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明治元年(1868)11月30日
坂本龍馬は土方歳三がいる宿に向かい、無理矢理土方歳三の部屋へ行く…
そして勢い良く襖を開けられる
坂本龍馬「土方歳三!」
その言葉に振り返った土方
土方歳三「何だ、朝っぱらから、お前を入れていいとは言ってないが」
と坂本龍馬を睨みつける
坂本龍馬「………わしと戦をせぇ」
土方歳三「…は?」
坂本龍馬「薩長と戦をする前にわしとせぇ!わしと戦え!」
藤村結海「ちょ!ちょっと待って!」
と坂本龍馬と土方歳三の間に立ち
藤村結海「おりょうさんに言われたやろ!戦うなと!」と龍馬を見る
土方歳三「…まず、俺がやると思うか?」
藤村結海「…あ、ですよね!そうですね!良かったです!」
坂本龍馬「わしとやれ!」
土方歳三「やらない」
坂本龍馬「どいてじゃ!」
土方歳三「お前とやって俺に何が残る?」
坂本龍馬「え…」
その言葉に戸惑い考えるが分からない
坂本龍馬「え〜と…わしと…?」
土方歳三「俺の体力も持ってかれて、お前に負けたら俺は此処から離れなきゃならねぇんだろ?なら、俺がやる理由は無い」
と静かに冷たく怒り、睨みつける
坂本龍馬「なら、ちょっと…外へ行こう」
土方歳三「なぜだ?」
坂本龍馬「わしは…おまんと話をしたい…わしは、おまんと…一緒にいたい」
苦しそうに土方を見て泣きそうでどこか怯えてる龍馬
土方歳三「……わかった…」
その一言で龍馬は何とも言えなく小さく頷く
坂本龍馬「すまんがおまんらはここにいてくれ…」
藤村結海「分かった…」
土方歳三「ここは俺の部屋だ」
島田魁「あ…ちゃんと座敷へ連れて参ります」
そして藤村結海は座敷へ、
龍馬と土方は外へ出て宿の前で話す
土方歳三「それで…話とは?」
坂本龍馬「………なぁ…おまんは、どうやったら生きててくれる?わしらと居てくれへんのかえ?」
震えた声で土方に問う
土方歳三「俺は…新選組だ、お前らとは関係ねぇ…どう生きるか何て俺の勝手だろ?新選組の副長として…近藤勇の下に付くと決めたから…局長がいない今、俺が継ぐしかないんだよ、俺一人逃げ帰る、なんて…上方の奴らじゃねぇんだからよぉ」
2人は目も合わせずに話し続ける
坂本龍馬「おまんは確かに上方じゃない…じゃが!勇が、今のおまんを見て喜ぶと思うか?」
土方歳三「あいつが今の俺を見て喜ぶか知んねぇが、武士の為なら、あいつからしたら喜ばしいだろうよ…」
坂本龍馬「おまんは…1人じゃない、抱えなくてええぜよ」
土方歳三「俺は1人じゃない、だから俺はここにいる」
坂本龍馬「…………仲間、じゃなくて…わしを頼って欲しい…」
土方はその言葉を聞き苦しそうな顔で言葉が出ずに沈黙…
坂本龍馬「…………すまん、わしのわがままじゃ…おまんには…厳しいかのう…」
土方歳三「…………俺は…」
声が震え…言葉が出なかった…
坂本龍馬「………すまん、もう…戻るかえ」
土方歳三「悪い…」
そう言い宿へ戻る2人…
藤村結海「あ、土方さん…おかえり…あ、あのさ、今ね、島田さんが団子、作ってくれてるの…食べる?二人とも…」
土方歳三「俺はいらない」
土方は自分の部屋へ行く
坂本龍馬「わしは…少し食べてから帰ろうかのう」
引きずった笑顔を向ける龍馬…
藤村結海「まぁうち一人置いてかれても困るがねw」
坂本龍馬「そうじゃな」
団子を持って来た島田魁
島田魁「出来ました…あ、帰って来てたのですか?後で届けようと思ってたが」
坂本龍馬「あぁ…ありがとう」
島田魁「いえ、どうぞ」
藤村結海「いただきまーす」
と言い団子を頬張る
坂本龍馬「おまん…こじゃんとうまそうに食いゆうな、おまん見てると元気がもらえるぜよwわしも…諦めてはならない、諦められない、じゃが余計な事を言ってしもうたがや…」
藤村結海「ん〜?」口に含んだ団子で喋れず
藤村結海「ん”っん”ぷはぁ…すいません…団子が美味しくて…」
それを聞いた龍馬は笑い
藤村結海「笑わないでください!龍馬は土方さんに変な事言ったんやて?何言ったんですか?」
坂本龍馬「なんじゃ、その変な言葉はw」
龍馬は結海の言葉を聞き笑う
藤村結海「答えてくださいよ!じゃなきゃこの団子を龍馬の口の中に入れるぞ!」
坂本龍馬「すまん…すまんw………わしは…ただ…土方はんにおまんは1人じゃないと言ったら1人じゃないからここにいると言うとって、だからわしはわがままを言ってしもうたんじゃき、仲間じゃなくてわしを頼って欲しいと…」
藤村結海「……いや、土方さんの返しも強烈やけど、
関心してる場合じゃないか……命、かかってるもんな…」
少し黙り再び口を開く結海
藤村結海「龍馬は…何しにここに来たっけ?」
坂本龍馬「え?…土方はんを連れ戻しにじゃが」
藤村結海「土方さんをどうしたら連れ戻せると思う?」
坂本龍馬「話し合い?」
藤村結海「あのさ、綺麗事言って土方さんが傷つかないように話して誰が帰ろうと思う?」
と問う藤村結海見て坂本龍馬は下を向く
藤村結海「土方さんが傷つかないようにってなるんだったら来なきゃいいじゃん、ほっとけばいいじゃん、うちらは傷つけるじゃなくて生かして連れ戻すでしょ?」
坂本龍馬「うん…」
藤村結海「別に…龍馬が気にする理由無くない?傷つけあって連れ戻せばいい」
ちょっと間を置いて少し笑いながら
藤村結海「戦はだめだけど、傷つけあうからこそ人間関係だし、それで誰よりも深い絆があるわけ、だから大丈夫…このまま傷つけあってみればいい」
いきなり立ち上がり
藤村結海「押して引いての繰り返しじゃ! 」
と笑う藤村結海
坂本龍馬「え…」
変人を見るかのような顔で見てくる龍馬
満面の笑みで藤村結海は龍馬を見る
藤村結海「だから、昨日は押して引いたが今日は押して傷つけ傷ついた、明日もその繰り返しだ!押して引けの繰り返しね!」
坂本龍馬「うん…おまんの言う事は分かる…じゃが…いきなり立つのは驚くぜよ!」
藤村結海「ぅえ?ごめん」
マヌケな声と言葉で謝る結海
坂本龍馬「なんじゃ、その言い方はw」
と笑う龍馬を見て結海はちょっとだけホッとする