夜中1時』
「じゃあもう今日予約とかいろんなもん済ませて行こうよ」
「泊まれなくなっていいから」
『そんなに急いでた?』
「⋯うーん、そういう訳ではねぇけど」
『まぁいいよ。急に寒くなったりしたら海入れないし』
「ん」
「楽しもうな、最後まで 」
『うん』
『大好き』
そういって、彼の額と唇にキスを落とした。
不思議と怯えは感じなかった。
予約諸々が終わり、今の時間は大体4時。
結局眠りにはつかず彼と準備をしていた。
もうそろそろタクシーが来るようだから2人で待つ。
『荷物持った? 』
「ぉん、」
『指輪つけた?』
「当たり前」
指輪、この前ペアリングでと買ったものだ。その時に買った俺チョイスのネックレスも彼の首についている。
何だか華奢に見えてよく似合う。
荷物は少なめで、とにかく現金を持った。
持て余すくらいには所持している。
全部あちらで調達しても問題は無いだろう。
何度も考える。
もう、この家は最後なんだな
何だか暗い方向に堕ちていってしまいそうで、咄嗟に彼を見る。
ラフな格好をしているからか首から肩が空いていて俺が大量に付けた跡がもろに見えてる。
まぁ、俺のものだしいいか。
何度も最後だと考えてしまうということは多少なりの後悔が自分の中にあるのだろう。
でも、でも、彼と死ねると言うならもう何でもいい。
『大好きだからね』
「うん、分かりきってる」
『そ 』
そんな会話をしていると、
家のチャイムが鳴る。
出てみるとタクシーの運転手さんで、
あらかじめどこに行くかは聞いてるからとのことだった。
優しそうな運転手さんだった。
何十kmも、何百kmも離れているところまで連れて行ってくれると言うのだ。
2人とも家から出て、鍵を出す。
『⋯⋯⋯⋯最後かぁ』
「やっぱり嫌になった? 」
『ううん、』
『⋯⋯⋯さよーなら』
家なんかに話しかけても返事は返ってこないが、何だか少しだけ満たされた気はした。
タクシー内に乗り込むと、普通ならついてないカーテンのようなものがついていた。
運転手さんいわくこの時間だと寝る方が多いから付けているとのことだった 。
俺らも一睡もしていないため、
カーテンを閉めさせてもらった。
運転が始まって暫くした頃。
窓の外を眺めてる小柳くんに、小さな声で話しかける。
『⋯小柳くん、あっち行ったら疲れるだろうから寝ておきな。ブランケット持ってきたから』
「⋯ん、ありがと」
そう言って、俺の肩にもたれかかってきた。
腰に手を回してみると、驚いたのかこちらを見つめてくる。
唇がギリギリ触れる。
触れるだけ、でも長いキス。
驚いた顔をして瞳孔が大きくなっている。
ついつい笑ってしまうと、ムスッとした顔になった。
頭を座席にもたれ掛からせる。
目を瞑ろうとしていると、
今度は小柳くんからキスをされた。
少しだけ舌が入ってきていたから、
俺も彼の口に舌を滑り込ませる。
運転手さんがいる以上あまり大きな声を発せないから、ほぼアイコンタクト。
相変わらずキスだけで照れる彼は最高に可愛い。
まぁ、タクシーの裏で盛ってるもんじゃないからここらで終わりにしておこう。
『おやすみ』
「⋯⋯⋯ん」
再度俺の肩に体を委ねた小柳くんを、
しばらく見つめた。
最期に見る彼の寝顔だから、
しっかり味わおう。
自分の睡眠は気にせず、彼の寝顔をずっと見ていた。
まだ暗かったのに、小柳くんの顔を見つめていたらいつの間にか日が出ていた。
ふと時計を見ると、6時になっていた。
