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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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あの日、突然に目黒が好きと言ってきた。

冗談でしょと言った阿部に本気だと言う。

男だよと念を押した。

関係ないと言われた。

それから、何度も好きだと言う。



阿部ー揶揄ってるの?!

目黒ー真剣に考えてる。

阿部ー頼りないけど、俺も男だよ?

目黒ー知ってる。

阿部ーじゃあ、何かの罰ゲーム?

目黒ー違う。 本当に好きなんだ。

阿部ー俺を女の子みたいに見てたの?

目黒ー違う! ちゃんと阿部亮平くんが好きなんだ。

阿部ー信じない。

目黒ー分かってもらえるまで何度でも言う。

阿部ー・・。



2年ほど前、会えば目黒は阿部に愛を伝えてきた。

阿部は相談出来る人がいなくて、どうしたらいいか困ってた。

目黒は真剣なんだ、ふざけてない。

いつまでも返事を待ってる。

そう言って、阿部を優しく見守ってきた。

目黒は愛情を押し付けたりしない。

考えてほしいと言う。

その時からラウールは目黒の側にいた。

阿部は自分じゃなくてもいいじゃないか。

そう思ってた。

だが、2人を見ると胸が苦しくて泣けてくる。

なぜ泣くか分からない。

目黒がラウールを構えば構うほど胸が痛い。



目黒ー阿部ちゃん。

阿部ー何で俺は泣くの?

目黒ーラウールのこと?

阿部ー康二や翔太といても泣きそうになる。

目黒ー俺を好きになってくれた?

阿部ーんっ・・わから・・ない。

目黒ー大好き。

阿部ーこれが好きってこと?

目黒ー違うの?

阿部ーんっ・・んっ・・。

目黒ー泣かないで、教えて?

阿部ーんっ・・好きなのかなぁ。

目黒ー大事にするから。

阿部ーんっ・・んっ・・。

目黒ー抱きしめていい?

阿部ーん。

目黒ー可愛い。

阿部ー女の子じゃない。

目黒ーでも、可愛い。

阿部ー俺が好きになってもいいの?

目黒ー好きになってくれると嬉しい。

阿部ーんっ・・んっ。



あの日を思い出しながら阿部は好きになってたんだなぁと思い出す。

でも、今はもっと阿部が目黒を好きだと思う。

だから不安にもなるし目黒のものになりたいと思う。

我儘かなぁと思ったが一度でもいいから繋がりたい。


目黒の撮影の休みの日で阿部も休みの日。

その前夜に決めた。

きっと起き上がれない。

ずっと側に付いててやりたい。

その次の日は2人とも仕事がある。

阿部の体調が戻るか心配だが、派手なアクションをするわけではない。

座っているだけだ。

阿部は少し緊張している。

目黒が優しく抱きしめて、キスをした。

2人でソファに座り、晩ご飯を食べながら話をしている。



目黒ーホントにいいの?

阿部ーん。

目黒ー辛いよ?

阿部ー大丈夫だと思う。

目黒ー亮くんに無理して欲しくないんだ。

阿部ー一度でいいから。

目黒ー分かった。 優しくするね。

阿部ーめめが気持ち良くなってくれないとダメ。

目黒ー亮くんは一度じゃ辛いだけだと思う。

阿部ーいつか気持ち良くなっていく?

目黒ー多分ね。

阿部ーめめに任せる。



阿部は涙を含んだ目で目黒を見つめている。

愛おしい。

目黒は強く抱きしめた。

こんなに自分を愛してくれる人はいない。

必ず幸せにすると心に誓った。


その日がやって来た。

日中は2人とも仕事。

阿部の方が早く帰って来た。

目黒の撮影は何時までかかるだろう?

阿部は何をすればいいかわからない。

テレビも見る気分じゃない。

食事は済ませておいた。

もうすぐ24時。

そろそろ目黒が帰ってくる。

シャワーを浴びに行く。

身体を綺麗にしておきたい。

肝心な部分も、ソープの力を借りて指を入れ綺麗にした。



目黒ーただいま。

阿部ーおかえりなさい。

目黒ー何が食べた?

阿部ーん、めめは?

目黒ー弁当が出たのと、差し入れを食べた。

阿部ーお酒飲む?

目黒ーちょっとほしい。

阿部ー用意するね。

目黒ーお風呂上がり?

阿部ーシャワー浴びた。

目黒ードキドキしてる?

阿部ーんっ、大丈夫。



目黒がシャワーを浴びに行って、阿部は後片付け。

今から阿部が泣く。

目黒はシャワーから戻ってきて阿部を抱きしめた。

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