出発してから、2時間経ったということか。
小柳くんはすぅすぅと寝息を立て、
穏やかに眠っている。
こんなに美しい顔と共に死ねるのなら、やはり悪くはない。
俺も眠気がそろそろ強くなってきた。
いくら死ぬとは言え、きちんと満喫するつもりだ。
もちろん、夜も。
俺も少し仮眠を取るか。
運転手さんに、
申し訳ないが着いても寝てたら起こしてほしいと一声かけ目を瞑った。
まぁまだ着くまで2時間はあるだろうから、30分ほど寝れたら十分だ。
正直寝顔を一生見てたかったが、
瞼は重くなる一方だった。
『⋯⋯⋯⋯⋯⋯おやすみ』
「⋯⋯⋯るべ、星導」
『⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ん”⋯、?』
「海見えてんぞ。」
『⋯⋯⋯⋯ぁれ、小柳くん、⋯⋯いつの間に起きてたの⋯⋯⋯?』
「いうて数十分前だよ。」
『やば⋯、今何時⋯⋯⋯?』
「ぇーと、8時」
ということは2時間寝ていたのか。
結構寝てたな。
「ほら、起きろ。笑 海見えてんぞ」
『ん”⋯⋯⋯』
目をこすりながら、姿勢を直す。
いつの間にか俺の左手は彼の手と絡められていた。
目をきちんと覚まし、窓の外を見る。
眩しいくらいの太陽がもう出ていて、
海に反射していた。
『わ〜⋯きれー、』
そう呟くと、彼は微笑んでいた。
運転手さんからも声が聞こえてきて、
もう数十分で着くとの事だった。
お礼を伝え、小柳くんを見つめる。
彼を見つめるほどに、自分がこの人と死ねるんだと実感する。
『ついたら何しようね』
「先イオン行ってその後宿行かね?」
『良いね。そうしよ』
荷物はそんなに持っていないため、
イオンをゆったり回れる。
ただその分宿泊に必要なものを買わなければならない為イオンに決定したのだ。
小柳くんはなぜかデートというと嫌がるが、まぁ強制的にデートということにしよう。
眠いわけではないが、彼の肩に頭を乗せる。
「どうした」
『別に?』
「⋯そ」
『ちなみにこの手は何なのかな』
「なんだろうな」
『小柳くんから繋いできたんじゃないの?』
「馬鹿。お前から握ってきたんだよ」
『え?嘘ぉ 』
「寝てる時だから意識ないだろうな」
『でもなんで離さなかったの』
「⋯うるさい、そんな事聞いてくんな」
『んふ、かわい〜』
そう言っていると、手を離そうとしてきた。
本当にこの犬はツンデレだな。
ペアリングがついている彼の手放さぬように指を絡め強く握った。
彼の頭が少しだけ俺の肩に傾いた気がした。
「お揃いのネックレスとか買う?」
『わ、めっちゃいいかも』
「まじ?じゃあ決定」
『クレープとか食べたいかも』
「お前甘いの好きだっけ?」
『ううん、あんま』
「じゃあなんでだよ」
『小柳くん美味しそうに食べるだろうなと思って』
「なんだよそれ笑」
買い物が終わり、宿についた。
とても綺麗な部屋で大満足だ。
『ふー⋯、重かった』
「だな。ゆっくりしてぇ」
『温泉とか夜ご飯まで時間あるしね。とうする?寝る?』
「ぁー、まぁそれも良いけどな」
「とりあえず荷物整えよ」
『そうしますか』
俺は部屋に入ってすぐの角辺りに座っていて、小柳くんはその対角くらいにいた。
何か荷物を共有したかったのか、
こちらに近づいて目の前に座ってくる。
『ん?どうした』
「別に⋯⋯⋯?」
そう返事をされ疑問に感じていると、
突然彼の顔が近づいてきた。
唇に柔らかい感触がある。
「⋯⋯⋯これだけ。はい、荷物整理するぞ」
そういって自分が元いた場所に戻ろうとしている。
じゃあ今度は俺が彼の方へ向かってあげようじゃないか。
目を見開いてる彼を、ゆっくり押し倒す。
片手は床につき、もう片方の手は彼の手を掴んだ。
『あれだけで終わりなの?』
「当たり前だろ」
『それじゃあなんでこれは抵抗しないのかな』
「⋯⋯⋯それは、」
顔を真っ赤にして口を濁らせている。
『良いじゃん、ね。シよ?』
「体力バケモンかつっーの⋯」
『大丈夫だよ、小柳くんも体力バケモンだから』
「はぁ?笑」
そんな軽い言い合いをしている口を、
ゆっくり塞ぐ。
舌は入れずに、触れるだけ。
何回も、小柳くんが限界と言い出すまでキスをする。
「も、ぉ゙、いいだろ、っ」
『ギブアップ?笑』
「げーむじゃ、ね、ぇんだから、」
『んふ、まぁまぁ。スる気になった?』
「さぁな」
『ちゃんと答えてくれないならシちゃうけど。いいの?』
「⋯⋯言わせんな、分かるだろ」
『ううん、分かんない』
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯シ、たいから、⋯ベッド連れてけ」
『そ、よく出来ました』
「も、ほんとお前無理、まじでむり、」
『んふ、良いじゃん?可愛かったよ?笑』
「まじでむり⋯⋯」
彼を抱きかかえながら、おでこにキスを落とす。
ベッドの上に降ろすと、目線を逸らして
顔を赤くしていた。
顎を掴んで、目を合わせる。
服から出てる跡を空いてる方の手で撫でる。
ぴくっと身体が動いて、甘擦った声が少しだけ漏れていた。
『小柳くんからキスしてよ。』
「無理」
『なんで?』
「だって⋯、」
そういって言い淀んでいる。
『ん?』
「⋯⋯⋯わぁったから、こっち来い」
相変わらず俺のこの顔には甘いようだ。
彼が一人の時が心配になるくらいにはちょろい。
まぁ、もう一生俺だけのものになるんだけど。
ruside
『大好き、めちゃくちゃ大好きなんだよ?』
俺の奥を突きながら、何度も何度も囁いてくる。
『ねぇ、分かって、好きだから』
「わかって、る!から、わ”かってる、」
まず俺と死にたいと言ったのに、嫌いなんてことそう無いだろう。
なぁ。
散々跡をつけられ愛を感じているのに身体にも示され頭にも示されては困ってしまう。
「じゅ、ぶん、分かってっ”から、いった、ん”、とまれ、っ」
『やだ、もっと』
「っ”、ぅ、ぁ”っ!ゃ、め”っ、」
さっきまでは愛が足りてないだのもっと跡をつけさせろだの可愛いことを言っていたのに、 身体は全くの別物なのか動きが激しすぎる。
どれだけ腰が強いんだ。
この見た目で、この言動で、この声でいて。
こっちの腰は砕けてるつっーのに。
「ぉ゙、ぃ、まじでっ、やば、ぃ、から、とま、っ”て、」
『なんで、気持ちよさそうにしてるじゃん』
そう言いながら俺の手を押し付けながら指を絡めてくる。
結構力が入っている。
腕を自由に動かせないくらいにだ。
「わかった、から、せめ、て、こ”の”たいせ、ぃ゙、やめっ”、」
世に言う正常位のため、俺のあられもない姿がもろに見られてる。
まぁ最期くらい自分を見せるのも良いとは後々思うだろうが、今の自分には羞恥心しか渦巻かない。
だから抵抗しようにも手は抑えられているし、足は彼の肩に乗せてるせいで
肩を蹴ろうにも、彼のものを俺のそこから出し抜きする事になってしまう。
それは結構避けたい。
『なんで?何か見られたくないの?』
『⋯あは、浮気でもしてる?』
⋯なんだって?
なんとなく、自分の頭の中の何かが切れた気がした。
ニヤニヤしながら見つめてくる彼の肩を
今度こそ蹴る。多分結構痛いくらいに強く蹴った。
だからなのか、彼はベットに倒れてしまっている。
彼の物理的な支配から解かれた俺は何でも出来る。
彼の上に馬乗りになる。
『ぃ゙た、なに⋯?』
「さっきから散々なこと言いやがって」
「た~っぷり愛貰ったから俺も返してやるよ」
「きちんと受け取れよ」
『ぇ、まって、浮気は冗談!!ね!待って!! 』
「大丈夫大丈夫。俺が浮気するか心配なんだろ。おれが浮気するはずないって分かるようにしてやるから。」
「な?」
自分でもこんな程度で動じるはずないと思っていたのに、
結構疑われていたことにショックを受けたみたいだ。
虚言癖の彼だから嘘ばっかりなのも分かるが。
「痛いだろうけど、我慢して」
俺の鋭い歯が、こんなところで役立つなんてな。
いつもは限度を守りながら跡をつけているが⋯まぁ、今日はいいだろう。
「まずは鎖骨な。 」
口を少し開いて、鎖骨を挟む。
そのまま思いっきり噛んでやる。
『ぃ゙、っ”⋯!』
血が出ている。
「痛いだろ。でもその跡、しばらく消えないから。」
「次胸な?」
彼の心臓を守る皮膚に、齧り付く。
『ぃ゙っ”⋯ぅ、ごめ、』
「謝らなくていいよ、俺が不安にさせたんだろ?」
「次、肩。」
華奢な肩に、思いっきり噛み付いてやる。
『ね゙、ほんとに、ごめんって、』
「だーから。謝んなくていいって」
そう言いながら、腕を噛む。
顔を顰めて、我慢しているようだ。
そんな彼の反応を見ながら次は喉と首筋を噛む。
彼の苦しそうな顔も愛しくなってきてしまっている。
「ほんと、こんな可愛い恋人手放さないって」
太ももを噛んで、腰を噛んで、足首を噛んで、手首を噛んで、足の甲を噛んで、すねを噛んで、太ももを噛んで、尻を噛んで、手の甲を噛んで、指を噛んで。
まぁ狂気的ではあるが、そんな事は気にしない。
首を、10回以上噛んだ頃には、彼も痛みに慣れていた。
「ん、めっちゃいい身体になったよ」
『そりゃどーも⋯⋯、』
「俺は浮気しないから。このキスマの場所の意味、全部お前に思ってることだから。」
「わかった?」
『うん、そりゃ十分にね』
「お前が痛いって思った分俺は愛してるから」
『それだったら小柳くんは俺のこと無限大に愛してくれてんのかね』
「無限大以上だよ」
『それどれくらいになるんだよ笑』
「さぁな笑」
『で、さっきから小柳くん笑ってるけど』
『十分に愛感じれたからさ、ね。お返ししてあげる』
「⋯⋯⋯ぁ」
先に温泉に入ろうということになり、
くったくたになっている状態で2人で入りに来た。
彼も疲れているだろうに、なぜか俺のことをお姫様抱っこして温泉内を歩き回った。
いつの間にか遅い時間になっており、人は居なかった。
「最期の温泉がこんなお互い傷だらけなことあるかね」
『ふはっ、ないだろうね』
「やっば、あちこち染みるんだけど」
『俺もだよ』
何だかツボにはまってしまいそうだ。
もう少しで死にに行くだなんて思えない。
「ほんと暫くは消えないからな」
『いいよ別に。死ぬんだし。』
『小柳くんの跡つきながら死ねるなんて最高だよ』
「へぇ⋯⋯⋯あっそ⋯⋯」
『その嬉しいのか引いてるのか分からない反応やめて?』
「嬉しい。嬉しいからw」
「てか上に付けすぎたかも。服着ても見えるわ」
『そ、いいよ別に 』
『やっべ、まじで痛いわ』
「俺は腰がいてぇよ」
『お互い様か』
「そーだな」
月と星が反射する綺麗な海に、二人でやって来た。
まるで彼の宇宙のような美しさ。
お揃いで買ったペアリングと、
ネックレスがどちらも月に照らされている。
『やば、つめた』
「当たり前だろ、お盆終わってんだし」
『まあね』
『小柳くんもこっち来てよ』
「はいはい」
「っ”わ、本当につめてぇ、」
『でしょ』
『小柳くんに噛まれたとこ染みるんだけど。めっちゃ痛いし』
「ぁー、足も噛んだしな 」
『もぉー』
「でも俺も重症だぞ。どっかの誰かさんのせいで腰激痛でまともに歩いてねぇんだからな」
『それは⋯まあ⋯』
『ねえ、キスしよ』
「いいけど」
『やった』
「⋯っ」
『かーわい』
『ねぇ、もっと深いところまでいこーよ』
「良いけど、俺のこと持って」
『はいはい』
『やば、腰にまで水きてる』
「まじか」
『小柳くんの尻つきそうだもん』
「そんななんか」
「もーいいよ。下ろして」
『ん』
水の中で彼と手を繋ぎながら、
向かい合わせになる。
俺から触れるだけの一瞬のキスをすると、
微笑んで深いキスを返してきた。
彼の押しに負け、どんどん背中が反っていく。
もう片方の手も絡め合わせる。
きっと、潮時だ
波が俺らのことを覆う瞬間に、
俺は水の棺に倒れた。
俺が彼の頭に手を回してたせいで、
彼も一緒に倒れた。
水中でも、口を離さぬように。
最期に、抱きしめた。
彼の少し大きな身体に。
本当は、死んでも愛してるだとか
大好きだとか
一生一緒だとか
そういう事を言って幕を閉じるんだろう
でも、良いから
最後までキスをして、ハグをして、愛し合った
充分にと言えるかは分からないけど、
良いよ
舌を絡め合うほどに、口に水が入っていく
苦しくって仕方が無い
口を一瞬離して、動かす。
あ、い、し、て、る
と
そう言って、もう一度舌を戻した。
強く抱きしめられてゆく。
愛し合って、目を閉じた。
彼はタコなのだから、まぁ故郷で死んだのとおんなじだ。
彼の故郷で死ねたのか、それはそれでいいな。
愛してるも言わず死ぬだなんて、悲しい結末ではある。
締まりの悪い、エンドロールだった。
最期に一瞬、目を見開いた。
瞳孔を、大きくしながら。
彼は、微笑んでくれた。
口を、動かしている
あ、い。し、て、る。
ほんっとうに締まりの悪い終わりだけど、
幸せな、死に方だった。
めちゃくちゃ、愛されていたなぁ
死にたかった。けど、
もっと君に愛されるのだって、悪くないとは思ってたんだよ、
言い訳は、宇宙の遠い彼方で話そう。
最期まで、美しい彼に愛された
俺も、きっと彼に⋯れ、る、まで、愛した
fin
いかがでしたでしょうか⋯!!
書くのにめちゃくちゃ時間がかかってしまった😭
ここで唐突ですが‼️
リクエスト大募集祭りをさせて頂こうかなと思います‼️
まぁ上記のように書くのに時間がかかりすぎてしまうというのと、
単純に想像力が乏しくなってきてしまっているので力をお貸しして頂けないでしょうか、という感じです。
ここで‼️我儘なのですがいくつか条件を付けさせてください‼️😭
rbru(rurb⋯シュチュによっては可能)である事
書くのが苦手な類もあるので、リクエスト内容を変更して頂くなどの可能性があること、 時間がある程度かかっても大丈夫なこと
(↑基本的にはめちゃくちゃ遅くても一ヶ月以内には出せると思いますが、計画性がないのでこの言葉は完全に信用しない方が良いです)
また、シュチュは詳しければ詳しい程
ご期待に添えるお話を作れる可能性が高いのでそこら辺はお任せいたします🙇♀️
まぁ条件とか言っていますが基本的に私が書きやすいように設定をしているだけなのでカプ名と見たい内容を教えて頂ければ大体は書けます🙆♀️
ただリクエストを頂きたいっていうのが一番なので上記の事さえお教えして頂ければ幸いです。
⋯という感じで、リクエスト待っています✨
いつも素敵なコメント等有難う御座います☘️
とっても長くなってしまいました🙇
ここまで読んで頂き有難う御座いました!
コメント
8件
心中って苦しさの方が目立ってあんまり好きじゃなかったんですけどこれはめっちゃ好きです 苦しさの中にある愛おしさがとても好
あーん大号泣です😭😭😭😭えぐしゅぎ〜〜って感じですがちで🫶🫶重い話って最高ですね🫰🫰